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DISC REVIEW

Japanese

2015年03月号掲載

MUSIC

目まぐるしく鳴り響くエレクトロ・サウンドを武器に大分から上京してきた4人組、the twenties。"人力エレクトロ・ロック・バンド"とはどういうことだろう......と資料を読むと、アルバムを通して鳴っているエレクトロ・サウンドは全てギターによるものとのこと。人間の脈打つ魂によって成り立っている今作には、「R.E.D」のような彼らのアンセムになること間違いなしのアッパー・チューンや、タカイ リョウ(Vo/Gt)のユニークな歌詞が際立つファンキーな「keiki hAppy」など、血の通ったエレクトロ・サウンドでフロアを揺らす様子が容易に想像できる。そしてノイジーなギター・ソロが甘美なラストの「ロンリー」が感動的。全てを投げ捨てて踊っていたはずなのに、最後に深い余韻を残していく。(齋藤 日穂)