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DISC REVIEW

Overseas

Sing Along To Song You Don’t Know

母国アイスランドのみならず世界中で人気を博すドリーミー・ポップ・バンド「MUM」から素敵なアルバムが届けられた。今作で5枚目とは思えないほど伸びやかで開放感があり、喜びに溢れている。1stアルバム『Yesterday Was Dramatic Today is OK』のリリース時は世界的にハンド・メイドなエレクトロニカが注目されていた時期でもあり、当時は僕も夢中になった一人だった。ただその後はロックンロール・リバイバルもありこの手のサウンドをあまり聴かなくなってしまったのも事実。そして今はそれを激しく後悔している。メンバーの脱退、加入があり7人編成になってもMUM はMUM だった。生楽器の音色とささやかなエレクトロニクスが調和した理想的なポップ・ワールド。(遠藤 孝行)


Related DISC REVIEW

Early Birds

アイスランドの雄MUMが、01年のデビュー作をリリースする以前、98年~00年の間に録り溜めていた未発表曲や入手困難なデモ・トラックなどを収めたレア音源集。本作を聴けばこのバンドの出発点も、BECKが体現したサンプリングという自由、もしくはPAVEMENTらが表現した価値観としてのローファイなど、90年代のポップ・ミュージックにおける音楽的革新なのだということがよくわかる。打ち込みのビートやサンプリング音、フルートやアコーディオンといった可愛らしい生楽器の音色など、あらゆる音が無邪気に飛び交っている初期楽曲たちの完成度はまだまだ高いとは言えない。だが、すべての楽曲から滲み出る音と戯れることに対する喜びと、メロディの端々から零れ落ちるメランコリーは、今と決して変わらない。(天野 史彬)


Sing Along To Song You Don’t Know

母国アイスランドのみならず世界中で人気を博すドリーミー・ポップ・バンド「MUM」から素敵なアルバムが届けられた。今作で5枚目とは思えないほど伸びやかで開放感があり、喜びに溢れている。1stアルバム『Yesterday Was Dramatic Today is OK』のリリース時は世界的にハンド・メイドなエレクトロニカが注目されていた時期でもあり、当時は僕も夢中になった一人だった。ただその後はロックンロール・リバイバルもありこの手のサウンドをあまり聴かなくなってしまったのも事実。そして今はそれを激しく後悔している。メンバーの脱退、加入があり7人編成になってもMUM はMUM だった。生楽器の音色とささやかなエレクトロニクスが調和した理想的なポップ・ワールド。(遠藤 孝行)