Japanese
Skream! EXPO-02-
2011.08.28 @SHIBUYA THE GAME
Writer 島根 希実
Skream!が、フリーマガジン、ウェブから飛び出してお送りしたイベント“Skream! EXPO”。2度目の開催となった今回は、“ロック・シーンの「今」と「未来」をキーワードに国内インディー・ロック・シーンの最前線に立つ、注目の若手バンドたちが集結!”と謳った通り、既存のパーティやイベントとも異なる個性豊かなラインナップが出揃った。今とこれからを担う新鋭たちのステージをとくとご覧あれ。
トップ・バッターは、The next! Liddell 1974。一言で言えば、奇天烈で妖しい。ここは、ブラック・ユーモアに彩られた不思議の国か。しかしそのキャッチーなメロディは、時折ロマンスを垣間見せることも。地下より召喚されたまだ謎多きバンドは、不穏と空気を身に纏い、僅かにアヴノーマルな臭いを漂わせながら、その個性と存在感を会場にしっかりと刻みつけてくれた。
歌い出すなり、全てを浄化してしまったAny。王道の青春ロックとは違った経路の“青さ”の際立つ、文学と青春の融合した歌は、爽やかで穏やかだ。そして、涙一つをすくいとるような繊細な透明感。弱く、脆い、そして瑞々しい……日常のワン・シーンを爽やかに描きながらも、焦燥や切なさを内包した青春ロックを成立させていることがとても新鮮だった。これは“深い水色”といった印象だ。
空気は重く、一気に夜が更けたような会場。温度、速度、時間、全てを一変させた真空ホロウは、全力疾走する車から怒りや苛立ちをぶっきらぼうに投げつけるようなステージ。どんどんスピードをあげながら、オーディエンスの心も掴んでいく。速度を上げれば上げるだけ、それに比例して凄まじい空間把握能力をみせていく、そして艶やかさもある。あらゆる面において、まだまだ未知数なそのポテンシャルの高さに驚かされた。
“どうも、Veni Vidi Viciousです”ふざけた第一声をかましたのはThe Cigavettes。そんな挨拶がぽつりと聞こえたと思ったら、ひと度ギターが鳴り響けば、一気にUK色全開!黄金色の稲穂のように輝くメロディ。心を震わすメロディと郷愁のヴォーカル。フロアも徐々にスウィングしていけば、そこはもう日本じゃない。この日、一番踊っている人が多かったのは彼らのライヴだっただろう。
そして、本物のVeni Vidi Viciousが登場……したのだが、それはVeni Vidi Viciousではなかった。こんなに全てのスケールが小さく、勢いのないVVVは初めてだ。バンドのメンバー構成が変わってから間もないこともあり、ここ最近はライヴでもエンジンが温まるまでに時間かかることは多かったが、この日は2曲目あたりで不調を察すると、立て直しも上手くいかず、途中でバンドの気持ちが途切れそうになる瞬間も。そんな状態で歌ってしまった希望の曲「Good Days」は、あまりに悲しすぎた。
まさにスクリーム!! それは歓喜か、狂気によるものか、まさに音による狂喜乱舞。全てが叫んでいる、思わずそう思ってしまった8otto。一度、導火線に火がつけば、もう止まらなかった。じりじりと燃えていくようなグルーヴによるスリル。確実に高まっていく熱は、ライヴ後半、出し惜しみなく爆発していた。そして、そのステージには音と衝動しかない。何にも縛られない、音楽によって突き動かされる情動のみに支配されたステージは、このイベントを最高にロックな形で締めくくってくれた。
- 1
LIVE INFO
- 2025.01.23
-
終活クラブ
ずっと真夜中でいいのに。
a flood of circle
小山田壮平 / kanekoayano
ヤバイTシャツ屋さん
ASIAN DUB FOUNDATION
米津玄師
暴動クラブ / 板歯目 / M.J.Q(山本久土+クハラカズユキ)
- 2025.01.24
-
片平里菜
東京初期衝動
ザ・シスターズハイ
終活クラブ
Homecomings
夜の本気ダンス
ego apartment
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
かりんちょ落書き
ハシリコミーズ
MONO NO AWARE
くるり
Ivy to Fraudulent Game
THE YELLOW MONKEY
RAY
Wez Atlas
- 2025.01.25
-
片平里菜
ブランデー戦記
女王蜂
BLUE ENCOUNT / UNISON SQUARE GARDEN / ヤバイTシャツ屋さん / フレデリック ほか
Helsinki Lambda Club
SpecialThanks
ストレイテナー
上白石萌音
the paddles
bokula.
