
Overseas
RAZORLIGHT

2009.01.23 @渋谷AX
Writer 杉浦 薫
RAZORLIGHTの新作「Slipway Fires」は、前作までのサウンドとはかなり違うものになっており、皆かなり驚かされたことだろう。ヴォーカルのJohnny Borrellは「Slipway Fires」がリリースされるまでの間、ハリウッド女優とのスキャンダルなど、何かとメディアを賑わせてきていた。故に派手な印象を持たれていたが、そんな印象からは想像もつかないほど内省的で静謐な美しい作品となった。この新曲郡がライヴではどのように響くのだろうか。
会場に足を踏み入れると、「MAKE the RULE」地球温暖化防止キャンペーンのブースが設けられていた。私も早速署名。後のインタビューでは、BjornとCarlも環境保護への思いについて熱く語ってくれた。結果的に230名ほどの署名が集まったそうだ。
フロアへ移動し、すぐにライヴがスタート。一曲目は「Golden Touch」。Johnnyの歌、演奏共に大変安定しており、最早ベテランの風格だ。あまり派手に動くことはないものの、感情がきちんと込められている演奏は、聴いていてとても安心するし、自然に陶酔してしまう。
そして「In The Morning」。跳ねるリズムに印象的なギター、ポップな歌と、前作「Razorlight」では一番、クラブで多くプレイされていた曲。そこから畳み掛けるように、「Dalston」。Johnnyがギターを変え、「Tabloid Lover」へ続く。この新曲は、アルバムでの印象とはちょっと違い、ライヴでは大変エキサイティングに響いている。そして難しい歌もなんなくこなすJohnnyのヴォーカリストとしての成長を垣間見た瞬間だった。
そして、RAZORLIGHTの曲の中でも、一番といっていいほど打つ美しい名曲「America」が始まった途端、フロアは大合唱し、彼らを称えた。
そこから、流れるように「Before I Fall To Pieces」へ続き、「Vice」ではAndyとのコーラスが絶妙に絡み合い、「Hostage Of Love」ではJohnnyがタンバリンを片手に、詩人のように、語り掛けるように歌う。この曲が本日のライヴのハイライトといっていいのではないだろうか。
ライヴは順調に穏やかに、時にエキサイティングに進行し、「Wire To Wire」、そして「Rip It Up」で終了。ほどなくアンコールが始まるが、このアンコールがかなりサービス精神旺盛な内容で、6曲が披露された。特に新曲の「Burberry Blue Eyes」が映えており、これからクラブでかなりプレイされる予感がした。
自信に満ち、豊かな感情表現で圧倒させるヴォーカリスト、Johnny Borrellの存在感、カリスマ性はやはり別格。そしてBjorn、Carl、Andyは、派手なパフォーマンスこそしないものの、時に笑顔で、余裕の風格で演奏を支えていた。
「Slipway Fires」での、予想と違うサウンドに驚かされたファンも、是非ライヴで収録曲を聴いてほしい。また違った曲の表情が見れるし、更にこのアルバムが好きになることは確実だ。
- 1
LIVE INFO
- 2025.12.12
-
Hump Back
Chimothy→
崎山蒼志
VII DAYS REASON
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
Nikoん
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
DURAN
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
Nikoん
石崎ひゅーい
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
Nikoん
石崎ひゅーい
kobore / Suspended 4th / ザ・シスターズハイ / ザ・シスターズハイ ほか
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
Kroi
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
RELEASE INFO
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号






