Japanese
Jake stone garage
Skream! マガジン 2017年01月号掲載
2016.12.05 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 岡本 貴之
名古屋、大阪、札幌を経て迎えた"Jake stone garage 「UNERU」 release one-man tour 2016"ファイナル公演の舞台となったのは、1年前の11月にもアルバム・リリースのワンマン・ライヴを行った渋谷CLUB QUATTRO。"あまり考えずに今の自分たちをそのまま出した"という新作『UNERU』で聴かせた剥き出しの生々しさと、メンバーそれぞれの活動を行ってきたことがバンドに還元され、この3人にしかできないJake stone garageの音楽となっていることがはっきりとわかるライヴだった。
James Brownの「Papa's Got A Brand New Bag」をSEに登場した3人は、ガラッと空気を変えてダイレクトなギター・ロック・ナンバー、「クリムゾンジャガー」からライヴをスタート。ワタナベサトシ(Vo/Gt)が掻きむしるギター、西 司(Ba)が弾く生き物のように躍動するベース、それらを支えながらも多彩なテクニックで絡んでいく岩中英明(Dr)のドラムがひとつの音の塊になる演奏は、ガレージ、オルタナティヴ、いやもはやメタルっぽさも感じさせるほど、ものすごい音圧で迫ってくる。「リビドー」ではワタナベが間奏で歌メロをそのまま弾くソロを披露。ブレイクした瞬間、早くも"最高だね!"の言葉が出た。二度目となるCLUB QUATTROでのワンマン・ライヴを本人たちが一番楽しみにしていたのではないだろうか。
横ノリで観客を巻き込んで盛り上がった「SHAKE YOUR HEAD」、パンキッシュなビートで煽る「秘密」、ハードなディスコ・ビートを生み出す「WARP」など、ワタナベの高速リフの間隙を縫って岩中のフィルイン、西のオブリが入ってくる様は、息がぴったりというより、お互い戦っているかのようで一瞬たりとも緊張感が途切れない。そんななか、この日最も白熱した演奏を聴かせたのは中盤の曲たちだった。新作からの「black glow」では珍しいワルツ調のアンサンブルを披露し、「シンディア」ではワタナベと西がユニゾンでリフを聴かせて高揚感を演出する。また、半分インストとも言える「ゴールデンヒル」では後ノリのミディアム・テンポのリズムから構築していく展開が見事で、"ガレージ・プログレ"とでも言うべきオリジナリティ溢れるそれは、各メンバーがそれぞれの活動の中から持ち寄ったイメージがバンドのうねりとして結実している象徴的な曲として印象に残るものだった。
さらにベースのリフを中心とした「DEEP IN」でのセッションはジャズ的なインプロビゼーションでもプレイヤーとしての成長を感じさせた。MCでは岩中が"演奏していて去年を思い出しました。やっぱりCLUB QUATTROはいいですね"と充実した表情を見せた。技巧を凝らしたアレンジが続いたからか、とてもシンプルなロックンロールに聞こえた「falling down」から始まり、「freak me out」、「Liberal Arts」と『UNERU』からの曲が次々と披露。ダンサブルな「Liberal Arts」で観客のテンションが一気に上がる。ワタナベの低音弦の高速リフからサビのシンガロング、ベース・ソロからのギター・ソロと続くアレンジには曲のエンディングに向けて高まっていくスケールの大きさがあった。
後半、観客も一緒になって歌った「トビラ」は、ソリッドなナンバーながら3人の素顔が窺えるリラックスしたメロディが、ツアー・ファイナルに相応しい多幸感を会場へ運んできた。「ラトルスネイクシェイク」でステージを降りた彼らは、アンコールに応えてスリリングな「GOD LOVES YOU」、ロックへの愛に溢れた「ロックンロールミュージック」を披露。3人がステージから去っても、観客の多くはまだまだアンコールの手拍子を止める様子がない。しばらくして客電がつき終了かと思った瞬間、メンバーがステージに戻る。"本当にどうもありがとうございました! もう1曲!"とダブル・アンコールに応えて飛び出したのは、彼らの原点とも言える曲「スパイダーアクション」だった。この日、ライヴの途中で2017年1月28日に"special encore show"として下北沢CLUB Queにてワンマン追加公演が行われることが発表されると、大歓声が沸き起こった。ワンマンで2016年を締めて、ワンマンで新しい年を始めようというJake stone garageの2017年の活動に大いに期待しようと思う。
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