Japanese
24emotions
Member:アメイズド・ハルナ
Producer:鮫島 巧
Interviewer:宮﨑 大樹
考えてもわからないなら"行こう。行くって決めたら逆算してがむしゃらに突き進むのみ"と
-時間は有限と言っていましたけど、方向転換までの決断が早いですよね。そしてその結果として1st MV「24emotions」が6万再生だったのが、2nd MV「ふぁびゅらす」が20万回再生、3rd MV「Miracle Mirror」が50万回再生とすごい勢いで伸びました。
ハルナ:2ndで10万を超えた時点で驚いていたんですけど、"3rdで路線変更をしたらどういう反応してくれるんだろう"ってワクワクしながら見ていました。正直"2ndを超えたらいいな"ぐらいのテンションだったんですよ。それがまさか50万回もいっていて"夢か?"みたいな感じでメンバーとも話していましたね。4th(「mia mia」)も今60万回を突破して伸びているんです。ライヴ活動でイベントとかに出させていただいたときには結果がついてこなくて落ち込んでいたけど、続けてきたからYouTubeの再生回数にひもづいてきていて、今までやってきた努力は無駄じゃないんだなというのは実感しています。
鮫島:高いクオリティのものを作ってくれたので、特に海外の人が反応してくれたんですけど、日本ではまだ浸透していなくて。YouTubeがその数字に達したからってまったく浮かれられないです。まずは自分たちのベース、東京でいかに成功させるかも非常に重要なので、今は地道な活動もしています。フライヤー配りもそうですし、TikTokは視聴者の半数が関東圏の方が観てくれているというデータがあったので、じゃあTikTokに力を入れてまずは日本での知名度を上げようと。それでWWW X("圧倒的逆境を乗り越えろ! ~初ワンマンライブで奇跡おこせミラコー~") をしっかり埋めて、その先にZepp(KT Zepp Yokohama)が控えているからそっちも埋めて、そこらへんができてくると海外にアプローチできるかもしれないので、今は丁寧にひとつひとつやっていますね。
-それにしてもMVが60万回再生されていて、フライヤーを配っているアイドルってなかなかいないですよ。
ハルナ:フライヤーを配るときに再生回数のお話とかもちゃんとしたうえで、"じゃあTwitterの登録をお願いします"って、Twitterを見せるじゃないですか。そうしたら、メンバーは300人ぐらいしかフォロワーがいなくて、めっちゃビックリされるんですよ。数字をフォロワーに繋げられていないということだから、地道な作業がもっと必要だと思いますし、コンテンツもどこの層に刺すのかというところまで明確にしたうえで、発信していかなきゃいけないなぁというのは思います。
鮫島:日本でTikTokの反応が徐々に上がってきたんですが、それはドキュメント的な動画に対して一時的に上がったので、曲やグループが浸透していくという観点では、全然まだまだです。ただ、曲作りに関しては例えばTikTokで流行るような楽曲を目指すとか、そのフェーズまでまだ行っていなくて。今は24emotionsの世界観を作るフェーズだと思って取り組んでいます。にーよん(24emotions)にしかないようなサウンド、例えばサビがないようなものだったり、雰囲気だけで作るものだったり、曲作りでは実験しながら作っています。1stデジタル・アルバム(2023年6月リリースの『Time 2 Shine 4 Us』)では特にそれを意識しながら作っていきました。当初のアイドルっぽい楽曲を捨てて、新しく作ったものを入れたりして構築していきました。まだ模索段階ではありますけど、1stは急いで路線変更したわりにはある程度の世界観を作れたなと思います。4th MVの「mia mia」ができたときに、この世界観をアルバムの1曲目にしようと組み立ていったら、にーよんが進むべき道が見えてきました。
-1stアルバムの最後は、アイドルらしい1st MV曲の「24emotions」ですよね。世界観という意味では、アルバムへの入れ方に悩みがありましたか?
鮫島:「24emotions」は特別な曲だなと思っていて。彼女たちの始まりなので、そこは否定したくないんです。始まりの曲であって、"ここから始まって、自分たち、ファンたちに、すごい景色を見せていきたい"みたいなメッセージを込めている曲なので、それを体現したいという想いがあります。僕にとっても、彼女たちにとってもすごく重要な曲なので、それは姿形が変わろうとも入れたいと思っていましたね。その前に「0319」というインストが入っているんですけど、それは3月19日にやったデビュー・ショーケース("24✴︎emotions デビューお披露目プレミアムショーケース")のSEだったんです。そういう流れだったので、そこは別枠みたいな感じで入れました。ライヴでもやっていくと思います。僕からすると、グループが決まったときの彼女たちへのプレゼント的な感じだったんですよ。"これが24emotionsだよ、ここから始まるよ"みたいな。
ハルナ:今でも大事な曲ですね。
-ライヴという点では、24emotionsは2024年1月26日にKT Zepp Yokohama公演"ファン0人なのに2150人のライブハウスおさえました~KT ZEPP YOKOHAMA~"を控えています。タイトルにある通り、かなりのチャレンジですが、率直にどう感じていますか?
