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COLUMN

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第10回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第10回】

Written by タカハシヒョウリ
2013.01.22 Updated

2013年がやってきた。今年もよろしくおねがいします。さて新年、何をしていたのかというと、オワリカラの活動の合間を縫ってソロのアルバムを作ったりしていた。この原稿がみんなの目にふれる頃には、もう出てるかもしれない。いや、出てないかもしれない。そのへんはっきりとしないソロアルバムの中に『古本屋へいこう』という曲が入っている。「本屋で本を買う」という行為自体への愛情のようなものを歌にした。そんな曲を作

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第9回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第9回】

Written by タカハシヒョウリ
2012.09.13 Updated

1985年生まれ。僕と同じくらいの世代の人は、たぶんあのマンガが小学生だった僕たちの日常に、彗星のように現れた時の衝撃をわかってくれるんじゃないだろうか。僕たちの世代は、ゲーム黄金世代だった。ファミコンと同時に生を受け、スーファミ、ゲームボーイ、プレステ&セガサターンというゲームの進化にあわせて成長してきた。まさに「東京生まれファミ通育ち」を地でいく世代なんだ。特にドラクエ、FF、ポケモンといった

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第8回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第8回】

Written by タカハシヒョウリ
2012.07.18 Updated

僕は、ちょっと久しぶりなくらい重度に漫画に夢中だ。いわゆる、お熱というやつだ。ツアーの最中ってことで、各地の古本屋を巡っているうちに次々と、あれよあれよと漫画魂に火をつけられてしまった。漫画が読みたい。この際、直線で紙が区切られてて、そこに絵やら字が書いてあれば何でも良いから!とにかく漫画をくれ…!ギギギ…これはただのビタミン剤じゃ…。と、はだしのゲンのムスビばりに漫画ジャンキー生活だ。そんな中で

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第7回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第7回】

Written by タカハシヒョウリ
2012.05.13 Updated

オワリカラの新しいアルバムが出る。『Q&A』というタイトルで、5月9日に出る。出るったら出る。良い曲を書けた、広がりのある良いアルバムになった。きっとあなたの日常の中にも居場所を見つけられるようなアルバムだと思う。みんなに聴いて欲しい。 漫読家的な視点で言うと、『壁男(あらわる)』という曲に、敬愛する諸星大二郎先生『壁男』というマンガのタイトルを引用させてもらった。齢26の男の深夜の迷妄と覚醒を歌

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第6回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第6回】

Written by タカハシヒョウリ
2012.03.13 Updated

この原稿を書いている現在は2月14日。街もざわめくバレンタインデーである。日本では意中の相手やお世話になっている人にチョコを渡すという奇習に日になっているが、「もらえるものならもらいたい、虫歯になるほど。」というのが全ての男性少年たちの本音だろう。そんなわけで本日、僕が思うマンガの世界の憧れの格好良い男性を紹介したいと思う。彼を参考にすれば、きっと魅力的な男性になれるだろう。 その憧れキャラは、さ

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第5回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第5回】

Written by タカハシヒョウリ
2012.01.01 Updated

あけましておめでとうございます!オワリカラのタカハシヒョウリです。新年なので前向きにいきましょう。せっかく世間様が新年をお迎えになりやがったということなので、何か初物に挑戦しようと思います! そういうわけで本日の『火星から来た漫読家』は、初めての少女漫画家を紹介します!まさに新年にふさわしくない、後ろ向きなギャグ少女漫画家岡田あーみん先生です!今年も日陰者でいこう、日陰者・ア・ゴー・ゴー! 90年

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第4回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第4回】

Written by タカハシヒョウリ
2011.11.01 Updated

日野日出志という漫画家がいる。1967年のデビュー以来、怪奇でグロテスク、しかしなんか牧歌的な画風と、どこか切なさの残る独特の作風で知られるホラー漫画の第一人者だ。 日野日出志の作品群の中には、異形の者に対する慈愛の念が満ちている。 日野日出志はそんな彼らにものすごい投げやりな、しかし壮大な救済を与える。 そして毎回大体おんなじ感じのラストを迎えることで有名だ。 代表作の一つ『蔵六の奇病』を筆頭に

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第3回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第3回】

Written by タカハシヒョウリ
2011.09.01 Updated

僕の部屋には一冊だけ、ビニールの封を開けてないマンガが本棚に並んでいます。 時間が無くて読めなかった?気に入らなくて読む気にならなかった?いいえ、どちらも違います。僕は、ある人と別れたくなかったから、自分の意志でずっと、このマンガの封を開けていないのです。今回は、そんなマンガの話をしましょう。 僕がそのマンガに出会ったのは、15歳の時でした。家のそばに、深夜までやっている古本屋があったので、夜中に

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第2回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第2回】

Written by タカハシヒョウリ
2011.07.01 Updated

第一回も好評で(推測)、早くも単行本化を求める声も届き(希望)「火星から来た漫読家」、多くの人が待ちわびていた(予想)第二回目です! 前回の原稿を書き上げて送ったら早速スタッフから「すげーおもしっろかった。わらったーよ。」となぜかものすごい片言のメールが届いて以来、特に直接の反応はないですが、たとえ国家が敵になっても書き続けます。 さて皆さんは永井豪先生をご存知でしょうか?たとえ名前を知らなくても

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第1回】

オワリカラ : タカハシヒョウリの「火星から来た漫読家」【第1回】

Written by タカハシヒョウリ
2011.05.01 Updated

どうも、はじめまして!オワリカラというバンドのタカハシヒョウリです。ギターボーカルです、って言うのもいよいよ飽きてきたので、無責任にフロントマン、って言ってみます。前男と。こうやって和訳すると、フロントマンって男前にちょっと近いニュアンスで構成されてるんだってわかりますね。 そんなことよりマンガが好きだーー!!!と、スクリームらしく突然叫んでみました。今日から1500字のこの欄を使って、マンガに対