Japanese
Mr.Bouquet
2023年08月号掲載
Member:森 偉吉(Vo/Gt) 山田 凌汰(Gt) 京輔(Ba/Cho) まさき(Dr)
2018年結成、名古屋発の4ピース・ロック・バンド Mr.Bouquet。今年2023年6月にギターの山田凌汰が加入し、同じ大学出身のメンバーが揃い、このたび新体制初の音源となる3rdシングル『春だね、照れるね』をリリース。本作について訊くべく、メンバーにメール・インタビューを実施した。
-Skream!初登場ということでグループ結成の経緯を教えてください。
まさき:学生時代に偉吉と一緒にバンドを組んでいて、一緒に演奏しているときの楽しさを忘れられずまた誘いました。誘った当時、偉吉は別のバンドをやっていたのでなかなかすぐに結成とはなりませんでしたが、2年間誘い続けてやっと一緒にバンドを組むことができました。
-おひとりずつの自己紹介もお願いします。
森:好きなものはカツカレー、ヴォーカル/ギター 森 偉吉です。
山田:承認欲求世界一、ギター 山田凌汰です。
京輔:ベース/コーラスの京輔です。
まさき:リーダーとドラムやってます。まさきです。
-Mr.Bouquetの音楽性について教えてください。
森:作るときは聴いてて気持ち良くなるようなメロディを探してます。普段の生活があまりきれいではないので極力きれいな歌詞とメロディで作ってます。
-特に影響を受けたアーティストを教えてください。
森:RADWIMPS、ハヌマーン。
山田:BUMP OF CHICKEN。
京輔:L'Arc~en~Ciel、POLYPHIA。
まさき:UVERworld。
-7月12日リリースの『春だね、照れるね』完成おめでとうございます。本作が完成した今の心境を教えてください。
京輔:ずっと言いたくて言いたくてしょうがない衝動が解放されて最高です。めちゃくちゃ嬉しいです。
まさき:待ってくれていた人たち、これから知ってくれる人たちに自分たちの新しい音源を届けれると思うと最高に幸せです。
山田:この4人で出す音楽として季節は夏ですが大きく揺れ動くと感じてます。
森:春に出したかった。
-『春だね、照れるね』のコンセプトやテーマを教えてください。作品としても楽曲それぞれでも構いません。
森:「so...」のテーマは"ファン"。コンセプトは"みんなの声は力にもなるし、理由にもなるけど、そのうえで自分がどうありたいかが大事だな"。「春だね、照れるね」のテーマは"変化"。コンセプトは"花が雨で散るように日々は変わっていくけど、ふたりはそのままが良かったな"。「ポテトチップス博士」のテーマは"大人になる"。コンセプトは"嫌なこと上手くいかないこと、たくさん起きるけど、どうにもならないときは落ち込まずに一緒に逃げような"。
-収録の3曲で特に思い入れのある楽曲と理由を教えてください。
山田:「春だね、照れるね」です。このバンドで一番最初にギターを考え始めた曲です。この4人は友達としての歴は長いですが、一緒に音楽を作るという点では初めてなので、どんなギターが好きかなとか正直すごく悩みました。でも、好きなように俺が弾きまってるギターに信頼を置いてくれてると勝手に思って、好きを突き詰めて弾きました。特に、イントロのギター始まりの部分ができたときは痺れました。
森:全部思い入れがあるので選べないですが、「ポテトチップス博士」です。いろいろ新しい試みもあり、これ大丈夫かなって感じで作ったのが印象に残ってます。RECしたときにエンジニアには捨て曲って言われました(笑)。歌詞も、自分がムカついてることとかモヤモヤしてるのとかをぶち込んで蓋した、みたいな。なのにリズムはポップって感じです。最後は開放的なメロなので、なぜか俺の中でこの曲はエモです。途中の"咳払い"、"ため息"が俺で、"キュイン"が凌汰で、"乾杯"がみんなで言いました。他の2曲同様好きな曲です。
まさき:「so...」です。収録曲を決めているときに一番最後に決めた曲です。3曲それぞれ違う個性にしたくて、アッパーチューンをねじ込みました。曲自体は短いですが一番体力を消耗します。サビの勢いをそのまま次の展開に繋げれるように、跳ねるようなフィルを意識して作りました。
京輔:「ポテトチップス博士」です。今までの楽曲ではなかったシャッフルや、スラップなど新しいことに挑戦した曲で、ベース・フレーズを作るときもかなり苦戦した思い出があります。でもフレーズを閃いたときの快感がすごく気持ち良くて、思い入れのある曲となりました。それと歌詞が好きです。偉吉さん自身を歌った詞なんですけど、共感できるところがたくさんありましたね。特に顔面殴りてぇと思っても言える度胸がないところとか。
-3曲目「ポテトチップス博士」とは何者でしょうか?
