Japanese
404 NOT FOUND
Writer 宮﨑 大樹
アイドルという存在は、この数年で本当に多様になった。一般的にイメージされるキラキラしたアイドルはもちろん、様々なコンセプトを掲げて差別化するアイドルもいれば、ダンス・ミュージックや、ロック・サウンドなど、その道の専門家が唸るような音楽性に特化したグループもいる。もしかしたら、アイドルで行う表現の幅が広がったことで、よりアーティスト性が高まっているという見方もできるのかもしれない。
そしてコロナ禍のご時勢にあっても、新たなアイドルは生まれている。むしろ、こんな時代だからこそ、人に夢や希望を与えるアイドルという存在が必要とされるのかもしれないし、夢を抱いてアイドルを目指す人もいるのではないだろうか。
そんななかで、新たに夢を叶えるべく生まれたユニットのひとつが、404 NOT FOUND(読み:フォーオーフォー ノットファウンド)だ。404 NOT FOUNDは、新レーベル busibusy traxxの候補生ユニットとして2020年3月に始動し、現在在籍している候補生は、キナリ アトム、メイリン・ウォンチュー、アイトユウキ・ディズ・ウーの3名。現在はメンバー3人で活動中だが、日々の活動の中で随時新メンバーが追加されていくことになっている。あくまで"候補生"ユニットということで、404 NOT FOUNDでの活動を経て、新グループの結成、本格始動を見据えて活動をしている最中だ。404 NOT FOUNDが届けるのは、バンド・サウンドをベースにした力強い曲に、キャッチーでエモーショナルな歌声を乗せた音楽。あえてカテゴライズするならば、奇をてらうことはしない"正統派"のロック・アイドルと言えるかもしれない。それはつまり、少数のファンを掴んで細く長く活動していこうというのではなく、数多くの人へ音楽を届け、誰もが知るような大舞台に立つことを本気で目指していこうとする姿勢の表れにも受け取れる。先述の通り404 NOT FOUNDは候補生ユニットではあるのだが、曲のクオリティは十分にしっかりしているし、ブラックとパープルのツートンカラーで統一された衣装もカッコ良くて、正直言って候補生ユニットとしておくには少しもったいない気もしてしまうほど。果たして404 NOT FOUNDでの活動を経て結成されるbusibusy traxxの新グループが、どんなアイドルになるのか。これは非常に楽しみだ。
そんなbusibusy traxxのオーディションは、随時募集を行っている。募集内容を見てみると"本当のアーティスト"になれるグループを目指す、と記されていることが印象的だった。では、その"本当のアーティスト"とはなんだろうか? あくまで筆者の想像ではあるけれど、busibusy traxxの目指す"本当のアーティスト"像は、404 NOT FOUNDというユニットにしっかりと投影されているような気がしてならない。カッコいい音楽を全力で表現して届けていくことで、観る者、聴く者の心を震わせ、人生を豊かにする。busibusy traxxは、それを本気で実現していこうとしていて、そのための道を一緒に歩んでいけるメンバーを求めているのではないだろうか。この"本当の"という言葉と404 NOT FOUNDの音楽から、busibusy traxxスタッフのグループへの本気を感じた。
もしこの記事を読んでいる人に、アイドルという活動を通して、アーティストとして夢を叶えたいという強い想いを持っている方がいたら、応募を検討してみてはいかがだろうか。
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