Japanese
Galileo Galilei
Skream! マガジン 2013年02月号掲載
2012.12.28 @赤坂BLITZ
Writer 沖 さやこ
12月に全国6箇所で開催された『Baby, It's Cold Outside』のリリース・ツアー。初日の新代田FEVERと、ファイナルであり追加公演である赤坂BLITZのライヴを拝見した。メンバー2人が脱退し、3人編成での初ライヴ。FEVERのライヴも“この短期間でよくここまで形に、それもこれまでのGalileo史上最高形態に仕上げてきたなぁ”と心が躍ったが、赤坂BLITZのライヴはFEVER以上に大きな感動があった。BLITZはFEVERのときより、3人の躍動が強く伝わってきたのだ。3人で作り上げた音世界を観客と共有することにより、その奥行きや豊かさは増していた。自らが成し遂げたいこと、作っていきたい音楽を貫き通すだけではなく、Galileoはライヴというリアルな世界でも、インターネットというバーチャル要素を伴う世界でも、常にリスナーと対話をしている。それがバンドとしての人間性、そして音楽性をダイレクトに伝えられる要因になっているのではないだろうか。
自宅兼スタジオである札幌の“わんわんスタジオ”にリスナーを招待する、というコンセプトのステージは、スタジオ同様にシンセやアンプ、リズム・マシーンなど様々な機材に電飾が取り付けられていた。尾崎雄貴が選曲した客入れBGMのボリュームも通常より大き目で、こういう細やかなところにも“自分たちのルーツを紹介する”という彼らの精神が感じられる。「リジー」のイントロであるグロッケンのような音色をSEにメンバーが登場すると、そこに少しずつシンセやサンプラーで音を足してライヴはスタートした。その後インスト・ナンバー「Swimming」から「さよならフロンティア」へ繋ぐとフロアからは歓声が。雄貴のヴォーカルは言葉をよりやわらかくふくよかにリスナーへ投げかける。様々な機材を入れることによるサウンドの変化も勿論だが、彼のヴォーカルが感情豊かになったことも深化における非常に大きい要因となっている。「明日へ」は俗に言う生楽器(弦楽器やドラム)を減らしたことにより曲が持つ憂いが浮き彫りに。そこに重なるあたたかい彼の歌が非常に煌びやかだ。尾崎和樹は内なる狂気を感じさせるキレキレのスティックさばきで力強いビートを刻む。「SGP」では佐孝仁司がギターを構え、雄貴はシンセを。研ぎ澄ましたアレンジは、より歌をダイナミックに広げていく。
FEVERでも“シングルにしたい”“世界観にこだわって作った曲”と雄貴が言っていた新曲は、優しい声と包み込むサウンドが印象的で、より音数を抑えた楽曲。それゆえにいろんな想いが浮き彫りになり、伝わりやすくなっている。「くそったれども」「夢に唄えば」「青い栞」と、佐孝だけではなく和樹も曲によってギターを弾いたりベースを弾き、自由度も上がることにより音も伸びやかだ。安定感のある佐孝のベースがクールに響く「コウモリかモグラ」。バンドの音と同期の音が鋭く絡み合い、その融合は3人の信頼関係が深まっていくようで非常に美しかった。
アンコールで“3rdアルバムのレコーディングをしたいと思っている”と語る雄貴。どうやら佐孝はオリジナル・シンセを基盤から作っているとのこと。“3人になって新しい空気が生まれた”と言っていたが、その言葉通り、サウンドもヴォーカルもメンバー同士の空気感もこれまでに感じたことがない豊かなものだった。この短期間で確実に成長してゆく彼らは非常に頼もしい。それは彼らがいろんなことを模索しながらも挑戦し、戦い、リスナーとのコミュニケーションなど“人との繋がり”を大事にしているからだろう。そんな人間らしさが滲み出た純粋な音楽が、美しくないわけがないのだ。
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