Japanese
Tielle
Skream! マガジン 2021年09月号掲載
2021.07.29 @渋谷WWW
Writer 荒金 良介 Photo by 8子
実力派女性シンガー Tielle(チエル)が、コロナ禍で延期になっていたワンマン・ライヴ"&BEYOND"を開催。彼女は劇伴作曲家 澤野弘之氏のヴォーカル・オーディションでその才能を見いだされ、アニメ"機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096"のオープニング・テーマ・ソング「Into the Sky」のゲスト・ヴォーカリストに抜擢。また、Survive Said The Prophetの「Listening」にフィーチャリング・アーティストとして参加したキャリアを持つ。
会場に入ってみると、鳥の泣き声が響き渡り、ステージ上は樹海を思わせる神秘的なセットが組まれ、ライヴ前から期待感を煽られた。開演18時に暗転すると、ステージ中央にTielleが立つ。この日はギター&鍵盤をDAIKI、ベースを後藤マサヒロ、ドラムをcoldrainのKatsumaがサポートを務める。そして、ショーは静謐なピアノ・インスト曲「feelings」~「Beyond」で幕を開けた。彼女は透き通った繊細な美声を放ち、裏声も巧みに織り込んでいく。その確かな歌唱力に早くも多くの人が聴き入っていた。それからバンドの演奏が激しさを増すと、「Misfit」へ。後半には伸びやかな歌唱力を存分に発揮し、強烈な個性を叩きつけてくる。
"改めましてこんばんは、Tielleです。2回の延期があり、この難しい状況で会いに来てくれて、ありがとうございます。今、私ができる100パーセントを......"と言ったあと、次は「Sweet Love」を披露。これはフジテレビが運営する動画配信サービス FOD発のオリジナル・ドラマ"スイートリベンジ"主題歌に抜擢された楽曲であり、とりわけ明るく力強い声色が魅力的であった。続いて「Sweet Revenge (feat. yoxen)」に入ると、彼女自らクラップを促し、ステージで軽やかに踊り始めた。さらにテーブルに置かれた電話の受話器を取ると、その流れでyoxenが受話器を持ってラップする姿がスクリーンに映され、凝った演出でも観客を楽しませた。紫色の照明の中で披露した「Victim」を経て、Tielleはいったんステージ袖に引っ込み、ドレッシーな衣装にチェンジ。ここからはアメリカのR&Bシンガーを彷彿させる艶やかな声色で迫る「GHOST」、哀切なメロディに胸を締めつけられる「good girl」と、歌い手としての奥深い表現力もアピール。曲が終わると、盛大な拍手が沸き起こっていた。
"世界が大変なことになり、私自身も苦しんだ1年半......お家でアスリートが闘う姿を見て、勇気づけられてます"とTielleは飾らない言葉で語り掛け、新曲も制作中であることを告白。そして、本編最後の「Home」では会場を明るく照らす演出もあり、彼女の祈りに似た柔らかな歌声に吸い込まれるようであった。
アンコールを求める拍手に応え、Tielleは再びステージへ。Katsumaのダイナミックなドラムに導かれ、アンコール1曲目にプレイされたのは「IF...」だった。本編の澄んだ空気をいい意味で裏切る躍動感溢れるロック・ナンバーに会場も大興奮。彼女も楽しそうにステージを動き回る様が印象的だった。その流れから最終曲「COLORFUL」を披露。"踊っていいよ"と彼女は親密に声を掛け、後半には観客も手を左右に振り、ピースフルな雰囲気に包まれて、ショーは終了。
"これからも一生懸命、音楽をやるので......ありがとうございました!"と声を振り絞って別れの挨拶をするTielle。その彼女の瞳からキラリと光るものが流れていた。この日を無事に迎えられ、ライヴを終えた瞬間に様々な感情が胸に去来したのだろう。その涙はTielleにとっても、ここに集まった観客にとっても、忘れられない思い出として心に刻まれたに違いない。
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