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LIVE REPORT

Japanese

QUATTRO-BRITISH ANTHEMS-

2009.12.06 @新木場STUDIO COAST

TEQUILA69

前回に引き続き設置されたTEQUILA69ステージ。日本のインディ・シーンで注目を集める若手バンドが一同に会するこのステージ、実は前回はこっちの方がライヴの質的にはよかったと思っているし、今回も期待のバンドが多く楽しみにしていたファンも多かったはず。
ただ、この日はタイムテーブルがかなり押しまくっていて、メイン・ステージと時間が被ってしまった為、ほとんど観ることができなかった。
1、2曲観ることができればいい方だったという感じなので、ライヴ・レポートに関しては、トリを務めたQUATTROのみとなってしまった。ただ、the telephonesの石毛が「TEQUILA69のステージに出ているかっこいいバンドを観ていってくれ」とMCで言っていた様に、今まさに胎動している日本のロック・シーンはこの日登場していたバンドが担っていくことになるだろう。ライヴハウスで、CDショップで、ネットで、是非彼らをチェックしてみてもらいたい。(佐々木健治)

前回に引き続きTequila69 Stageに出演する事になったQUATTRO。
かなりの人数を集めていた前回に続き、今回も時間が押した関係でメイン・ステージのトリのTHE VASELINESと時間が被ってしまったにも関わらず沢山のオーディエンスを集めていた。
外のステージなのに始まる前からオーディエンスのテンションは高い。それだけ注目を集めているということだろう。

QUATTRO

リラックスした表情で5人は登場。このステージのトリという事でプレシャーもあるのかと思いきやそんな所は全くないようだ。「THE VASELINES観なくていいんですかー?」というとぼけたMCも飛び出すほど。冬のカラッとした空気を感じながらの心地よいロックンロール。QUATTROは野外でも、また大きなステージでも映えるんだろうと実感させられる。QUATTROはやっぱりかっこいい。
30分という短いセットの中に彼らの魅力は凝縮されていたと思う。中でも新作EPからの音源の3曲がライヴで力を発揮していた。バラエティにとんだこの三曲はライヴの中でも良いバランスとなってステージをびしっと締める。縦にも横にも体を揺らせるというか。そして沢山の仲間とバンドに囲まれての雰囲気もよりこの日のライヴを暖かいものにしていたんじゃないかと思う。

そして最後はお決まりの「Hey!」。この曲は何度聴いても心躍る。この日も寒空の中たくさんのオーディエンスがジャンプしていた。トリにふさわしい貫禄のライヴ。そして気持ちのこもった演奏だった。OASISのオープニング・アクトに抜擢されるなど大きな飛躍のあった2009年のQUATTRO。傑作のEPを挟んでいよいよお待ちかねのフル・アルバムは春にリリース予定。じっくり良いものを作るためにとリリース時期が伸ばされたこのアルバムが楽しみで仕方が無い。 (遠藤 孝行)


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