Japanese
CRACK BANQUET
2013.12.14 @東京キネマ倶楽部
Writer 山口 智男
今年2013年6月28日に渋谷Milkywayで開催した"レコ発おいっす!全員集合!"を皮切りに1stミニ・アルバム『Buzz The World!!』をひっさげ、足掛け6ヶ月にわたって全国を回ってきたCRACK BANQUETによる"Buzz The World!! Tour 2013 in Japan"がこの日、ついに東京キネマ倶楽部でファイナルを迎えた。題して"Buzz The World!! Tour Final~ワンマンおいっす!全員集合!"。
"ようこそ。お越しくださいました。やばい夜、一緒に作ってくれるかい?!"
ステージに出てきたカミジョウテツヤ(Vo/Gt)は早くもノリノリだ。
"OK, Everybody! とことんロックしようぜ。僕たちがあなたの自由への入口、CRACK BANQUET。よろしく!"とファイナルを祝うために集まった大勢の観客に語りかけると、バンドは「恋をしよう」「ファンキースライド」と『Buzz The World!!』からファンキーなロックンロールを披露。そして、間髪を入れず、ファンにはすっかりお馴染みの"おいっす!"と"おっぱい"のコール&レスポンスをたたみかけ、いつもと変わらないペースで観客を巻き込んでいく。
CRACK BANQUETにとって初めてのワンマン・ライヴである。2時間に及ぶ長丁場のステージも初めてだったにちがいない。その後はゲストの木内友軌を招き、木内とコラボレーションした「Born To Have Fun」を振り付きでライヴ初披露すると、今度はウルフルズのギタリスト、ウルフルケイスケを呼び込み、「羽をちょうだい」「曇り空ブルース」――『Buzz The World!!』でウルフルケイスケが客演した2曲を、木内も含め総勢7人で演奏し、客席を沸かせるという演出も交え、この日のステージをスペシャルなものにしていった。
スペシャルという意味では、カミジョウが"ミスター・スマイル"と呼んだように満面の笑みでギターをプレイするウルフルケイスケの存在は図太い出音のギター・プレイとともに華やかさを確実にステージに加えていた。そして"1曲歌わせてもらいます"とツアー・ファイナルのご祝儀代わりにウルフルズの「まいどハッピー」を途中、ゴスペルを思わせるコール&レスポンスも交えながら歌い、会場をポジティヴかつハッピーなムードに包み込んだケイスケのパフォーマンスに、そこにいる誰もが感激したにちがいない。
ゲストも交え、大いに盛り上がったあと、終盤戦はカミジョウによるしっとりと聴かせるアコギの弾き語りからスタート。曲のタイトルは「キャンディ」。CRACK BANQUET結成のきっかけになった曲だという。
そして、メンバー紹介を兼ね、メンバーを1人ずつ呼び込むと、新曲の「ベティ」、そして「真夜中のアジテーション」「馴染めない世界」「Buzzworld」とラスト・スパートをかけるように最後まで一気に突っ走った。
6ヶ月に及ぶ長いツアーを締めくくるにふさわしい、とても楽しいライヴだった。エンターテイメントを目指しながら、ところどころにメンバーの素顔が表れ、エンタメに徹しきれないところが逆に人間臭くておもしろいと言うかバンドっぽいと言うか、そんなところも含め、楽しませてもらった。
それと同時にCRACK BANQUETというバンドが持つポテンシャルを改めて実感することもできた。サックスが大半の曲でリードを担うユニークなアンサンブルや日常に潜む狂気や誰もが抱える屈折を巧みに表現した歌詞はもちろん、この夜、披露した「キャンディ」「ベティ」、そしてアンコールの最後を飾った「夜明けのルースター」といった曲からは、『Buzz The World』でアピールしたファンキーさとはまた違うメロディメーカーとしてのセンスや歌として、彼らが伝えることができる大きな魅力が感じられた。
ファイナルを単に楽しいだけのお祭りで終わらせず、新たな興味をバンドとしてアピールできたところに大きな意味があったと思う。
"もっと大きな舞台を目指して、もっといい歌を作ります。もっといい歌を歌います"とカミジョウが新たな決意を語ったように今回のツアー・ファイナルは通過点の1つに過ぎない。そう、涙はまだ早いのである。
『Buzz The World』をひっさげての全国ツアーはもちろん、SUMMER SONIC 2013の他、Red Bull Live On The Roadのアンバサダーとして立ってきた大舞台も含め、2013年の活動をステップに、この5人組がどんな飛躍を見せてくれるのか大いに期待している。
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