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INTERVIEW

Overseas

EVERYONE EVERYWHERE

2010年09月号掲載

EVERYONE EVERYWHERE

Member:Brendan McHugh(Vo&Gt)

Interviewer:島根 希実


-“12分弱の作品を創り上げるために、数え切れぬ程のジャムセッションを繰り返した”というエピソードを伺ったのですが、楽曲はそんな風にメンバー間でのセッションから生まれることが多いのでしょうか?

曲は数時間で大体出来上がるんだ。その後、4、5回の練習でより良いものにしていく。書いた時点より、時間とともに曲は出来上がっていくんだ。


-フェイバリット作品、リスペクトするアーティストを教えてください。

PAVEMENT、YO LA TENGO、BUILT TO SPILL、HEY MERCEDES、THE APPLESEED、CAST、SONIC YOUTH、DINOSAUR JR、JAPANDROIDS。


-特にバンドのサウンドに影響しているアーティストは?

聞こえてくる全てのもの、上にあげたバンド、そのバンドと繋がっている他のバンド。たった一つの音やバンドから影響を受けるのは避けているんだ。


-多くの単語と比喩を用いた歌詞にはとても想像力をかき立てられました。歌詞はどのようにして書かれるのでしょうか?詩としての完成度が高いのですが、読書家ですか?

本は人並みには読んでると思う!どうやって詞を書いているか自分でよく分かんないや。1語、1行、1つのアイデアから始まって、自分の人生や人生そのものと結びつけて1曲作っていくよ。


-WEEZERの2ndアルバム『Pinkerton』は本国では1stアルバムほどの評価とセールスは得られませんでした。しかしここ日本では大ヒット。現在もフェイバリットに挙げる人も多く、大変愛されています。それは、『Pinkerton』の世界は、ディスコミュニケーションであったこと、独りよがりなロマンチシズムを持っていたからです。日本人はセンチメンタルなもの、ナイーヴなものをロマンチックだと思うのです。

そしてあなた方の音には、そういった、エモーショナルと文学的で内省的な美しさとが共存しているように思いますが…。エモくて繊細、それは意識されているのでしょうか?

どうもありがとう!意識はしていなかったけど、すごい褒め言葉だ。僕達もWEEZER、そして『Pinkerton』が大好きなんだ。あのアルバムの持つ感傷は凄まじくて、それと比べられるなんてすごくうれしいよ。本当に、ありがとう。


-本作を聴いていて、胸がキュンとしながら、同時に全身が高ぶる感覚とがありました。逆に、そうした音楽を作るあなた方が音楽にノスタルジーを感じる瞬間とはどんな時ですか。

SONIC YOUTHやMY BLOODY VALENTINEのレコードにノスタルジーを感じる。僕がまだ生まれていなかった時や音楽を聞くには幼過ぎた時に対するね。311はBrendanを子供に返らせるし、TommyはKORNでノスタルジーになるんだ。