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DISC REVIEW

Japanese

宿命

有馬元気

『宿命』

Release Date : 2023-09-06
Label : Studio Cubic Records

前作『フィルター』より約半年ぶりとなる1stアルバム。タイトルとへヴィなバンド・サウンドが印象的な「挫折」で幕を明け、2023年1月に上京した際に書いたというラスト「憧れをずっと追いかけた」まで全力を出し切り、今の有馬元気が全開となった全11曲。ポップでかわいくてついついクスッとしてしまう「ワガママ」、元気いっぱいの「愛なんです」といった遊び心も交えつつ、未来のない恋愛を美しく描いた「黙ったまま」、生きることの意味を自らに問う「この世界に」など深いテーマも彼らしいサウンドと視点で描く。ポジティヴもネガティヴもすべてがリアルに聴こえるのは、どの曲にも彼の命が注がれているからで、だからこそより伝わるものがある。妥協なしの1枚、その自信と本気の想いを受け取ってほしい。(藤坂 綾)


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宿命

前作『フィルター』より約半年ぶりとなる1stアルバム。タイトルとへヴィなバンド・サウンドが印象的な「挫折」で幕を明け、2023年1月に上京した際に書いたというラスト「憧れをずっと追いかけた」まで全力を出し切り、今の有馬元気が全開となった全11曲。ポップでかわいくてついついクスッとしてしまう「ワガママ」、元気いっぱいの「愛なんです」といった遊び心も交えつつ、未来のない恋愛を美しく描いた「黙ったまま」、生きることの意味を自らに問う「この世界に」など深いテーマも彼らしいサウンドと視点で描く。ポジティヴもネガティヴもすべてがリアルに聴こえるのは、どの曲にも彼の命が注がれているからで、だからこそより伝わるものがある。妥協なしの1枚、その自信と本気の想いを受け取ってほしい。(藤坂 綾)


フィルター

大切な人へは悔いの残らぬよういつでもほんとの想いを伝えようと歌う「フィルター」、自分の気持ちに嘘をつかず前に進んでほしいと願う「それでも愛は勝つから」、そして初っ端からバンド・サウンド全開の「二人なら」。有馬元気の魅力をギュッと凝縮した全3曲だ。何より3曲とも主人公がちょっと弱いというところが、"痛みに寄り添う曲を歌いたい"と言う彼らしく、勇気を貰えたりもする。人がめんどくさいと思っても、人に救われているのもまた事実で、ひとりでも生きてはいけるけど、気の合う誰かや好きな誰かが一緒のほうが楽しいし、嬉しい。そんな人間関係のもどかしさや難しさもまるっと飲み込み、人へのまっすぐな想いを綴ったニュー・シングル。有馬元気の今がすべてここに詰まっている。(藤坂 綾)



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