Japanese
キングサリ
Skream! マガジン 2023年11月号掲載
2023.10.16 @渋谷WWW
Writer : 山口 哲生 Photographer:真島洸
"生きる、活きる、イキる、熱きる、射切る"という5つの"いきる"をコンセプトに、2022年から活動をスタートさせたアイドル・グループ、キングサリ。MOSHIMOの一瀬貴之(Gt)、岩淵紗貴(Vo/Gt)、空想委員会の岡田典之(Ba)、三浦隆一(Vo/Gt)など、豪華作家陣が提供するロック・サウンドを土台にした楽曲や、個性豊かなメンバーたちによるエネルギッシュなパフォーマンスで注目を集めている6人が、9月と10月に2本のコンセプト・ライヴを開催した。ひとつは、9月15日にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行った、グループ初のアコースティック・ライヴ"Daydream"。そしてもうひとつが、今回レポートに入った10月16日に渋谷WWWで開催された"演出の世界 -世界観-『監獄キングサリ』"だ。このライヴは、メンバーが演劇と朗読に初挑戦するというもので、脚本/演出は、キングサリに楽曲提供を行っているアーバンギャルドの松永天馬(Vo)が務めた。
物語の舞台となるのは、罪を背負った少女たちが送り込まれる"監獄キングサリ"。彼女たちは自らの罪を償うべく、人々の幸せのために地下のライヴハウスで"アイドル"として労働を課せられるのだが、最も多くいいねの数を集めた者は、アイドル王としてステージから卒業、つまり外の世界に出て自由を得られるというのが、今回のあらすじだ。罪とは、自由とは、そしてアイドルとは......。そんなシリアスな物語に、彼女たちのパフォーマンスが組み込まれる形でライヴは進行していった。
幕が開くと、不気味に赤く染まった空と灰色の雲が映し出されているヴィジョンと、天神・大天使・閻魔、あやさ、蝶羽れい、栗原えみる、ネ兎ねう、村咲ちいの6人が目に飛び込んでくる。特攻服に身を包んだメンバーたちが手にした本を朗読していき、オープニング曲の「金愚上等」を披露。中央に玉座が置かれたステージの上で力強く歌い踊ると、「アイノホンノウ」へ。演劇要素はありながらも次々と曲を繋げていき、彼女たちのパワフルなステージをしっかりと堪能できる構成になっていた。
ネ兎ねうとあやさが、罪と決意を告白する朗読からなだれ込んだ「キャラメリボーン」や、蝶羽れいが"ライヴの半分は観客が作る。あなたが手にしたペンライト、掲げてください!"と叫び、客席で灯されたペンライトの灯りを頼りにパフォーマンスを届けた「ハイドアンドシーク!」など、客席を物語の世界へ深く引き込んでいくメンバーたち。天神・大天使・閻魔が「吸血鬼純情」でポップ且つ狂気的な世界を見せつければ、村咲ちいは満月をバックに「spell」のバラード・バージョンを儚く歌い上げ、「洗礼ズム」ではメンバー全員が拳銃を使ったバトル・ロイヤルを繰り広げると、死闘を制した栗原えみるが、影アナで出演していた松永天馬と迫真のやり取りを見せるなど、どれも華のある魅力的なシーンばかりだった。
また朗読劇として、メンバー全員が本に書かれているセリフを読む形で進行していたのだが、与えられた台本を読むということ――要は、アイドルはオトナが用意した言葉や行動をやらされていたり、押しつけられたりしているというパブリック・イメージを用いながら、最後にはその本を捨て、アイドルとして自らの言葉を発していくというシナリオも見事。血塗れのセーラー服姿のメンバーたちが、清涼感のある「ホワイトシアター」を歌唱するドラマチックなエンディングで幕が下ろされると、鳴り止まない拍手が客席からは送られていた。本編終演後、再び姿を現したメンバーたちは、閻魔を中心に"これで台本地獄から逃れられる"と笑いながら話していたが、第2弾もぜひ開催してほしい。
キングサリは、12月13日にNoisy IDOLレーベルから初のアルバム『SURVIVE』をリリースし、来年1月16日には恵比寿LIQUIDROOMにて初のバンド・セットでのワンマン・ライヴを開催。ここから彼女たちがどう飛躍していくのか期待が膨らむステージだった。
EVENT INFORMATION
"リリースイベント"
11月2日(木)
11月8日(水)
11月10日(金)
11月12日(日)
11月17日(金)
11月18日(土)
11月25日(土)
12月9日(土)
12月13日(水)
12月15日(金)
※詳細後日発表
LIVE INFORMATION
"キングサリ BAND SET ONEMAN LIVE"
2024年1月16日(火)恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
[チケット]
Sチケット:¥8,000(記念グッズ/特典会ファストパス付)
Aチケット:¥4,000(記念グッズ付)
Bチケット:¥2,000
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