Japanese
THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2024
Writer :フジジュン
個性豊かなラインナップに、名産品が並ぶイベント・エリア、両方の充実ぶりを要チェック
"THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL"が初開催されたのが2018年。鹿児島市 桜島に総勢50組以上の人気アーティストが集結し、2日間で約3万人の動員を記録した。翌2019年には約60組に出演者を増やし、キャンプサイトを設けるなど会場の規模を拡大して、前年を超える盛り上がりと動員を記録。"九州南部最大規模の音楽フェスティバル"として、そして鹿児島県民の誇りとなるフェスとして、このまま定着していくかと思われたヘス(鹿児島弁で火山灰を"へ"と呼ぶこともあり、フェスでなくヘスという)だったが、3回目となる2020年は、新型コロナの影響で無念の開催中止となってしまった――。
その後もコロナの影響で開催できない期間が続き、このまま消滅してしまうのでは!? と危ぶまれたヘスだったが、2023年は日置市にて、"OLIVER LAND"とタッグを組んだ"OLIVER LAND × THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2023"として4年ぶりに開催。そして完全復活を遂げるべく、ついに今年は会場を始まりの地である桜島に戻して。鹿児島市 南栄リース桜島広場&グラウンド(桜島多目的広場&溶岩グラウンド)にて、"THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2024"が開催されることとなった。
鹿児島弁で"お疲れ様"、"ご苦労様"といった意味を持つ"おやっとさぁ"という温かい言葉。ヘスの火を絶やさぬよう、再び開催できる日を夢見て、出口の見えない暗闇の中も諦めることなく前を向き歩み続けた主催 GSH実行委員会の方々、そしてそれを支えた地元の方々や、桜島でのヘス開催を心待ちにしていた方々に、まずは"おやっとさぁ"と心から伝えたい。
そんな僕も2018年、2019年と2年連続で参戦して、ヘスの魅力にすっかり取り憑かれてしまったヘスファンの1人。初年度にヘスを訪れてまず驚かされたのが、そのロケーションの素晴らしさだった。日本に音楽フェスは数多くあれど、フェリーに乗って会場に向かうものはそうないだろう。鹿児島中央駅から市電で鹿児島港に向かい、桜島フェリーで約15分。この小旅行感だけでも、他にないワクワク感を味わうことができるのだが、フェリーの甲板で心地よい風に吹かれるなか、巨大な桜島が迫ってくる高揚感はハンパない!!
雄大な自然に囲まれた会場に到着すると、ライヴ・エリアとなる広いグラウンドでは、神々しくそびえ立つ桜島の麓に設置された巨大ステージがお出迎え。"あ~、俺はヘスに来たんだ"と実感しながら、ここから始まる素晴らしい一日を想像して、胸いっぱいにおいしい空気を吸い込んだときの開放感と爽快感を、ヘス未体験の人にはぜひ体感してほしい!
そして何より、ヘスの最大の魅力は、個性豊かなラインナップの充実ぶり! ヘスの発起人であるタブゾンビ(Tp)が所属するSOIL&"PIMP"SESSIONSを中心とした、ジャンルの枠を越えた豪華出演者が桜島に一挙集結する! 初回から出演している鹿児島出身の雨のパレードや、神はサイコロを振らない、ペトロールズ、ポルカドットスティングレイといったライヴ最強バンドたち。Chevon、日食なつこ、のん、PEDROと個性的なアーティストに、打首獄門同好会、ヤバイTシャツ屋さん、indigo la Endと常勝無敗の音楽フェス常連バンド。そしてDa-iCEやC&Kといった問答無用でオーディエンスを爆アゲする人気者たちと、全方位の音楽ファンに向けたラインナップはヘスならでは。
加えて、これまで様々なアーティストとコラボし、その確かな音楽性でミュージシャンから絶大な信頼を得るSOIL&"PIMP"SESSIONSだからこそ実現できる豪華客演もヘスの見どころ。今年も清春、長岡亮介、三浦大知、imaseとジャンル不問のすごすぎるアーティストが集い、SOIL&"PIMP"SESSIONSと共演するステージは、決して他では観ることのできない貴重な機会だ。
雄大な桜島を背景に、大自然に囲まれた野外ステージにテンションが上がるのは、オーディエンスだけでなく出演者たちも同様。開放感溢れる会場で見せる、生命力に満ちたアーティストたちのアグレッシヴなパフォーマンスがホール会場やライヴハウスとは異なる魅力を引き出し、大好きなアーティストの普段とは違った一面が見えるのも楽しみの一つ。さらにお目当てのアーティスト以外にも、新しい音楽の楽しさや価値観にもきっと出会えるはず。
また、僕のような県外から来る人には、ヘスのイベント・エリアの充実ぶりもオススメ。どんなブースが設けられているのか? どんな出店があるのか? 今年はまだ発表されていないが、鹿児島の人たちに愛され、地元の企業や飲食店がガッツリ支援する地元密着型のヘスなので、鹿児島の名物や名産品がイベント・エリアにずらりと並ぶことは間違いないはず。僕が訪れた際は焼酎の飲み比べブースがあって、あまりの楽しさとおいしさに、日が暮れる前にほろ酔い状態になっていたのもいい思い出だ。
GSH実行委員会の皆さんやヘス関係者のみならず、地元の人たち、そしてヘスの魅力を知る人たちが長く強く待ち望み、ついに実現した聖地 桜島での開催。すでにヘスに参加したことのある人は、あの感動や興奮を思い返して心待ちにしてほしいし、初めて訪れる人は、この文章から桜島の素晴らしい風景やそこで繰り広げられるアーティストたちの熱演を想像して、思いっきりハードルを上げて期待してほしい。桜島で実際に体感する"THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL"はその数倍素晴らしいし、楽しいから!
EVENT INFORMATION
"THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2024"

10月26日(土)、27日(日)
鹿児島市 南栄リース桜島広場&グラウンド(桜島多目的広場&溶岩グラウンド)
開場 10:00 / 開演 11:30
出演者はこちら
[チケット]
2日通し券 一般 ¥18,700 / 中高生 ¥14,300(税込)
各日入場券 一般 ¥9,900 / 中高生 ¥7,700(税込)
各日駐車券 ¥4,400(税込)
※保護者同伴につき小学生以下は入場無料です。
※「中高生2日通し券」「中高生各日入場券」をお持ちのお客様は、
学生証を提示していただく場合がございます。
■一般発売中
ローチケ
チケットぴあ
イープラス
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
SIRUP
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
松永天馬(アーバンギャルド)
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
終活クラブ
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
僕には通じない
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
終活クラブ
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
RELEASE INFO
- 2025.07.18
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号