森:俺です。過去に、利きポテトチップスが成功したことから友達に称号を貰いました。今のMr.Bouquetになる前、"ポテトチップス博士"をバンド名にしようとしたらメンバーに却下されました。今回はみんなが"タイトルならいいよ"って言ってくれて助かりました。
-『春だね、照れるね』は新体制初となるシングルですが、今のお互いのプレイヤーとしての印象を教えてください。
森:俺と3人はバンドを組む前から10年くらいの付き合いなので、みんな上手くなったな、負けてられないなと思います。まさき君も京輔も凌汰も歌ってるみたいな楽器つけるなって思ってます。素晴らしいです。
まさき:偉吉は昔からずっとジャンプの主人公みたいだなって思っています。完璧じゃないけど、ここぞというときに頼りになり成長を続けている。凌汰と京輔はスタジオ練習のときからかっこいいフレーズをぶっ込みまくってくれるので、笑っちゃうほどテンション上がります。刺激を貰えるいい関係です。
京輔:曲作りのとき毎回思うんですけど、みんな天才です。偉吉さんは聴いた人を虜にするメロディと声質、また時にはわかりやすく、時には考察の余地を与える言葉選び。まさき君は曲の雰囲気をイメージした拍の感じ方、繊細なフィルや金物の中にある大黒柱のようなバスとスネア。凌汰さんは王道ギター・ロックからヴァイオリン奏法やチルい指弾きなどの幅広いアプローチの仕方と、それを可能にする技術。3人とも天才以外ないです。
山田:どこまでいっても、プレイヤーとして見る前に大事な友達が最高な歌、音を出してる高め合える関係です。
-現体制で改めてライヴをしてみたい場所はありますか? 具体的な場所や、音楽シーンでも構いません。
森:ライヴ自体が大好きなので、どこでもたくさんライヴしたいです。
山田:昔から夢でもあって、以前レーベルのイベントの一環でZepp Nagoyaに出たことがあるんですが、憧れの地なのでこのバンドの力でそこに立ってメンバーで音を鳴らしたい。
京輔:地元なので"TREASURE05X"に出演したいです。というかフェスに出て、みんなと一緒にお祭り気分を味わいたいですね。野外で爆音、絶対気持ちいいですよね。
まさき:今まで行けていない土地でライヴをしたいです。目標は47都道府県制覇!
-『春だね、照れるね』リリース後、ライヴやツアー、リリースなど、予定されている活動はありますか?
森:僕らが主催の"RED CLIFF"というイベントをライヴハウスで行います。
-今後の展望や目標とする場所はありますか?
森:展望は"紅白(NHK紅白歌合戦)"に出たいなと思ってます。目標は100年先も俺が作る歌が残ってればいいなと思ってます。(百人一首みたいに)
山田:"Mステ(ミュージックステーション)"、"紅白"です。
京輔:バンドでの目標というか、叶えたいことが"紅白"です。出ると誓います。
まさき:"紅白"、"Mステ"、主題歌。日本中のみんなに愛されるバンドになりたいです。
-最後に読者にメッセージをお願いします。
京輔:それぞれ個性を持った曲たちで飽きが来ない、いつ聴いても春から初夏の空気感を感じられる作品となっています。みなさんそれぞれの春を感じてみてください。
森:何歳からでもいいのでバンドを始めましょう!
まさき:Mr.Bouquet、いいバンドです。期待を超えます。お楽しみに!
山田:爪痕残します。
RELEASE INFORMATION
Mr.Bouquet
NEW SINGLE
『春だね、照れるね』

MRB-0006/¥1,000(税込)
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