Japanese
Oh No Darkness!!
2019年10月号掲載
Member:ちさと(Vo/Ba) クボ(Gt)
Interviewer:山口 智男
-再録する際、アレンジがガラっと変わった曲もあるんですか?
ちさと:「A-90」と「CAST」は、結構変わったと思います。
クボ:「A-90」は最初作ったときは、技術の拙さもあって、もっとふわふわしていたんですけど、今は浮遊感とどっしりとしたサウンドがちゃんと両立できていると思います。
-ヘヴィなベースがもうひとつのメロディ・ラインを奏でていますが、ベースの音作りもかなり工夫しているのでは?
ちさと:活動を続けていくうちに、どんどん重くなってきた感はあります。ベースのみならず、バンドのサウンド自体がローを出すようになったんですよ。メタルの影響がどんどん出てきて、それに合わせて音も出すようになったので、ベースのフレーズはそんなに変わってないんですけど、ずっしりはしてきました。
-メタルからも影響を受けているんですか?
クボ:大学に入ってからなんですけど、その影響が"オルタナやろうぜ。パワー・ポップやろうぜ"ってところにも入ってきて、重いサウンドが好きになってきましたね。
-例えば、どんなバンドが好きなんですか?
クボ:BLACK SABBATHとか、METALLICAとか、DEFTONESとか、KORNとか。中でもDEFTONESが一番好きです。あの重い音とふわふわした歌メロのバランスは、理想のひとつですね。もちろん、そればっかりやりたいわけではないんですけど、そういう要素も取り入れたいなって。
ちさと:KORNのライヴを観にいったとき、びっくりするぐらいかっこ良くて。そこからハマりました。音はずっしりしているけど、歌メロはキャッチー......に聴こえるのは私だけかもしれないですけど(笑)、METALLICAの『Metallica(Black Album)』は死ぬほど聴きました。結構重いサウンドは好きです。
-例えば、メタル特有のマッチョな打ち出し方はどうですか?
クボ:ほんとは、めちゃ理想です(笑)。
-えぇっ、ほんとに!?
ちさと:最近、クボは筋トレを始めたんですよ(笑)。
クボ:ほんとは上裸でライヴできるくらいムキムキになりたいんですけど、さすがに現実が追いつかないですね。だから今はとりあえず音だけで。
ちさと:上裸はヤバいですけど(笑)、ライヴは結構そっちの迫力を求めているんで。
クボ:音源だけ聴いている人がライヴを見ると、思ったより重いし、暗いなと思うんじゃないですかね。
ちさと:そのギャップが面白いと思うんですよ。
-そして、「CAST」はどんなふうに変わりましたか?
クボ:最初に音源を録ったときは、そんなにライヴでやってなくて、できたてをレコーディングした感じだったから、もっとふわふわしていたし、自分たちでもあまり曲を理解しきれていなくて。それからライヴを経て、この曲で表現したい音はこれだっていうのが見つけられたんです。そういう意味で、やっと形になりましたね。曲調が変わったというよりは、音像がより重くなったと言ったほうがいいのかな。
-ちさとさんは、ヴォーカリストとして、どんなことを意識していますか?
ちさと:"歌がメインです! 感情を込めてがっつり歌ってます!"みたいなのがやりたいわけではなくて、もっと無機質な感じだけど、響くというか、抜けてくるというか。クボの曲って、ちょっと変だったり、ちょっとバカっぽかったり、ちょっと子供っぽかったりすると私は思っているんですけど、それを生かすような、無機質なんだけどちょっと切なかったり、ちょっとかわいかったりする歌を歌うように心掛けています。
-以前、とあるインタビューで"歌詞に意味はない。特に読んでほしくない。ヴォーカルも音として感じてほしい"と発言されていたんですけど、気持ちは今も変わりはないですか?
ちさと:そうですね。
クボ:でも、歌詞は一番時間をかけていて、ほんと何ヶ月もかけて書き上げているんです。いかにサウンドを邪魔しないか、いかにサウンドを引き立たせられる言葉、あるいは物語を書けるか。そういう意味でいい歌詞だと自分が満足できるまではちゃんと作っていて。聴いてほしくないと言ったら乱暴ですけど、高校時代、僕はずっとアジカン、THE STROKES、MY BLOODY VALENTINEを聴きながら、通学していたんですけど、たまに実家に帰ったとき、その景色を見ると、そのとき、聴いていた曲が蘇るんですよ。逆に、そのとき聴いていた曲を聴くと、当時の景色が浮かんだりするんです。そんなふうに聴いている人に馴染んでほしい。人生のサウンドトラックになってほしいと思うから、あんまり自分を入れたくないんですよね。その人にとっての曲になってほしいんです。
ちさと:私も適当に書いているわけではなくて、ちゃんといい歌詞を書きたいと思いながら書いているんですけど、歌詞だけ読んで良くてもっていうのはあるから、曲を殺さないような歌詞というのは意識していますね。歌詞だけを聴いてほしいわけじゃないし、歌詞にめちゃめちゃ意味があるわけじゃないけど、歌メロにその歌詞が乗ると、伝わってくるものがある。そういう意味では響きとか、耳に残る感じを大事にしていますね。だから物語性や意味はあるけど、ないかもしれない。そんな感じです。
-それぞれにお気に入りの曲を、1曲ずつ挙げてもらえますか?
ちさと:「A-90」です。クボが作ってきた曲を聴いて、初めてすげぇと思ったのがこれだったんです。それをもう1回、レコーディングして、サウンド的にもめちゃ良くなったんですよ。メロディの感じも歌メインじゃないけど、すごく響いてくるし。それにずっしりしたサウンドが乗っているバランスが聴いていて気持ちいいんです。
クボ:僕は「CAST」です。ライヴで一番進化した実感があるんですけど、ライヴで聴いて、"かっこいいね"って褒めてくれる人が多いんですよ。僕は結構長い間、自分が作っている音楽は、自分しか好きじゃないんじゃないかとか、自己満足なんじゃないかとか思ってたんですけど、「CAST」を褒めてもらえて、すごい自信になったんです。ライヴでやっていても楽しい。そういう曲が今回、より良くなったので、ぜひ聴いてほしいですね。
-この4年8ヶ月の間にバンドが掲げる目標も変わってきたと思うのですが、最後に今現在のOND!!の目標を教えてください。
クボ:海外でライヴしたいです。一番影響を受けたサウンドは海外にあるので、"何十年も前のバンドに影響を受けたバンドが日本から出てきた"って面白がってもらえたら嬉しいですね。
ちさと:全国流通をきっかけにライヴで観てくれる人も増えると思うので、どこまでその人たちを取り込めるか、今、めちゃ試されている感があるので、とりあえず観にきたら、絶対ハマるようなライヴをやってやろうぜって欲がメラメラと(笑)。
クボ:そうか。まずそれだね。
ちさと:そうだよ。海外でやる前にまず日本の人たちだよ(笑)。
クボ:そこは訂正しておきます(笑)。リリース・ツアーも現在、計画している真っ最中なので、ぜひライヴを観にきてください。
LIVE INFORMATION
"「Oh No Darkness!!」Release Party《INTO DARKNESS!!》"
2020年1月26日(日)下北沢THREE
2020年1月31日(金)心斎橋Live House Pangea
OPEN 18:30 / START 19:00
w/ 後日発表
[チケット]
¥2,000(D代別)
一般発売中
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