Japanese
The Flickers
2014.10.31 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 山口 智男
ライヴハウス・シーンおける人気をステップに昨年、ROCK IN JAPAN FESを始め、数々の大規模フェスティバル出演を実現させ、飛躍を印象づけた3人組、The Flickers。
今年6月、EP『AT FIRST LIGHT』で満を持してメジャー・デビューを果たしたその彼らが大阪と東京で行ったワンマン・ライヴ。その東京公演はカンカンカンと鳴る踏み切りの音がSEとして流れる中、『AT FIRST LIGHT』のオープニングを飾る「midnight express」で幕を開けた。アンセミックなロック・ナンバー。眩い光の中、ノイジーなギターが轟き、"さあ、みんな! 一緒に歌えますか? 歌おうぜ!!"と安島裕輔(Vo/Gt/Synth)が呼びかけ、"飛び乗って"というサビのリフレインを全員で歌い上げた。
それにしても、なぜ、このタイミングでワンマンを? そんな疑問がふと頭を過ぎったが、ステージの3人は言葉なんて必要ないと言わんばかりによけいなMCなど挟まずにルート弾きのベースがぐいぐいと加速させる演奏にノイジーなギターをかぶせる「love destruction」、マイク片手にステージを左右に行ったり来たりしながら安島が歌う早口ヴォーカルがちょっとラップっぽい「non-fiction」とファンにはお馴染みの曲を次々に演奏していった。
安島が自ら録音してきた街のガヤ(喧騒)、雨音などの環境音を、曲と曲を繋げるSEに使ったり、ステージに並べた人の背丈ほどある"F"の文字のパネルにVJによる映像を映し出したり、ワンマンだからこそできる演出を交えながら、2時間超えの熱演でこの日、彼らが演奏したのはダブル・アンコールを含め、計28曲。安島がバンドに入ってから初めて書いたという古い曲から"新しい曲もやりたい"と言ってから演奏した新曲「techno kids」まで、新旧のレパートリーを網羅していたことを振り返ってみれば、80年代風のポスト・パンク/ニュー・ウェイヴを貴重にエレクトロなサウンドやダンス・ビートも交え、今、彼らにとって1番リアルなサウンドをアピールしながらこの日のライヴはこれまでの活動の集大成であると同時に新たなスタートを印象づけるという意味が込められていたように感じられた。
それは終盤、安島の口から来年フル・アルバムをリリースすることが発表されたことからも明らかだった。なるほど、それでこのタイミングでのワンマン・ライヴだったわけだ。フル・アルバムをリリースする前にこういう形で1度、自分たちのキャリアにひと区切りつけ、気持ちも新たにネクスト・ステップを踏み出したかったに違いない。
"(新しいフル・アルバムは)頑張って作った、いい曲がいっぱい入っていると思います""全力を出しきった。みんな買ってください(笑)"と安島と堀内祥太郎(Ba)がそれぞれに新しいアルバムに対する自信を語ると、早速、そこから新曲「love in the music」を披露した。シンセがふわふわと鳴るニュー・ウェイヴ・ナンバーと思わせ、安島がシャウトし続ける激烈ナンバー。その次に演奏した「orange sunshine distortion」といい、デジタル・ハードコアにも聴こえた「go go monster」といい、時折、牙を――それもかなり鋭い牙を剥くようなところがこの日、ライヴを観て改めて気づいたThe Flickersの魅力。聞けば、バンドの根幹にはパンクがあるという。それはメジャー第1弾シングルからはわからなかったし、新曲がそういうバンドの根っこをアピールするような曲というところにネクスト・ステップに込めたメンバーたちの想いが窺える。ライヴを観てよかった。
そして、安島が渾身のハイジャンプを決めた「lovender」で本編ラストを締めくくると、"精一杯のロックをやっていきたいと思います!"とThe Flickersはさらなる前進をファンに誓ったのだった。
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