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真貝 聡

ドラマ“anone”で好きなセリフがある。“人は、手に入ったものじゃなくて、手に入らなかったものでできてるんだもんね”。田中裕子演じる林田亜乃音がいなくなった娘を思いながら発した言葉だ。2022年に聴いた、個人的に心を奪われた楽曲を並べていくと、面白い発見があった。奇妙礼太郎さんの「かすみ草」、藤井 風さんの「旅路」、槇原敬之さんの「東京DAYS」など、どれも郷愁に駆られる歌詞やメロディが特徴で“あぁ……こんなにも自分には、過去に大事なものや人があったんだな”と改めて思う。心に残ったライヴもそうだ。MOROHAの武道館公演で一番刺さったのが「拝啓、MCアフロ様」。通り過ぎていった景色、場所、人……それらと再び出会えるのが音楽の魅力だよね、と再確認した2022年でした。


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