Japanese
THE NOVEMBERS
2009.11.14 @恵比寿Liquidroom
Writer 遠藤 孝行
恵比寿Liquidroomで行われたTHE NOVEMBERSのツアー・ファイナル。11月に行われるという事もあって、メンバーが口にしていた通りこの日はファンにとっても、もちろんTHE NOVEMBERSにとっても特別なものとなっただろう。
小雨の降る中、恵比寿へ急ぐ。ソールド・アウトという事もあって着いた時には、既に会場は満員となっていた。横の一段上がった所のスペースを見つけライヴのスタートを待つ。
2005年に結成された彼らは、エモーショナルなヴォーカルとエッジの効いた轟音ギター・サウンドを武器に下北沢や渋谷で精力的に活動を開始。ROCK IN JAPAN FESにも出場を果たし、今回のワンマンもソールド・アウトさせた事からも今後目が離せないバンドの一つとなっていくのは間違いないだろう。ある人が彼らの事を良い意味で狂っていると言っていたのがとても印象的だったが、僕も彼らの音楽は狂気ギリギリの所で奏でているという印象を持っている。
そして今回のライヴ。初めて彼らのライヴを見たのだが、映像を観せられている様な美しい感覚とキリキリと体を引き裂かれる様な感覚が交互にくる様なライヴだった。そしてそれをオーディエンスがひと時も目を離さずにじっと観ている様子がとても印象的だった。
RIDEの曲が流れメンバーが登場。スラッとした彼らの佇まいはかなり惹き付けられるものがあるが、やはり際立っていたのがヴォーカル小林の存在感。時にはヒステリックな動きをしながら、透明感があり伸びやかでまた憂いのある歌声は聞き入ってしまう。序盤は新旧の曲を織り交ぜながら、美しい展開のある楽曲が並ぶ。先ほども書いた様に楽曲ごとに風景が浮かび、一気に彼らの世界観へ誘い込まれてしまう。見事なライティングもその効果を発揮していた。
初期のRADIOHEADを彷彿とせる様なメランコリックなナンバーと並んで、中盤に披露された新曲が良かった。彼らの持ち味でもある絶望感とも言えそうなダークなサウンドの中に、希望のように美しいフレーズが舞い込むこの曲は彼らの新たな展開を予感させる。
ワンマン・ライヴとあって今回はアンコールを含め2時間と少し。中盤の激しく攻撃的なナンバーを間髪なく叩き込む感じも含め構成は見事だった。終盤、ヴォーカルの小林が「二日前まで体調を崩していてライヴをやれる状態ではなかった」と明かす場面もあったがその影響は感じさせず、最後までエネルギッシュな充実のライヴだった。
ライヴは終盤。緊張感があたりを包む。そしてアンコールの一曲目で始まったのが「バースデイ」凛としていてとてもドラマティックな展開の曲だ。しかしギターの調子が悪く途中で演奏を中断。苦笑いが飛び出し、今回一番空気が和んだ瞬間だった。気をとり直し、ミラーボールが回され演奏が始まる。この曲が個人的なベスト・トラック。美しさと絶望感が同居していて、そこに救いがあるようなこの楽曲は彼らの魅力を一番表している様に思う。
「特別な日」とメンバーが言っていたように、今回のライヴは観に来ていた人にとっても特別なものだっただろう。熱心に今日のライヴを語り合う彼らの表情がそのことを物語っていた。
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.15
-
有村竜太朗
板歯目
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
[Alexandros]
Mirror,Mirror
TENDOUJI × 浪漫革命
SCOOBIE DO
キミノオルフェ
羊文学
Saucy Dog
Ivy to Fraudulent Game
- 2025.07.16
-
有村竜太朗
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
GLIM SPANKY
BIGMAMA × Dannie May
坂本慎太郎
Base Ball Bear × PEDRO
SHE'S × ヨイズ
TenTwenty
Saucy Dog
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
SIRUP
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
RELEASE INFO
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.18
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号