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DISC REVIEW

Japanese

2018年06月号掲載

I Bet My Life(or Death)

FABLED NUMBER

『I Bet My Life(or Death)』

Release Date : 2018-06-20
Label : 日本クラウン

昨年、メジャー・デビューを飾るやいなや、立て続けに2枚のアルバムをリリースしてきた大阪の6人組が自身初となるシングルをリリース。2枚のアルバムで、"EDM×ロック・サウンド"を追求する自分たちの可能性を、いろいろ試してきた経験を踏まえたうえで、今一度、原点に回帰。新たなバンドの決意がタイトルから窺える表題曲は、ライヴハウスに足を運ぶファンが盛り上がれることをまず一番に考えた結果、FABLED NUMBER史上、最もアッパーで、最もアンセミックな1曲に。サビの歌から始まる構成や掛け合いのコーラスという新たな試みはライヴでこそ、その威力を発揮するに違いない。その他、やはりアンセミックな魅力を持つダンス・ポップの「Windshield」と「夜の鼓動」のリミックスをカップリング。(山口 智男)


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ELEXGAME

プロデューサーにSxunを招聘して制作されたミニ・アルバムは、FABLED NUMBER史上最大火力を誇る1枚に! ヘヴィなギターと凶暴なエレクトロニクスをエネルギッシュに畳み掛けていく「Symphonies Of The Dawn」や、猛然と突き進んでいく2ビートを軸にした「After A Storm Comes A Calm」など、どれもキャッチーさは保持しながらも攻撃力が格段にアップしている。「The Sundown」のようなド派手なEDMとラウドなバンド・サウンドを掛け合わせた彼ららしいポップネスに溢れた楽曲もあるが、それでも手触りはかなりハード。これが2ndデビュー作と言ってしまっても過言ではないほど、瑞々しさや野心に満ち溢れまくっている超快作だ。(山口 哲生)


Millionaire

2017年にメジャー・デビュー、その年に2枚のアルバムをリリースした大阪の6人組が1年2ヶ月ぶりに3作目のアルバムをリリース。メジャー・デビュー後、多彩な表現に挑んできた彼らが原点回帰を掲げ、2018年6月にリリースしたシングル『I Bet My Life(or Death)』の延長線上で、ライヴでファンとシンガロングすることを強く意識し作り上げたような全12曲が収録されている。ラウドロック×EDMというコンセプトそのものに変わりはないし、エレクトロニックなサウンドの使い方もこれまで同様のセンスの良さを感じさせるが(ここ大事)、メランコリックなバラードも含め、エモーショナルな歌モノのロックという打ち出し方は、より幅広いリスナーにアピールできそうだ。(山口 智男)


I Bet My Life(or Death)

昨年、メジャー・デビューを飾るやいなや、立て続けに2枚のアルバムをリリースしてきた大阪の6人組が自身初となるシングルをリリース。2枚のアルバムで、"EDM×ロック・サウンド"を追求する自分たちの可能性を、いろいろ試してきた経験を踏まえたうえで、今一度、原点に回帰。新たなバンドの決意がタイトルから窺える表題曲は、ライヴハウスに足を運ぶファンが盛り上がれることをまず一番に考えた結果、FABLED NUMBER史上、最もアッパーで、最もアンセミックな1曲に。サビの歌から始まる構成や掛け合いのコーラスという新たな試みはライヴでこそ、その威力を発揮するに違いない。その他、やはりアンセミックな魅力を持つダンス・ポップの「Windshield」と「夜の鼓動」のリミックスをカップリング。(山口 智男)


A Revolutionary

ミニ・アルバムとしては前作『The DIE is cast』以来、約2年ぶりとなる3作目。今回は、タイトルにある革命家の名に相応しくチャレンジがあって、前進するエネルギーが高い作品になっている。また歌詞には日本語詞も多く用いられ、「世界は君に鳴り響く」や「Dancer In The War」などは、初めての日本語詞でありながらも違和感なく、むしろ日本語のリズムをもサウンドのアクセントとして活かしている感覚。流れるようなエレクトロ・サウンドの、ポップなフックとして耳を惹く。このキャッチーさが、高い温度感、昂揚感のあるサウンドの、さらなる起爆剤として機能するのではないかと思う。もともとあるバンドの攻撃性やエッジ、ラウドなパンチ力といったものを抑えることなく、ポップ性を磨き上げ、高次元で化学反応を起こしたアルバムだ。(吉羽 さおり)