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INTERVIEW

Overseas

YOUNG HERETICS

2010年09月号掲載

YOUNG HERETICS

Member:Kitty Hart(Vo & Piano)

Interviewer:沖 さやこ


-痛々しい表現も多いと思いましたが、それには人間の動物たちに対する扱いへのお二人の悲しい思いも込められていたのですね。ちなみに6曲目「I Know I’m A Wolf」の歌詞に出てくる兎は、7曲目「Bones Of A Rabbit」の歌詞に出てくる骨になった兎なのでしょうか?

その通り。“I Know I'm A Wolf”は私のことを歌っていて、“Bones Of A Rabbit”は私とMatt(Matthew)のことなの。

-曲作りはどんな風に行われているのですか?

居心地の良い木造の小屋の中で作るのよ。たくさん紅茶を飲んで、手作りのクッキーを食べながら曲を作っていくの。

-自分たちが本当に大好きな落ち着く空間で作っているんですね。ちなみに、影響を受けたアーティストはいらっしゃるのでしょうか。

WORLD’S END GIRLFRIENDとして活動している前田勝彦さんが大好きなの。一度メルボルンに来て演奏した時に見に行ったんだけど、言葉を失ったわ。彼は素晴らし過ぎるの。私達の音楽に大きく影響しているわ。

-日本のアーティストに影響を受けているというのは、日本人としてとても嬉しいです。来日公演の予定はないのですか?

日本に行くのは私たちの夢よ!日本が好きなのよ。いつか私達の音楽を実際に日本のみんなと共有したいわ。

-是非来日公演を開催してほしいです!それではまた話は戻りますが……歌詞の世界観と同様に壮大でミステリアスなサウンドですが、これはお二人が完全セルフ・プロデュースなさったということで。楽器は全て自分達で演奏しているのですか?

ピアノのパートはほとんど二人によるもので、ギターはMattよ。それ以外は60人にも及ぶミュージシャンが手伝ってくれたの。

-60人!? スケール感がある大作に仕上がるはずですね。

メルボルンフィル合唱団なんてすごく美しかったわ。

-YOUNG HERETICSの世界観は、プロデューサーを起用しても面白くなりそうですね。YOUNG HERETICSの音楽はジャンルを決めることが出来ない音楽だと思いますし、それこそ凄まじい化学反応が起こりそうです。

オーストラリアでは私たち、Doom Pop(破滅的ポップ)と呼ばれているのよ。何にも当てはまらなかったから、私達の為だけに作られた新しいジャンルなの。結構気に入ってるわ。実は私達の夢は、MUSEやMEW、BLOCK PARTY、INTERPOLを手掛けたRich Costeyとアルバムを作ることなの。彼は大好きなプロデューサーで、次のアルバムを一緒に作れたら素晴らしいわ。