Overseas
Happy Collaboration!! vol.2
2011年11月号掲載
Writer 伊藤 洋輔
METALLICA×Lou Reed―誰もが予想しなかったこの強力コラボに胸躍るファンは多いだろう。コラボレーションとは一口に“お祭り企画”とは言うが、ビジネスが介するとそこにはさまざまな弊害が生じるもの。ましてシーンの最前線に構える重鎮同士のタッグの実現ともなれば、それはまさに奇跡の邂逅である。今月のMONTHLY FEATUREは表紙でもピック・アップされたこの2大モンスターのコラボを祝して、また邦楽ロック・シーンのコラボ事情を特集した9月号から引き続き、第2弾として2011年の洋楽コラボレーションを巡ってみよう。所々微妙に脱線しますが、悪しからず。
さて、SUPERHEAVYに引けを取らないスーパー・コラボ・バンドがロック界にもう1組いましたね。RADIOHEADのフロントマンThom Yorke×レッチリのFlea×RADIOHEAD 第6のメンバーと謳われるNigel Godrich ×Mauro Refosco×Joey WaronkerからなるATOMS FOR PEACEです。昨年はまさかのFUJI ROCK FESTIVAL出演で話題となりましたが、先日いよいよアルバム完成間近か!? なんてビッグ・ニュースも飛び込み、ますます目が離せない状態です。こちらも強烈なメンバーですが、とりわけThomは今も昔もあらゆるシーンに引っ張りだこの人気者コラボレーターと言えるでしょう。過去にはSPARKLEHORSEやU.N.K.L.E.などとのコラボがありましたが、最近では新作のリミックス集『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』でも名を連ねていたドイツのテクノ&ダブステップDJデュオ、MODESELEKTORの新作に2曲参加しています。Thomに限らずRADIOHEADのメンバーそれぞれのコラボ・ヒストリーを紐解けばこのページが埋まってしまうほど多岐に渡るものですが、やはりバンドの核となる彼の偉才はどのような相手だろうと際立つ独自のオーラを醸し出します。代表作を考えると非常に悩みますが、個人的にはトラウマ含めアイスランドを代表する歌姫Björkとコラボった「I've Seen It All」を挙げましょう。いまだに貨物列車の音を聞くと脳裏に浮かぶあのシーン、なんで初デートであの映画を選んでしまったんだろう……おっと失礼! 衝撃的な内容の映画 “ダンサー・イン・ザ・ダーク”の主題歌として、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞の歌曲部門でノミネートされるなど高い評価を受けた楽曲ですが、ふたりの強烈な個性がぶつかり見事に調和した素晴らしいものです。 そんな歌姫Björkと言えば、驚きのコラボ・ニュースが飛び込んできました。なんとUSインディ・シーンを象徴するサイケ・ポップ・バンドDIRTY PROJECTORSとのコラボ・アルバムがついにフィジカル・リリース! Björkは以前から彼らのファンを公言しており、09年5月にNYで行なわれたチャリティ・コンサートの共演をきっかけとし、昨年6月にはダウンロード限定でリリースされたこのコラボ・アルバムですが、完全生産限定盤で初CD化です。今号のCDレビューでもピック・アップされているのでそちらもチェックしてもらいたいですが、天真爛漫なBjörkがDIRTY PROJECTORSのメロディに跳ねる、そしてあのコーラス・ワークに絡まる妙味とは、考えただけでゾクゾクしますね!まさに夢のコラボでしょう。
さて、SUPERHEAVYに引けを取らないスーパー・コラボ・バンドがロック界にもう1組いましたね。RADIOHEADのフロントマンThom Yorke×レッチリのFlea×RADIOHEAD 第6のメンバーと謳われるNigel Godrich ×Mauro Refosco×Joey WaronkerからなるATOMS FOR PEACEです。昨年はまさかのFUJI ROCK FESTIVAL出演で話題となりましたが、先日いよいよアルバム完成間近か!? なんてビッグ・ニュースも飛び込み、ますます目が離せない状態です。こちらも強烈なメンバーですが、とりわけThomは今も昔もあらゆるシーンに引っ張りだこの人気者コラボレーターと言えるでしょう。過去にはSPARKLEHORSEやU.N.K.L.E.などとのコラボがありましたが、最近では新作のリミックス集『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』でも名を連ねていたドイツのテクノ&ダブステップDJデュオ、MODESELEKTORの新作に2曲参加しています。Thomに限らずRADIOHEADのメンバーそれぞれのコラボ・ヒストリーを紐解けばこのページが埋まってしまうほど多岐に渡るものですが、やはりバンドの核となる彼の偉才はどのような相手だろうと際立つ独自のオーラを醸し出します。代表作を考えると非常に悩みますが、個人的にはトラウマ含めアイスランドを代表する歌姫Björkとコラボった「I've Seen It All」を挙げましょう。