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INTERVIEW

Overseas

THE SUBWAYS

 

THE SUBWAYS

Member:Billy Lunn(Vo.G.) / Charlotte Cooper(B.Vo.)

Interviewer:杉浦 薫


-いつ頃リリースする予定ですか?

B:今年の暮れからレコーディングをする予定だから、早ければ来年の頭くらいかな。
C:そうね。早く新曲をライヴでプレイしたいから、早くリリースしたいわ。

-『All Or Nothing』は『Young For Eternity』よりも力強さの漲る作品でしたよね。このアルバムがリリースされてから既に半年以上経過していますが、今客観的にこのアルバムをご自身で聴いて、THE SUBWAYSにとってどのような意味合いを持つ作品だったと思いますか?

B:最高傑作だと思っているよ。過去最高のエネルギーを発しているし、たくさんツアーをやった上での成長も反映されているから、THE SUBWAYSのピークと言える作品だと言える思う。
C:私も最高傑作だと思うわ。でも、だからといって『Young For Eternitiy』を軽んじているわけではないのよ。『Young For Eternitiy』は18歳の等身大の自分が刻まれている、誇らしいアルバムであることに変わりはないから。

-『Young For Eternitiy』の時は18歳だったんですね。

B:そうだね。Charlotteは18歳で、俺は20歳だったんだ。

-THE SUBWAYSはこれまでに2枚の作品をリリースし、ライヴも物凄い数をこなしてきたわけですが、バンド結成時から比べて、メンバーの役割分担などに変化はありましたか?

B:メンバーの役割分担には変わりはないかな。ただ、人間的にはとても成長したと思う。互いのことを思いやれることになったし、一緒にツアーに出る機会が多い分だけ、メンバー同士親しくもなれたしね。

-長いツアー生活は時に過酷なものだと思いますが、そんなツアー生活を楽しむ為の秘訣はなんですか?

C:ツアーが出来ること自体がとてもありがたいことだと思うから、そんなに大変だと感じたことはないわよね。
B:うん。訪れた土地を見て回って、楽しむっていうのが秘訣かな。
C:多少はホームシックになったりすることもあるけれど、今はインターネットのおかげでそんなこともあまり感じなくなったしね。

-Billyはツアー生活の中でポリープを患ったそうですが、完全に回復してから、歌い方に工夫を施したり、体調管理を徹底するようにはなりましたか?

B:うん、もちろん工夫はしているよ。そのおかげで前に比べてメロディーもきちんと歌えるようになったし。とにかく喉のことを第一に考えるようになったよ。ライブ前後は絶対に飲まないし。
C:私は基本的には健康だから、そんなに特別に気を遣うことはないけど、ちゃんと栄養を取ることくらいかな。なるべく健康的なものを食べることにしているわ。あとはヨガとかウェイトトレーニングも少ししているわね。オフの日は、体調を維持する為に、少し走ったりもしているわ。

-BillyとCharlotteにとって、"ヒーロー"といえるアーティストを三つずつ教えてください。

B:まずはOASIS。「Supersonic」はギターを始めること、曲を作ること、全てのキッカケになった曲だから。僕の基盤となったアーティストだね。そしてNIRVANA。やっぱりKurt Cobainは偉大なヒーローだと思う。彼は素晴らしい曲を作ってきたし、ステージパフォーマンスもかっこいいし、何より素晴らしい詩人だから。それからQUEENS OF THE STONE AGE。彼らはとにかく好きなようにやって、自分たちの本当にやりたいことを貫いていると思うんだ。曲はもちろんだけど、姿勢的な部分にもとても影響されたよ。
C:私はそうね・・・。一番目はMUSEかな。生まれて初めて見たライヴがMUSEだったのよ。そして彼らには、3ピースであることの限界を感じないの。本当に素晴らしいライヴを見せてくれるのよね。二番目は、DEATH CAB FOR CUTIE。Nicolas Harmerはベーシストとしてとても尊敬しているわ。とても美しいベースラインなの。三番目はKylie Minogueね。私はロックをやっているけど、ポップも大好きなの。私が生まれて初めて覚えた曲はKylieの曲だし、それ以来ずっとファンよ。

-あなた達にもこのように、影響されたアーティストがいるように、THE SUBWAYSに影響を受けて音楽を始める若い子たちもたくさんいると思います。そういう子たちに対して、何かアドヴァイスはありますか?

B:それは凄く嬉しいことだよね!!!とにかく楽しむっていうことかな。そして音楽を自分の人生に取り込むこと。朝起きたら、どんな音楽を作るかをひたすら考えて、出来るだけたくさんの音楽を聴いて、たくさんのライヴを観て、本を読んだり、映画を見たり。感性を磨くということだね。そして世界情勢にも興味を持って、自分のことも良く知ろうと努力することが大事なんじゃないかな。
C:自分の周りに、信頼出来る人、自分が素直になれる人を置くことだと思う。私たちはそういう意味では恵まれてきたし、周りの応援がとても励みになったわ。