HY
SCOOBIE DO
Umisaya
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Dear Chambers
sajou no hana
Aimer
あいみょん
め組
IDLES
かすみん(おこさまぷれ〜と。)
神聖かまってちゃん
Czecho No Republic
GOOD BYE APRIL
フラワーカンパニーズ
パピプペポは難しい
Rhythmic Toy World
眉村ちあき
Mega Shinnosuke
サカナクション
Hedigan's
kobore
tacica
9mm Parabellum Bullet
Cloudy
- 2025.01.26
-
マリンブルーデージー
ASP × ExWHYZ
[Alexandros] / キタニタツヤ / マカロニえんぴつ / Creepy Nuts / ヤングスキニー ほか
Helsinki Lambda Club
THE BACK HORN
SpecialThanks
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
the paddles
ストレイテナー
HY
上白石萌音
SCOOBIE DO
SILENT SIREN
夜の本気ダンス
東京初期衝動
Homecomings
アイナ・ジ・エンド
Dear Chambers
Mega Shinnosuke
崎山蒼志
Bye-Bye-Handの方程式
CYNHN
Aimer
あいみょん
I Don't Like Mondays.
フラワーカンパニーズ
tacica
琴音
Lucky Kilimanjaro
ADAM at
LEGO BIG MORL
篠塚将行(それでも世界が続くなら)
サカナクション
阿部真央
Bubble Baby
- 2025.01.27
-
THE ORAL CIGARETTES
WurtS
SUPER BEAVER
Mirror,Mirror
パピプペポは難しい × NUANCE
meiyo × ワタナベタカシ
斉藤和義
IDLES
- 2025.01.28
-
マリンブルーデージー / かたこと
the HIATUS
WurtS
米津玄師
SUPER BEAVER
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
the quiet room / Maki
安藤裕子
- 2025.01.29
-
THE ORAL CIGARETTES
the HIATUS
Saucy Dog
米津玄師
Hakubi
君島大空
Appare!
Helsinki Lambda Club
ポルカドットスティングレイ
ネクライトーキー
- 2025.01.31
-
ビレッジマンズストア
神聖かまってちゃん
LEGO BIG MORL
UNISON SQUARE GARDEN
KNOCK OUT MONKEY
Wez Atlas
くるり
ザ・ダービーズ
インナージャーニー / 板歯目 / Apes ほか
ヤユヨ
WANIMA × MONGOL800
TYCHO
Aooo
AYANE
9mm Parabellum Bullet
小林私 / Redhair Rosy / INF ほか
Halujio
the telephones
Bye-Bye-Handの方程式
- 2025.02.01
-
あいみょん
Hedigan's
ストレイテナー
ASP × GANG PARADE
夜の本気ダンス
I Don't Like Mondays.
ブランデー戦記
女王蜂
WONK
WurtS
the telephones
bokula.
GOOD BYE APRIL
SILENT SIREN
"でらロックフェスティバル 2025"
ADAM at
片平里菜
wacci
kobore
sajou no hana
CYNHN
OKAMOTO'S
Kroi
Aimer
"BAYCAMP 202502"
清 竜人 / 清 竜人25
9mm Parabellum Bullet
- 2025.02.02
-
あいみょん
四星球
bokula.
ExWHYZ × KiSS KiSS
LEGO BIG MORL
Laura day romance / XIIX / レトロリロン
I Don't Like Mondays.
Keishi Tanaka
ブランデー戦記
Panorama Panama Town
ラックライフ
"でらロックフェスティバル 2025"
CYNHN
ひめかのん(おこさまぷれ~と。)
片平里菜
ANABANTFULLS
DIALOGUE+
怒髪天
崎山蒼志
上白石萌音
浪漫革命
- 2025.02.03
-
マカロニえんぴつ
- 2025.02.05
-
マルシィ
ザ・シスターズハイ
the HIATUS
サカナクション
くるり
WurtS
"Road To 革命ロジック2025"
RELEASE INFO
- 2025.01.24
- 2025.01.25
- 2025.01.28
- 2025.01.29
- 2025.01.31
- 2025.02.01
- 2025.02.05
- 2025.02.07
- 2025.02.10
- 2025.02.12
- 2025.02.15
- 2025.02.19
- 2025.02.26
- 2025.02.28
- 2025.03.01
- 2025.03.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ヒトリエ
Skream! 2025年01月号