いまだに貨物列車の音を聞くと脳裏に浮かぶあのシーン、なんで初デートであの映画を選んでしまったんだろう……おっと失礼! 衝撃的な内容の映画 “ダンサー・イン・ザ・ダーク”の主題歌として、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞の歌曲部門でノミネートされるなど高い評価を受けた楽曲ですが、ふたりの強烈な個性がぶつかり見事に調和した素晴らしいものです。 そんな歌姫Björkと言えば、驚きのコラボ・ニュースが飛び込んできました。なんとUSインディ・シーンを象徴するサイケ・ポップ・バンドDIRTY PROJECTORSとのコラボ・アルバムがついにフィジカル・リリース! Björkは以前から彼らのファンを公言しており、09年5月にNYで行なわれたチャリティ・コンサートの共演をきっかけとし、昨年6月にはダウンロード限定でリリースされたこのコラボ・アルバムですが、完全生産限定盤で初CD化です。今号のCDレビューでもピック・アップされているのでそちらもチェックしてもらいたいですが、天真爛漫なBjörkがDIRTY PROJECTORSのメロディに跳ねる、そしてあのコーラス・ワークに絡まる妙味とは、考えただけでゾクゾクしますね!まさに夢のコラボでしょう。
USインディ繋がりでもうひとつ気になるコラボ・ニュースが。今年のベスト・アルバム・ランキング上位を賑わすであろう新作をリリースしたSSW、BON IVERがポスト・ダブステップ孤高の天才児であり、こちらも今年話題のデビュー・アルバムをリリースしたJames Blakeとのコラボ楽曲「Fall Creek Boys Choir」を唐突に発表したことです。今年のSXSWで初対面した両者は “一緒に曲を作ってみよう!”と意気投合し、メールのやり取りでこの楽曲を制作。同曲がアップされたYouTubeには“Enough Thunder - Oct 2011”なる意味深なメッセージもあり、もしかしたらこのテキストを読んでいる時はさらなる新曲も発表されているかもしれませんね。2011年の顔役ともなった2人のコラボは今後どのような形を見せるのか、アルバムを期待しましょう。
では最後に一足早いサンタクロースのプレゼント? な話題で締め括ろう。ASHのTim Wheelerと新世代UKフォークのEMMY THE GREATのコラボでクリスマス・アルバムがリリースされます。このふたり、今年7月に代官山UNITで行われたEmmyのライヴで共演し、素晴らしいパフォーマンスを披露していましたが、なんと現在ラヴラヴ交際中だとか! おめでとうございます~(死んだ目で棒読み)と、ちょっと嫉妬しちゃいますが、カップルならではの愛に溢れたコラボ・アルバムなんてのもいいですね。さて、あれこれ巡ったコラボ特集はいかがでしたか?コラボならではのケミストリーはアーティストの新たな一面を拡げ、ファンを楽しませてくれます。ここ日本では洋楽シーンの苦境が叫ばれる昨今ですが、こういった企画から新たな魅力が伝わり再び盛り上がって欲しいものです。それでは、Thank You For Reading It!
- 1
LIVE INFO
- 2025.05.15
-
a flood of circle
THE YELLOW MONKEY
SPARK!!SOUND!!SHOW!! / the dadadadys
女王蜂
No Buses
星野源
WANIMA
山内総一郎×斎藤宏介
CENT
オレンジスパイニクラブ
Homecomings × Cody・Lee(李)
mol-74
トゲナシトゲアリ × She is Legend
LiSA
- 2025.05.16
-
Hump Back
ORCALAND
ヒトリエ
Mr.ふぉるて
Creepy Nuts
fox capture plan
a flood of circle
ReN
四星球
ayutthaya
No Buses
The Ravens
People In The Box
flumpool
ヤングスキニー
星野源
[Alexandros]
VOI SQUARE CAT
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
INF
never young beach
- 2025.05.17
-
フラワーカンパニーズ ※振替公演
THE BAWDIES
"CIRCLE '25"
女王蜂
sumika
渡會将士
アーバンギャルド
ネクライトーキー
ExWHYZ
斉藤和義
Bimi
Creepy Nuts
四星球
いきものがかり / Omoinotake / Saucy Dog / アイナ・ジ・エンド ほか
DIALOGUE+
GLIM SPANKY / 水曜日のカンパネラ / 岡崎体育 / Laura day romance ほか
コレサワ
flumpool
Official髭男dism
THE BACK HORN
People In The Box
GANG PARADE
WtB
BRADIO
"ACO CHiLL CAMP 2025"
indigo la End
[Alexandros]
ポップしなないで
小林私 / 色々な十字架 / 叶芽フウカ(O.A.)
