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INTERVIEW

Japanese

"AVENGERZ!!"座談会

2022年06月号掲載

"AVENGERZ!!"座談会

少年カミカゼ:和教(Vo/GUNIXのK-BOM(Vo/Prog)) SaCo(Vo/ホシミッツ)
ムラマサ☆:ユミ(Vo/エイリアンズのYUMI)
midnightPumpkin:MAYA(Vo) wakana(Vo/ペパーミント)
HOI FESTA:あち(Vo)
インタビュアー:山口 智男


過去だけで終わらせるんじゃなくて、今後もいい感じで、みんなで楽しんでいければいいですね(和教)


-ムラマサ☆とmidnightPumpkinは、そういう苦労はしていないですか?

ユミ:苦労とは違いますけど、男に負けたくないというのは正直ずっとありました。女だからってナメられることもあったから、男に負けるもんかじゃないですけど、自分が女だとは思ってやってなかったです。

MAYA:私もミッパンに入った当初から女として見られていなかったようなものなので、自分自身もそういう意識はなかったです。ただ、最低限のお化粧や身だしなみはちゃんとしよう、ちゃんと女性という部分は捨てないようにしようとは思っていました。

wakana:ユミちゃんが言ってたみたいに、女だからってナメられたくないって気持ちはみんなあったと思いますよ。

SaCo:思い返すと、ステージングはみんな激しかったね。恰好とか服とかは、おしゃれにかわいくしてるけど、パフォーマンスはかなりオイオイ系だったから、そういうところで男に負けたくないというところも含め、バランスは取ってたと思います。

-ところで、3公演のライヴはヴォーカルが入れ替わり立ち替わりで?

和教:バックも曲ごとに6バンドのメンバーをシャッフルしながら、それぞれのバンドのヒット曲を本人が歌ったり、他のバンドのヴォーカルが歌ったり、"ジャニーズカウントダウン"みたいにコラボレーションしながらやっていくので面白いと思いますよ。

-どんなコラボレーションになるのかは、当日のお楽しみですね。

和教:そうですね。でも、リハーサルしながら改めてwakanaの歌詞がすごいと思いました。あの文章表現は、カミカゼにはない(笑)。

SaCo:ミッパンに比べたら、カミカゼの歌詞は軽めやな。

和教:文学的なんですよ。あと、CHERRYBLOSSOMの曲がめちゃめちゃ難しい。ユミちゃん、大変だと思う。

ユミ:ライヴでこんなの歌ってたのか!? って思いました。ライヴで聴いてるときは、かっこいいとか、うまいとかしか思ってなかったんですけど、実際自分が歌うと、ありえへんくらい速いし、言葉が多いし、よく歌えるなって(笑)。

MAYA:そう、舌が回らない(笑)。

和教:僕らが20代前半から半ばぐらいに作った曲ばかりなので、アレンジにムダが多い(笑)。それが逆にエモいんです。

-ヴォーカリストが参加しないketchup mania、CHERRYBLOSSOMの曲もやるんですね。

和教:やります。誰がどの曲を歌うのかは当日のお楽しみです。今、みんなめちゃくちゃ練習してます。

あち:HOI FESTAも含め、全バンドの曲を歌うんですけど、曲を覚えるためにノイローゼになるぐらい聴いて、みんなで励まし合いながら頑張ってます。ひとりカラオケにも行ってます。

ユミ:ありがたいことに、みんなの曲がカラオケに入っているんで、ほんまに練習しやすいんですよ。

和教:ムラマサ☆もミッパンもスカ・バンドですけど、カミカゼ、HOI FESTAはスカ・バンドじゃないから、スカのノリ方がわからない。

SaCo:わかるわー。

和教:それで、YouTubeを観ながら練習してたんですけど、ミッパンかと思ったら、ミッパンのコピー・バンドだったっていう(笑)。

MAYA:あー、あれはミッパンの間でも、誰が誰なんだろうって話題になったよ(笑)。たしかにメロディのつけ方がバンドによって全然違うので、こう来て、こう入って来るのかっていう驚きはありますね。

-名古屋の追加公演は大阪、東京と違うことは考えているんですか?

