Japanese
Muvidat
Skream! マガジン 2020年10月号掲載
2020.09.19 @吉祥寺SHUFFLE
Writer 吉羽 さおり Photo by Yoshihiro Ueno (ZENI.)
2017年に活動休止したSHAKALABBITSのUqui(Vo)とMAH(Dr)によるバンド、Muvidatが"Muvidat Fall Tour 2020"をスタートした。このツアーは新型コロナウイルスの感染拡大防止策として配信&人数限定会場ライヴという形で行われた。ここでは、全3公演のうち2公演目となった9月19日、吉祥寺SHUFFLEでのライヴをレポート。
ライヴハウスだが、着席で、且つ観客は全員フェイスシールドをしての参加となった今回のライヴ。開演前のその静かな光景はライヴらしからぬ雰囲気だったが、音が鳴るとともに会場のテンションは一変。声を発したりジャンプしたりはできないけれども、ボルテージがぐんと上がるのがわかる。ライヴ・メンバーは、佐々木直也(Gt/空想委員会)、大樹(Ba/音の旅crew)、ADD(Sax/ORESKABAND)というアグレッシヴなミュージシャン揃いで、音合わせ的なジャム・セッションから「SMILINFWIIIIIIIIIGOTMUZIK」へと突入し、Uquiが舞台袖から登場すると軽快なスカ・チューンに、華やいだ空気が満ちる。心地よいギターのカッティングやビートを、迫力あるサックスが加速させる「WIRE」と続き、SHAKALABBITS時代の「ダズリングスープ」もMuvidatとしてアップデートし、前半から重厚感のあるアンサンブルとUquiのエモーショナルで、甘みと毒を孕んだヴォーカルで濃密な音で酔わせていく。メンバーも生き生きしていて、ステージを味わっているのがわかる。超快速の奇想天外なナンバー「ミイラのピアノマン」でも、ベースやギターが華麗なタッピングを見せ、華やかだ。
UquiはMCでこのツアーを本当に楽しみにしていたと語る。"一時期は、顔が真顔になるくらいに、つまらなさが襲いかかってきて。世界は変わってしまって、みんなしてつまらなくなっちゃって。でもライヴが決まって、練習に入るのを、メンバーでグループLINEしている時点から盛り上がった"とUqui。長くライヴができなかったこともあって、ライヴ当日を迎えるまで実感がなかったようだが、実際にツアーがスタートしてライヴができる喜びが溢れたという。"とにかく音を出すこと、みんなでこうしているのがすごく楽しくて。その楽しさは今までのMuvidat史上一番素敵なものになっている"と笑顔を見せた。中盤では配信で観ているお客さんからのコメントに答えるなど、フレンドリーな空気になったところで披露したのは、4月にリリースした2ndミニ・アルバム『Fog Lights』のタイトル曲。いろんなものに振り回されて、少し先のことすらも不透明な感じがある今の状況に、まっすぐまばゆい光を投げ掛けてくれるような歌、そしてギター・フレーズの力強さにグッとくる。そこからSHAKALABBITS時代の「Ladybug」、最新作から「聞こえる」と続いて、中盤は心に手を添えてくれるような温かなブロックとなった。大きな声でのシンガロングはできないけれど、そのぶん大きく手を振ってメンバーの高揚感あるシンガロングに観客も応えていった。
所々で緩くも楽しいメンバーのMCを挟みながら、後半はラストまで一気に駆け抜けていく。「Jammin'」でグルーヴを加速させ、そこからドライヴ感のあるメロディックな「Focus」、「SADISTIC AURORA SHOW」とSHAKALABBITSの曲と最新作とを交え、包容力のある歌声で、全力でこの時を抱きしめるように「Soda」を放つ。そしてMAHのダイナミックなドラミングで盛り上げて、ラストに祝砲のように鳴らしたのは「都会の猫たち」。再びこうしてステージに返り咲いた喜びを全身で表現し、これからの希望もたっぷり搭載した5人のアンサンブルはキラキラに輝いていた。最後は5人で手をつなぎ、笑顔で挨拶をしたMuvidat。その光景にも、ライヴの日々が帰ってきていることを感じるステージだった。
- 1
LIVE INFO
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
SPRISE
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
cinema staff
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
- 2025.12.29
-
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KiSS KiSS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
"fractrec presents『OBSCURE TOWER 2025』"
Devil ANTHEM.
The Biscats
TOKYOてふてふ
- 2025.12.30
-
UVERworld
SIRUP / HY / Chara / 木村カエラ ほか
LiVS
RAY
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
KenKen
Another Diary
- 2025.12.31
-
UVERworld
ビレッジマンズストア / 夜の本気ダンス / THE BOYS&GIRLS / セックスマシーン!! ほか
SOIL&"PIMP"SESSIONS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
- 2026.01.03
-
NANIMONO
Poppin'Party
- 2026.01.05
-
UNDERWORLD
LiSA
- 2026.01.07
-
ART-SCHOOL
RELEASE INFO
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.27
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.12
- 2026.01.14
- 2026.01.16
- 2026.01.21
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号

