INORAN
ずっと真夜中でいいのに。
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
インナージャーニー / 地元学生バンド ほか
- 2025.05.18
-
渡會将士
androp
"CIRCLE '25"
アーバンギャルド
sumika
ねぐせ。
ヒトリエ
THE BAWDIES
斉藤和義
ReN
a flood of circle
ASP
22/7
OKAMOTO'S / Lucky Kilimanjaro / サニーデイ・サービス ほか
ポップしなないで
WANIMA
"COMING KOBE25"
Official髭男dism
DIALOGUE+
The Ravens
Mr.ふぉるて
おいしくるメロンパン
ExWHYZ
コレサワ
BRADIO
"ACO CHiLL CAMP 2025"
私立恵比寿中学
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
SPECIAL OTHERS
INORAN
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
ずっと真夜中でいいのに。
- 2025.05.19
-
点染テンセイ少女。
- 2025.05.21
-
VOI SQUARE CAT
斉藤和義
Saucy Dog
打⾸獄門同好会 / くるり / ストレイテナー ほか
あいみょん
Hakubi
yummy'g
渡會将士
ADAM at
緑黄色社会
- 2025.05.22
-
ORCALAND
Saucy Dog
ReN
片平里菜
w.o.d. ※振替公演
あいみょん
ねぐせ。
オレンジスパイニクラブ
清 竜人25
DYGL
Maki
フリージアン
チリヌルヲワカ
Base Ball Bear
otsumami feat.mikan
ayutthaya
I Don't Like Mondays.
- 2025.05.23
-
ORCALAND
[Alexandros]
Mr.ふぉるて
indigo la End
a flood of circle
THE BAWDIES
DYGL
w.o.d. ※振替公演
ADAM at
Plastic Tree
浅井健一
ゴキゲン帝国
TOMOO
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
Hakubi
レイラ
LEGO BIG MORL
- 2025.05.24
-
ReN
Mr.ふぉるて
indigo la End
[Alexandros]
GANG PARADE
ヤングスキニー
緑黄色社会
ASP
サカナクション
おいしくるメロンパン
ヤバイTシャツ屋さん / UNISON SQUARE GARDEN / ストレイテナー ほか
コレサワ
THE BACK HORN
片平里菜
ポップしなないで
People In The Box
星野源
Novelbright
Baggy My Life × Comme des familia
mol-74
ネクライトーキー
LACCO TOWER
Plastic Tree
WANIMA
ADAM at
アルコサイト
"ながおか 米百俵フェス 2025"
sumika
浅井健一
SHE'S / SCANDAL / wacci ほか
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
SUPER BEAVER
"Shimokitazawa SOUND CRUISING 2025"
DeNeel
the telephones
The Ravens
FUNKIST
HY
the shes gone
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
LEGO BIG MORL
ビレッジマンズストア
- 2025.05.25
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
ReN
コレサワ
flumpool
a flood of circle
ヤングスキニー
緑黄色社会
GANG PARADE
ASP
サカナクション
THE BAWDIES
10-FEET / The BONEZ / バックドロップシンデレラ ほか
ACIDMAN
片平里菜
星野源
Baggy My Life × Comme des familia
秋山黄色 / This is LAST / Chilli Beans. / reGretGirl ほか
ネクライトーキー
"ながおか 米百俵フェス 2025"
sumika
浅井健一
GLIM SPANKY / 阿部真央 / 和田 唱(TRICERATOPS)ほか
GOOD BYE APRIL × Nolzy × First Love is Never Returned
Mirror,Mirror
HY
the shes gone
"GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary"
Cody・Lee(李)
- 2025.05.26
-
清 竜人25
水中スピカ
Poppin'Party
RELEASE INFO
- 2025.05.15
- 2025.05.16
- 2025.05.17
- 2025.05.18
- 2025.05.19
- 2025.05.21
- 2025.05.23
- 2025.05.28
- 2025.05.30
- 2025.06.01
- 2025.06.04
- 2025.06.06
- 2025.06.11
- 2025.06.13
- 2025.06.18
- 2025.06.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
トゲナシトゲアリ
Skream! 2025年05月号