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DISC REVIEW

Overseas

The Midsummer Station

OWL CITY

『The Midsummer Station』

Release Date : 2012-08-22
Label : ユニバーサル インターナショナル

Adam Youngのソロ・プロジェクトOWL CITYの、通算3作目となるオリジナル・アルバム。過去作は全てAdamが手掛けてきたが、今作は積極的に共作者や外部のプロデューサーを起用している。自分を守るために音楽を作り、1人で慎重に楽曲の世界を構築してきた彼にとってこれは大きなチャレンジだっただろう。彼は様々な人々と制作する上で"聴き手の心を動かすための芸術作品として曲を大切にすることを学んだ"という。煌びやかで叙情的なポップなシンセ・サウンドはそのままに、堂々としたリズムとダンス・ビートが躍動。ドリーミーな世界から飛び出した音は更に外向的になり、手と手を取り合うような多幸感と包容力を生み出した。大胆で甘酸っぱい、まさにミッドサマーな1枚だ。(沖 さやこ)


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The Midsummer Station

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All Things Bright And Beautiful

シングル「Fireflies」が全世界で1200万枚(!)売り上げるなど破格の成功を果たしたOWL CITYだが、そんな環境の激変で彼の姿勢が変化することはなかった。というより、彼の音楽の魅力はさらに磨きをかけている。この2ndアルバムを一言で言うなら、美しい。「Alligator Sky」ではShawn Chrystopherのラップをフィーチャーするなどアッパーなリズム感を演出しながら、作品全体で強い印象を残すのはやはり美しいサウンド・レイヤー。メロディ、ダンサブルなリズム、それを包むきめ細やかな音の粒......。全ての要素の重なりは、本当に優しい感触で心に染みる。All Things Bright And Beautiful――全ては輝き、美しい。必ずしも幸せばかりではないものがあふれるこの世界が輝き、美しくあるように......。アルバム・タイトルとこの楽曲たちは、OWL CITYの平和への願いかもしれない。(道明 利友)