Japanese
Tielle
Skream! マガジン 2024年10月号掲載
2024.09.14 @渋谷gee-ge.
Writer : 山本 真由 Photographer:平木希奈
初の中国ツアー"愛・笑・歌"を大盛況に終え、凱旋ライヴとなった女性ソロ・アーティスト、Tielle(読み:チエル)の東京公演が、9月14日に渋谷gee-ge.にて行われた。彼女の楽曲制作にも携わり、中国ツアーでも各公演を共に演奏してきたDAIKI(AWSM.)との2人でのステージだ。
この日のライヴは、1stアルバム『BEYOND』収録の「COLORFUL」でスタート。ワクワク感が高まるリズムと透明感のあるメロディが印象的なポップ・ソングで、会場の空気を温める。自然と湧き起こった手拍子にフロアの一体感も増して、一気にTielleワールドに染まった会場内。そして、"新曲を持ってきました!"というMCと共にスタートした「Give Up」ではオーディエンスも一緒に歌い、Tielleも嬉しそうにマイクをフロアに向ける。デビュー前にニューヨークで暮らしていたこともあり、Tielleは英語詞も自然体で、日本語と英語が違和感なく混ざり合ったリリックは、国境を越えて活躍する彼女の大きな武器とも言えるだろう。また、オーディエンスを盛り上げる、みんなで手を上げるような振付等も、言葉の壁を越え成功させた中国ツアーや、これまでのライヴでのパフォーマンスの経験が活きているのかもしれない。ステージを左右に行き来し、時には大きな身振り手振りも使って全身で音楽を表現しながら、全力で音楽を届けようとする彼女のパワフルなパフォーマンスには、会場にいた多くのファンが胸を打たれただろう。
途中、MCを挟むと、中国ツアーを終えての東京公演に"帰ってきた感じがする。みんなの反応が温かくて1曲目から涙が出そうだった"と感想を語り、関西訛りのほのぼのとしたトークには会場が笑いに包まれる場面も。歌唱力の高い実力派シンガーで、バイリンガル、といった楽曲から受けるクールなイメージとはまた違った彼女の一面を見ることができるのも、ライヴの醍醐味だろう。
MCですっかり会場全体がほっこりとした雰囲気に温まったところで、そこからガラッと雰囲気を変えて、アニメ"BASTARD!! -暗黒の破壊神-"第2期"地獄の鎮魂歌編"のEDテーマでもある壮大なナンバー「La Muse perdue」へ。さらにしっとりと歌い上げる「good girl」等、アップテンポでポップに盛り上げたライヴ冒頭とはまた違った"聴かせるTielle"モードに。これまでに数々のアニメやドラマ、映画等のタイアップ曲を手掛けてきた彼女だけに、ドラマチックでストーリー性のある楽曲が魅力で、どの曲も聴き手の心に響くその内容が、説得力のあるヴォーカルによって紡がれている。
そこからまたMCを挟んで、椅子に腰掛けてリラックスした雰囲気で"みんなで乾杯する曲だから"と始まったのは、TVドラマ"晩酌の流儀3"のEDテーマ「happy-go-lucky」。グルーヴィで優しいトーンの楽曲に、思わず身体が揺れる。日頃の疲れを癒す、まさに晩酌のお供にぴったりの楽曲だ。ゆったりと聴き入れる楽曲が続いた後、再び立ち上がって始まったのは、アニメ"BASTARD!! -暗黒の破壊神-"第1期のEDテーマ「BLESSLESS」。荘厳な世界観とパワフルなヴォーカルが感動的で、ギター・ソロもあるロックなナンバーでもある。改めて、幅広い楽曲にマッチするTielleの歌声と表現力に圧倒される。
その後またMCで中国ツアーのエピソードも語られ、笑いも交えつつ、ライヴ・メンバーも紹介された。その喋っていた雰囲気から、また歌い出すと別人のように変わるのが毎回面白い。しかしそんな人懐っこくチャーミングな人間性が根本にあるからこそ、ただ上手いだけでない、奥深い魅力が歌にこもるのだろう。
アンコール・ラスト、新曲「Unfamiliar」で明るい雰囲気に。エレクトロ・アレンジのノリも良く、また歌声の存在感も存分に発揮されたバランスの良い楽曲で、幸福感に満ちたライヴの締めに相応しい曲だ。
Tielleは次回のライヴ、彼女にとってはホームでもある9月29日の大阪公演を最後に、一旦充電期間に入ることを発表している。まだまだたくさん作りたい音楽、表現したいことがあるという彼女の、今後の音楽活動を見据えたポジティヴな休息期間ということで、その後の動向にも注目しつつ、まずは目下ラストとなる大阪公演を楽しもう。
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