Japanese
ACE COLLECTION
Skream! マガジン 2021年03月号掲載
2021.02.18 @Zepp Tokyo
Writer 伊藤 美咲 Photo by KEISUKE MINODA
ACE COLLECTIONが、メジャー・デビュー後初のツアー[LIVE TOUR 2021 "STARDUST"]を開催した。昨年メジャー・デビュー・ミニ・アルバム『L.O.V.E.』をリリースし、作品を引っ提げて開催する予定だったツアーが新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になってしまった彼らが、単独公演として周るツアーは約1年ぶり。満を持してのライヴになった。今回は、ACE COLLECTIONの歴史に残る伝説の1日になったこと間違いなしのZepp Tokyo公演をレポートする。
観客から拍手で迎えられたACE COLLECTIONが、幕開けの1曲に選んだのは「ROCK STAR」。奏(Ba)が手拍子を促し、スタートから盛り上げていく。歌詞には"I wanna be a ROCK STAR"と登場するが、ラスサビ前にメンバー全員が手を挙げる姿は"ロック・スターになりたい"というよりも、まるで"俺たちがロック・スターだ"と主張しているかのようだった。たつや◎(Vo/Gt)が"今日は1日よろしくお願いします"とあいさつし、2曲目の「December 9」へ。曲のテンポが上がると同時に会場のボルテージも上昇していく。曲の後半にはLIKI(Gt)がたつや◎と立ち位置をチェンジし、センターのお立ち台に上ってキレのあるギター・ソロを弾き、観客の視線をくぎづけにする場面も。続けてアッパー・チューンの「LIFEメーカー」や「BLACK HOLE」といったロック・ナンバーを投下し、会場をさらに熱くしていく。彼らに応えようと精一杯腕を伸ばすファンの姿からは、久々のライヴに気持ちが高まっていることがひしひしと伝わってきた。さらに「WaVe」では爽やかなポップ・サウンドを奏でると同時に、たつや◎が手を横に振る動きを促し、観客を音の波に乗せていく。その様子を見て、"やっぱりライヴはバンドと観客の一体感があってこそだな"なんてごく当たり前のようだが、会場でしか味わえないことをしみじみと感じてしまう。そのあと、歌詞にリンクした色とりどりなライトに照らされながらグルーヴィなナンバー「二人フタ色」を披露した。
MCを挟み、"ずっと生で届けたいと思ってた曲"と言って、「70億にただ1つの奇跡」を前半はたつや◎の弾き語り形式で、後半はバンド演奏も加えたサウンドで届ける。続けて、彼らの代表曲のひとつとなったイノセントなバラード曲「約束のしおり」を丁寧に歌い上げ、軽快なギター・イントロが印象的な「拝啓、君は...」で再び会場を盛り上げていく。次のインスト・ナンバーではLIKIのギター、奏のベース、RIKUのドラム、それぞれの技が光るソロ回しや重厚感のあるバンド・アンサンブルで会場を魅了した。しかし直後、ライヴも後半戦に差し掛かるというところで、音を同期するPCがつかなくなるトラブルが発生。急遽たつや◎がMCで"やってみたかったやつやっていい?"と言って"男の子!"、"女の子!"とコール&レスポンスをしたり(もちろん声は出せないので拍手で応える形式だ)、"トラブルは会場の熱気のせい"と笑いながら話したりして場を繋いだが、PCが復旧しなかったため、ワンコーラス・カバーを掛け合わせたマッシュアップを行うことに。もちろん予定外のため練習なしの即興だったが、思わぬサプライズな展開に会場も歓喜に沸いた。マッシュアップ動画で知名度をグッと上げた彼らだからこそできる計らいだ。それでもPCは復活しないままだったが、"俺らロックンローラーだからいけるでしょ!"と本来セットリストに入っていなかった、まっすぐに伸びるたつや◎の歌声を乗せて「BLUE」を奏でた。彼らの臨機応変な対応とパフォーマンスの高さには、もはや脱帽するしかない。そのあとも"もうこのままやっちゃおう!"と元恋人への気持ちをアグレッシヴに歌った「鬱憤」、メロディックなサウンドの中にミステリアスさを感じる「ワインレッドのラビリンス」、歌詞どおりギターをかき鳴らす「リアピックアップ」、高揚感とエネルギー溢れる「FIRE」を生音で畳み掛け、聴いているこちらもリズムに合わせて身体が揺さぶられっぱなしだった。
思わぬトラブルがありつつも、いよいよライヴも終盤戦。最新のラヴ・ソング「モノクロシティ」を演奏したあと、フロア上に設置されたミラーボールの輝きの中、「Lady」をプレイ。生音だけでも物足りなさはないものの、やっぱり完全な状態で新曲を聴かせられないのは悔しいだろうなと思っていた矢先、PCが復活したという朗報が。万全の体制に戻ったところで、ピアノ・サウンドに重なる歌声が印象的な「シンデレラ」が届けられた。セットリストの変更もあり、この頃すでに本来の予定曲数であった17曲を演奏し終えていたが、"好きにやっていい"とスタッフからの許可も下り、「モノクロシティ」を完全な状態でリベンジ。初見でもノりやすいキャッチーなメロディと"AメロとBメロは手拍子、サビはジャンプでお願いします"というたつや◎からの言葉で、観客も完璧な動きで最後まで盛り上げていく。ラストを飾ったのは、これからも自分たちらしいロック・バンドとしての姿勢を貫いていく意志を強く感じる新曲「GO MY WAY」。最後にたつや◎が"みんな愛してるぜ!"と告げて本公演の幕は閉じた。やっとの思いで開催されたメジャー・デビュー後初のツアーで、イレギュラーな事態に見舞われながらもライヴを完走したACE COLLECTIONは、今後どんな困難があっても乗り越えられると思う。冒頭の「ROCK STAR」にて、俺たちがロック・スターだと主張しているかのようだったと述べたが、どんな状況であっても自分たちが信じることをやり、観客を楽しませた彼らは間違いなくロック・スターだった。
[Setlist]
1. ROCK STAR
2. December 9
3. LIFEメーカー
4. BLACK HOLE
5. WaVe
6. 二人フタ色
7. 70億にただ1つの奇跡
8. 約束のしおり
9. 拝啓、君は...
10. マッシュアップ11. BLUE
12. 鬱憤
13. ワインレッドのラビリンス
14. リアピックアップ
15. FIRE
16. モノクロシティ
17. Lady
18. シンデレラ
19. モノクロシティ
20. GO MY WAY
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