WRITERS' COLUMN
編集部 山元 翔一の『ワイルドサイドを歩け』
2015年11月号掲載
"歴史というものは、大変すばらしいもので、終わる歴史もあれば続いていく歴史がありますね"という日本のロック史に残る名MCがあります。終わりがあればこそ始まりがあるわけなのですが、今回、私が尊敬するライターの天野 史彬氏のコラムが終了したことを受けてSkream! 編集部より私、山元が筆を執ることになりました。(天野さん、今後のご活躍をお祈りしております......!)
続ける/続けないの決断には常に困難がつきまといます。ここでは誰よりも"続ける"ことにこだわり、その形を変えながらも歩みを進めてきたアーティスト、チャットモンチーの話をしようと思います。
チャットモンチーは今年デビュー10周年を迎えます。2005年にメジャー・デビュー・ミニ・アルバム『chatmonchy has come』をリリース後、2006年に1stアルバム『耳鳴り』、2007年に2ndアルバム『生命力』、2009年に3rdアルバム『告白』という具合に怒涛の勢いでリリース重ねます。中でも『告白』は橋本絵莉子さん、福岡晃子さん、高橋久美子さんの3人編成の活動における金字塔的作品と言っても過言ではないでしょう。しかし、2011年9月に高橋さんが脱退。残された橋本さんと福岡さんはふたりでチャットモンチーを"続ける"ことを選びました。サポート・メンバーを加えずに、ベースの福岡さんがドラムを務めることで活動を続けると発表された際、当時しがない大学生であった私は"チャットモンチーはチャットモンチーであり続けることを選んだんだ!"と深い感動を覚えました。そしてふたりだけのチャットモンチーとして、2012年10月に5thアルバム『変身』をリリースし、その存在をシーンに刻みつけました。
翌2013年5月、橋本さんの入籍と第一子の妊娠が発表されました。それに伴い活動は一時休止状態に。これはまさに事件でした。そして2014年8月、チャットモンチーは本格的に活動を再開させます。2枚のシングルを挟み、6thアルバム『共鳴』を今年5月にリリースし、弊誌上でも表紙を飾ったのは記憶に新しいところです。そしてデビュー10周年という節目に初期4作がリマスターを施され、さらにリリース当時のライヴ音源をつけてリリースされます。そして、そのリリース日である11月11日(水)には2008年以来となる日本武道館公演"チャットモンチーのすごい10周年 in 日本武道館!!!!"が開催されます。
徳島から上京してきた少女たちは10年の間にひとりの強い女性に成長し、橋本さんは母親になりました。この一連のチャットモンチーの歩みそれ自体が物語性を持ち、意思を持って歩み続けることの大切さや難しさを教えてくれるような気がします。これからも変わり続けるふたりと、続いていくチャットモンチーの歴史を見守り続けたいと思います。
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