Overseas
GENERAL FIASCO
2010年06月号掲載
Member:Enda Strathern(Gt&Vo)
Interviewer:伊藤 洋輔
-ちょっとネガティヴなイメージにも捉えがちなGENERAL FIASCOというネーミングですが、この由来を教えてください。
バンドを始めた時、たくさんの候補があって、その中に“General Music”っていう率直に言ってやる気なさそうな名前と、“The Morley Jedrajack Fiasco”っていう覚えづらけりゃ言いづらくもある名前があったんだ。“General Fiasco”は、その最悪な候補2つを組み合わせたものだよ(笑)。
-それでは、アルバムについて聞かせてください。まず、タイトルの『Buildings』に込められた意図とは?
アルバムの曲は全て、ホントに小さな問題とかフラストレーションから生まれたんだ。正面から向かい合う代わりに、それらを押し込んでしまう時の気持ちとかね。アルバムの名前には、僕らがどう自分たちのバンドを表現したいか、ライヴの場で僕たちの音楽を楽しんでもらうために、草の根レベルでどうみんなに伝えていくかってことも考えてつけた。最終的には僕たちの音楽を判断してもらうんだけど、そんなことを一つ一つ“積み上げて(=Build)”いくっていう。そうゆうことさ。
-世界観を日々のフラストレーションで描いた理由を教えてください。そしてそれは、アルバムのテーマ、コンセプトのようなものですか?
テーマとかコンセプトみたいなものはないよ。言えることといえば、僕らは、友達や恋人との関係とか、身近なことをネタに曲を書き続けきたってこと。だって、僕らに直接を与えるのはパーソナルなことだからね。些細なこととか、意味のないこと、全く重要じゃないことについての曲を書くつもりはないね。
-ダークな歌詞とは相反するように、サウンドはキャッチーで瑞々しいアップビートな基調となっていますね。このコントラストこそGENERAL FIASCOのオリジナリティであり、狙いでもありますか?
うーん、僕らは意識的にそうしてるわけじゃないよ。でも、僕ら、分かりやすくてポップセンスのある曲が好きだから、それが曲に反映されたのかもしれない。もし、たまに本当に素直になって、胸に潜めているダークな思いを書いたとしたら、テーマはハッキリするよね。THE CUREみたいなバンドがそう。アップビートな曲もあるけど、その背景はもしかしたらすごく痛ましくて、ダークなものかもしれないじゃない?
-疾走感がある「Ever So Shy」はそんなオリジナリティが集約された1曲に感じましたが、これはどのようにして生まれた曲なのでしょうか?
この曲は、酒に溺れたり、友達が酒を浴びるように飲んでるのを見た時のフラストレーションからきてるんだ。実際、曲はアルコールのことを強く批判する内容になっていて、酒飲んでどんちゃん騒ぎなんてもちろん薦めたりしない。社会的なバリアーを崩して、新たな出会いを見つけるにはお酒が必要って人もいるだろ?好意を抱いてる人に近づきたいけど、酔っぱらわないとアプローチする自信がないから飲むとかね。もしくは、何か生産的だったりクリエイティブなことをやる代わりに、どうしたら酔っぱらってベロベロになって自己満足できるかとかさ。そうゆうことに対するイライラが詰まってるのさ。
-レコーディングでのエピソードとして、3人の幸福なケミストリーを感じた瞬間はどのような場面でしたか?
友達や家族から離れて、1年の大半をバンドで過ごすと、仲間意識というか、兄弟になった気分になるよ。それは、このアルバムをレコーディングした時も全く一緒。バンド内にエゴは全くないから、レコーディングの時、お互いのパートがどう鳴っているのかとか、その構成について、すごく客観的に聞くことができる。このアルバムは、ツアーの合間に行った別々のセッションの中でレコーディングされたものだけど、その中で、僕にとって特に大きかった曲の1つが、タイトル・トラックにもなった「Buildings」。フレッシュでエキサイティングなサウンドだからね。それから、実は、この曲は僕らがこのアルバムのために書いた最後の曲だったんだ。後で聞き直した時はゾクっとしたよ。最終的には採用されなかったけど、おかしなグループ・ヴォーカルとか、ハンド・クラップもやった。毎回音楽的にピッタリ合うというわけではないけど、そういうのはやっていて普通に楽しいよね。
-素朴な疑問ですが、2ndシングル「Something Something」をアルバムに入れなかったのはなぜ?
正直に言うと、この曲はもうずーっと演奏してきてるから、僕らにはもう新鮮味やワクワク感が鳴っている感じがしなかったんだ。アルバム用に選んだ曲は、どれも最も素晴らしいと思う曲で、「Something Sometime」はそのうちの1つではなかったっていうだけのことだよ。
-最近のシーンであなたが絶対オススメするバンドを教えてください!
北アイルランドの音楽シーンに限って言えば、特におススメしたいのはAND SO I WATCH YOU FROM AFAR、LAFARO、THE GOOD FIGHT、TWO DOOR CINEMA CLUB、FIGHTING WITH WIRE、PANAMA KINGSかな。それから、もしMANCHESTER ORCHESTRAを聞いたことのない人がいたら、チェックした方がいいよ。
-今後の目標を聞かせてください。
今年のフェスティバル・シーズンは、ヨーロッパ中の、僕らも今まで出演したことのないフェスティバルでたくさんプレイする予定で、かなり忙しくなりそう。それ以外だと、今までプレイしたことのない場所に行って、より多くの人に僕たちの音楽を伝えられたらいいな。次のアルバムに向けた準備も始めているから、それにも本腰いれていければと思うよ。
-最後にクレイジーな質問を。「世界中の人を魅了し続ける不滅の1曲」、「働かなくても生きていける大金」、「あなたが想う理想の女性」、ひとつだけ手に入れることができるとしたら、どれを選ぶ?
うーん、ひとつに決められないから全部答える!「世界中の人を魅了し続ける不滅の1曲」だったらOASISの「Live Forever」みたいな1曲を手に入れたいよ。「働かなくても生きていける大金」は……仕事して、自分がやりたいことをするのに必要なお金を得たいとは思うよ。でも僕ら3人の誰も、働かなくてもいいなんて状況にはなりたくないんじゃないかな?ミュージシャンは最高の仕事だからね!
-なるほど。
最後は「あなたが想う理想の女性」だけど、理想としては、晴れた日にテキーラとライムをたくさん持って、Natalie Portmanをピクニック・デートに連れ出したいな。彼女は、付き合えるなら素敵だろうなと思う女性だよ(笑)。
-ハハハ、インタビューありがとう!
じゃないけどさ(笑)。
GENERAL FIASCOのUKでのライヴレポート▼

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