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DISC REVIEW

Overseas

Tinsel & Lights

90年代オルタナティヴ・ポップ・シーンを中心に活躍したEVERYTHING BUT THE GIRLのフロントマンTRACEY THORNの2年ぶりとなるフル・アルバム。今作は本人が制作を切望していたというクリスマスの名曲をカヴァーしたコンセプト・アルバムとなっており、その優しくも甘い歌声を存分に楽しめる内容に仕上がっている。加えて待望のオリジナル曲「Tincel&Lights」「Joy」も収録。またクラシックなナンバーだけではなくTHE WHITE STRIPESなどのロック・アーティストをセレクトするところにも心憎いセンスを感じさせる。クリスマスという神聖なテーマと、彼の癒しともいえる魅力と世界観が見事に合わさった至高の一作。(平野 スミオ)