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DISC REVIEW

Japanese

2016年02月号掲載

春色ラブソング

Saku

『春色ラブソング』

Release Date : 2016-02-24
Label : SMAR

半年ぶりのリリースは片想いで悩んでいる女子中高校生にエールを送るラヴ・ソングが表題曲のシングル。作曲はSakuの同年代の作編曲家である中村瑛彦が担当し、作詞はSakuと中村と19歳の現役女子大学生兼作詞家の阿部伶香の3人で書き上げている。歌詞で描かれているリアリティ溢れる学生恋愛の風景は少女漫画さながら。今まさしくこのような状況の少女たちも少なくないのでは。Sakuの歌声もいつもよりあどけなく非常にスウィート。ストリングスや鍵盤などがきらきらと華やかに舞う、良質のJ-POPになっている。卒業シーズンにぴったりのラヴ・ソングだ。カップリングには作詞作曲をSakuが手掛ける純愛ソング、メジャー・デビュー曲のアコースティック・バージョンを収録。(沖 さやこ)


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Say Hello

表題曲は18歳のころから温め続けていた1曲。"新しい自分ってさ、/いつ出逢えるんだろう?"という言葉は思春期特有のアイデンティティの揺らぎによって導かれたものと思われるが、今歌えば、メジャー・デビューから2年半強を経た彼女の赤裸々な言葉として響く。それが今回リリースすることになった大きな理由であろう。迷いと決意の両方をまっすぐに歌い上げる同曲の直後だからこそ、「おつかれさん」の弾き語りが沁みる。聴く者の背中を押し、じんわりと心を温めてくれるようなこの2曲に救われる人は多くいるのでは? と思っていたら、ラストに待ち構えるのはどこか癖のある男性をパクチーに例える曲。しんみり終わらず最後には笑顔にさせるこの感じこそがSakuらしさなんだと改めて感じる。(蜂須賀 ちなみ)


ハローハロー

中高生を中心に支持を集めるシンガー・ソングライター Sakuが、前作『君色ラブソング』より約4ヶ月ぶりとなる4thシングル『ハローハロー』をリリース。今回は、"一歩踏み出したい女の子に贈る曲"をテーマに掲げ、Sakuの実体験をもとに制作。立ち止まってばかりじゃ何も始まらないし、痛みを知り大人になるために"新しい自分に出会いたい"、そんな人の背中を押してくれるTrack.1「ハローハロー」。大好きなダーリンにちょっとした文句をしたためた歌詞になっているTrack.2「NO WAY!!!」は、後半で"可愛いとこもあるから/やっぱり憎めない"と歌うツンデレ・ソングとなっている。恋をするときの楽しさやもどかしさ、儚さをうまく表現している1枚だ。(白崎 未穂)


春色ラブソング

半年ぶりのリリースは片想いで悩んでいる女子中高校生にエールを送るラヴ・ソングが表題曲のシングル。作曲はSakuの同年代の作編曲家である中村瑛彦が担当し、作詞はSakuと中村と19歳の現役女子大学生兼作詞家の阿部伶香の3人で書き上げている。歌詞で描かれているリアリティ溢れる学生恋愛の風景は少女漫画さながら。今まさしくこのような状況の少女たちも少なくないのでは。Sakuの歌声もいつもよりあどけなく非常にスウィート。ストリングスや鍵盤などがきらきらと華やかに舞う、良質のJ-POPになっている。卒業シーズンにぴったりのラヴ・ソングだ。カップリングには作詞作曲をSakuが手掛ける純愛ソング、メジャー・デビュー曲のアコースティック・バージョンを収録。(沖 さやこ)


Girls & Boys e.p.

現役タワレコ店員であるSSWのSakuがメジャー・デビューからわずか4ヶ月でリリースする新作EP。収録曲中3曲は夏がテーマになっており、季節の中では最も夏が好きという彼女の人間性が反映されている。パワー・ポップ的な力強さと清涼感と一抹のセンチメンタルが混ざり合ったTrack.1は、彼女の少ししゃがれたキュートでガーリーな歌声も鮮やか。ヴォーカルを楽器のように扱うコーラス・ワークも巧みだ。Track.2は夏の気だるさやきらめきが音で表現され、Track.3はシューゲイズ的な音像が幻想的。WEEZERの名曲をカバーしたTrack.4は、バンドならではのエモーショナルなグルーヴが原曲へのリスペクトを痛烈に物語る。彼女のバックグラウンドと、ポップ・アイコンとしての魅力が花開く作品だ。(沖 さやこ)


FIGHT LIKE A GIRL

現役TOWER RECORDS店員の顔を併せ持つ、22歳のシンガー&ギタリストSakuの1stアルバム。新曲を中心に、THE CUREのカバー、既発のEP2作品から2曲を収録している。トータル・プロデューサーに吉田仁を迎え、カジヒデキ、堀江博久ほか"ネオ渋谷系"ともいえる豪華ミュージシャンが参加。渋谷系の精神に感銘を受けたSakuが繰り広げる、US/UKインディー要素をポップかつフレッシュに盛り込んだ2010年代の渋谷系ともいえる作品になった。ポップでキュートでスウィートの三拍子を引き立てているのは、インタビューでも彼女が語ってくれた"毒"の要素。ちょっとやそっとのことでは折れないサウンドへの強いポリシーや、陰の感情から生まれる涙があってこそ、彼女のハスキーで甘い歌声は映える。(沖 さやこ)


START ME UP

映画"ビリギャル"の挿入歌に抜擢されたことで、急遽1stフル・アルバム『FIGHT LIKE A GIRL』と同時リリースされることが決定した初のメジャー盤。"ビリギャル"の書き下ろしとして制作された表題のTrack.1は、奔放なイメージの強い彼女には新機軸ともいえるストレートでエモーショナルな楽曲。居心地の良さを感じられる音楽を手探りしながら求めてきた彼女が歌う"あたらしいあたし好きですか 変わり続けてもいいですか"という言葉が切実に響く。バック・バンドもそんな彼女を抱え上げるようにシンプルで重厚なサウンドを展開し、その一体感は圧巻だ。一転Track.2はポップでガーリーなのに、歌の内容は男子に噛みつくという毒っ気のあるSakuらしい楽曲。この二面性も小気味よい。(沖 さやこ)



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