和教:東京公演からちょっと空くし、wakanaも入ってくれるので、もうちょっとだけ企画を練り直してもいいかなって話はしてます。各バンドにいい曲がいっぱいあるので、やりたい曲もいっぱいあるんですよ。だから、この企画がうまく進んでいったらいいと思ってます。

-あぁ、ソールド・アウトしたことで、AVENGERZ!!が今後に繋がるんじゃないかと期待しているファンもいるようですね。

和教:HOI FESTAのミナミ君が"沖縄でもやりたい"って言ってるので、みんなの負担にならないようにお客さんの気持ちを繋いでいけるような、楽しい企画にしていけたらいいかなとは思ってます。

-最後に公演の意気込みを聞かせてください。

ユミ:今回のイベントをするにあたって、昔のライヴ映像を見返してるんですけど、ダイブしたり、大きな声で歌ったりしてるお客さんを見ながら"この子、どうしてるやろ?"と考えるんですよ。もちろん、今でもエイリアンズのライヴに来てくれる子はいるんですけど、会えてない子もいるので、会場でしっかり顔を合わせて会いたいと思ってます。

SaCo:ムラマサ☆やミッパンの曲を歌うんですけど、本家のほうがやっぱりいいと思われんように、本家を超えるくらいいいライヴをしたいです。

MAYA:ステージに立つことが久しぶりだし、名古屋のみですけど、wakanaと一緒に歌うのも久しぶりだし、そこにプラスα、他のバンドの曲も歌うということで内容も盛りだくさんで、自分の頭が追いつかない部分もあるかもしれないですけど、たぶんステージに立った瞬間、楽しいことでいっぱいになると思うので、何も考えずに遊びにきてほしいです。

wakana:私は名古屋だけの参加なんですけど、当時、ライヴを観られないうちに活動休止しちゃったという声も結構聞いてたんですよ。きっと他のバンドにもそういうファンはいると思うので、これをきっかけに他のバンドのことを好きになったりとか、今の活動を追いかけたりとか、音楽シーンが一歩前進すればいいなと思ってます。

あち:AVENGERZ!!のメンバーとの十数年ぶりの再会も同窓会みたいで楽しみだし、同じステージで戦ってたバンドが今度はひとつのイベントをやるってことが夢みたいだし、きっとあっという間に終わると思うんですよ。そんな夢みたいな日を忘れないように一秒一秒楽しもうと思います。お客さんにも、イベントにも感謝ですね。

和教:今回のイベントを開催することを、Skream!さんにニュースとして出してもらったんですけど、めちゃくちゃバズったんですよ。それで、待っているお客さんがいるってことがすごくわかったし、女性ヴォーカルが多かった僕らのシーンの1個下の世代のシーンの子らが、"先輩たちがAVENGERZ!!ってイベントをやるなら、俺たちの世代もやらなきゃ"と言い出していて、うちらって、女性ヴォーカルのシーンに名を残すようなことをやってきたのかと再確認できたんです。せっかくこれだけ頑張ってやってきたことなので、過去だけで終わらせるんじゃなくて、今後もいい感じで、みんなで楽しんでいければいいですね。

LIVE INFORMATION
"BACK TO THE TUNE PARTY"

7月2日(土)下北沢 SHELTER
昼公演 OPEN 12:45 / START 13:30
夜公演 OPEN 17:15 / START 18:00
※SOULD OUT

"BACK TO THE TUNE PARTY -2022FINAL-"

9月9日(金)名古屋 CLUB QUATTRO
OPEN 18:15 / START 19:00
前売 ¥3,800 / 当日 ¥4,300(D代別)
小学生チケット ¥1,000
小学生未満は無料
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