ハルナ:まず1stワンマン(WWW X)が650人というのを聞いた瞬間に"えっ?"と思ったんです。そのお話を聞いたのはライヴ活動中で、私たち目的で来てくれるお客さんが3~4人ぐらいの状況だったんですよ。ワンマンまで半年しかないなかで、650人の会場を埋められるかという不安にまず直面しました。そこからさらに追い打ちをかけるかのように来年のZeppが決まって"なんじゃ!?"と(笑)。最初に聞いたときは耳を疑いましたね。今の自分たちのスキルで埋められるのかなって不安に駆られたんですけど、毎日のフライヤー配りであったり、SNSの運用だったりをやっていくしかない、という一心で毎日頑張っています。
鮫島:変な例え話ですが、僕はビビりで、よみうりランドにある22mのバンジー・ジャンプは地面との距離が実感が湧きすぎて怖すぎて飛べなかったんですけど、茨城の100mのやつ(竜神大吊橋バンジージャンプ)はわけがわからなすぎて飛べたんですよ(笑)。想定できないほうが"行こう"ってなれる。なので、わけわかんないまま進んでいるうちにWWW Xはクリアできるだろうと。ライヴに関してはライヴ制作チームがイケイケなので"絶対行けるよ!"みたいな感じでプランがあがって、最終的にZeppを決断するのには、ひとりでも1週間ぐらいは悩んでいたんですけど、考えてもわからないなと思って"行こう。行くって決めたら逆算してがむしゃらに突き進むのみ"と。でも、そのぐらいの勢いで行かないとビッグ・アーティストは作れないと思いますし、そこを達成するためには彼女たちの地道な努力も必要だし、ブレイクしない場合の想定での地道にやっていくロード・マップも作っています。もしかしたらその過程で何かが跳ねてくれるかもしれないですしね。ただ、2,000人っていう数字を集める大変さは、痛いほどわかっているので、あとは何をしていかなくてはいけないか。山何個分も課題はあります。
-なるほど。
鮫島:MVだったりアー写だったりで世界観はしっかり作っていってるので、あとは彼女たちのスキルがどこまで追いついていくか、ここからどう変化していくか。たぶん初期のファンは(その過程を見ることができるから)面白いんじゃないかなと思っています。彼女たちは毎日もがき苦しんで、レッスンも頑張って、悔しくて泣いているような日々だったりするんですけど、夢みたいな部分もちゃんと見えていて。僕らもしっかりサポートして、そこをやっていこうと。この事務所も0→1で、スタッフ全員でもがき苦しみがらいろんなことを考えてやっているので、僕も新人の気分です。25年目にしてド新人になったつもりで頭を下げて、ひとつひとつの媒体さんとかもそうですし、ファンに対してもそういう気持ちで取り組んでいる感じですね。バンドのときこうだったなぁとか(笑)、ものすごく新鮮です。そんな僕も新人と同じ気持ち、パッションでやっています。
-目の前のWWW Xに向かって今自分たちが一番頑張っていることはなんですか?
ハルナ:トレーニングですね。めちゃくちゃ厳しいんですよ。今日もこの取材の前にやってきたんですけど、WWW Xのワンマン・ライヴで1時間半通して踊らなきゃいけないという課題があって。私たちの楽曲、ダンスってめちゃくちゃ踊って歌もしっかり歌わなきゃいけないので、体力面がすごく重要になってくるなと思うんです。今はみんなでヒーヒー言いながら、叫びながら、ダンベルを持ってスクワットしたりしています。今はワンマンを成功させるというゴールに向かって、みんなで助け合いながらやっていますね。
-トレーニングでパフォーマンスの質を高めつつ、あとはお客さんにどう来てもらうか。
ハルナ:そうですね。日々のフライヤー配りとか。
-そこに向けては地道な活動がやはり大事だなと。
ハルナ:そうですね、お友達とかに片っ端から声を掛けてるんですけど、声を掛けるだけじゃなくて、自分が今こういう活動していてとか、MVとかも自分からアピールするようにしています。友達だけじゃ650人は埋まらないから、日々のフライヤー配りとかを一日一日大切にしてやっていますね。
鮫島:地味なのはやっぱり効果がありますよね。地味だから一日一日を切り取ると全然効果がないですけど、これが90日とか積み重ねていったりすると、やっぱりそれなりの効果が出てきて、それなりの数字に出てくるんです。650人というのはがむしゃらにやれば達成できる数字だと思っています。MVやアルバムのクオリティだったり、パフォーマンスだったりで裏付けを作っているので、あとはどうやって知ってもらうかという作業かなと。
-最後に、このインタビュー記事で24emotionsを知った読者に向けて、伝えたいことはありますか?
ハルナ:伝えたいことはたくさんあるんですけど、とにかく8月29日(WWW X)に来てほしいというのは大前提で、このインタビューを見てくださった方は一度MVを観て、私たちの世界観を知ってもらったうえで実際にライヴ会場に足を運んでいただけたら、またMVとは違ったリアルの世界観を味わえると思います。1回観に来たらハマらせる自信はあるので、ぜひ一度来ていただきたいです。
-MVを観る、オススメの順番はありますか?
ハルナ:最新作の4thを先に観てほしくて、4、1、2、3ですかね。1stを2月に撮って、4thを6月に撮って、その間は4ヶ月しかないんですけど、自分たちが見ても垢抜けたなっていう変化がわかるんです。こんな短期間で女の子ってこんなに変われるんだよというのも含め、女の子には特に観てほしいなと思います。
鮫島:僕も根はロック畑の人間ですがJ-POPも洋楽も大好きなので、一般的に音楽が好きで、アイドルとかあんま聴いたことがないリスナーも楽しめるグループ、楽曲にしようと心掛けています。今までにない新しいアーティストを作るという意気込みでやっているので、アイドルに偏見を持たずに、そこをフラットにして観ていただけると面白いんじゃないかなと思います。
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