Japanese
綾野ましろ
Skream! マガジン 2024年05月号掲載
2024.04.20 @原宿RUIDO
Writer : 杉江 由紀 Photographer:加藤千絵(CAPS)
再起動成功。2014年にデビュー曲「ideal white」(TVアニメ"Fate/stay night [Unlimited Blade Works]"OPテーマ)で"平成最後のロックアニソンシンガー"としてのキャリアをスタートさせた綾野ましろ。約2年の沈黙期間を経た今年1月に突如として活動再開がインフォメーションされ、3月には和楽器バンドのベーシストにしてボカロPでもある亜沙のプロデュースによるEP『FLAVOR.』が発表されることに。さらに、このたびは彼女の出身地である北海道と東京の2都市にて"綾野ましろ Reboot GiG -FLAVOR of FUTURE-"と題されたワンマン・ライヴが開催されたのである。
ちなみに、今回のライヴについては各地とも昼夜にわたる2部制となっており、筆者が取材した原宿RUIDO公演の第2部は"未来"がテーマであったのだという。よって、オープニングで投下されたのはほかでもない最新EPのリード・チューンとなる「FLAVOR.(GUM)」。ここではまさに、明確な形で"Reboot"感の漂う斬新且つ大胆なライヴ・パフォーマンスを綾野ましろが華やかに展開してみせ、コケティッシュ且つ訴求力の強いヴォーカリゼーションでオーディエンスを瞬く間に魅了して見せたのだ。
一方、そのあとにはソールド・アウトとなった満員のフロアが待望していたのであろう「infinity beyond」(ゲーム"ガンスリンガー ストラトス リローデッド"テーマ・ソング)や、「vanilla sky」(TVアニメ"ガンスリンガー ストラトス"OPテーマ)といったキラーチューンたちも、大いに場を沸かせることになったのは言うまでもなかろう。
また、最新EP『FLAVOR.』に収録されている「愛のかくれんぼ」では活休中の彼女の胸中に渦巻いていたという想いを綴った歌詞が丁寧に歌い上げられるひと幕や、これまた最新音源に収録されている「Line of Fate」でロック色の強いパワフルで伸びやかな歌を堪能させてくれる場面もありつつ、本編ラストでは"みなさんとの出会いの曲"として「ideal white」が今改めて歌われたことも非常に印象的だった。
"ここまでの間、みなさんにはいろいろと心配をおかけしてしまっていたと思います。そういった後ろめたさなんかもあったりしたなかで、みなさんから「また歌ってくれてありがとう」、「ステージに立ってくれるのを待ってました」って言われたとき......ただただ涙が止まらなかったです。この2年間の中では、それまで「なんか生きづらいな」って感じてた自分と向き合いながら、よりポジティヴな強い人になって、みんなの居場所をちゃんと護っていくことが自分にとっての目標になりました。そのためにたくさんの人と話し合ったり、新しいチームの亜沙さんやマネージャーさん、そして今のバンド・メンバーたちとも出会ってきて、今回の「(綾野ましろ)Reboot GiG -FLAVOR of FUTURE-」をやらせていただくことができました......ただいま!!!"
アンコールにてこう語った綾野ましろの言葉に対し、観衆が返したのはもちろん"おかえり!!"の大きな声。そのうえ、"新生ましろんバンド"のメンバーからは3日後に控えていた彼女の誕生日を祝したケーキが贈呈されるサプライズもあったが、それらへの"お返し"として彼女が歌ってくれたのはEP『FLAVOR.』からの「Day's eye」で、歌詞中の"この先に選ぶどんな未来も/信じてる"という一節はある種の宣言にも聴こえた気がする。
加えて、一向に止まないフロアからの大歓声に応えてのWアンコールにて、これまでのライヴでファンと共に大切に育ててきた曲となる「RAY OF LIGHT」を無事に歌い終えたときの綾野ましろの晴れやかで幸せそうな表情は、そのまま"未来"に向けた良き予兆を意味していたように思えてならない。再起動成功セリ!!
[Setlist]
1. FLAVOR.(GUM)
2. infinity beyond
3. vanilla sky
4. Alive
5. 愛のかくれんぼ
6. Lotus Pain
7. Dolly Girl
8. Line of Fate
9. MATROSKA
10. NEWLOOK
11. ideal white
En1. Day's eye
En2. RAY OF LIGHT
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