Japanese
籠目維新 / KYOKO TOKYO / 加藤伎乃
Skream! マガジン 2021年10月号掲載
2021.09.01 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 稲垣 遥 Photo by うつみさな
"現実と幻想の境目"と題されたこの日の"LIVEHOLIC 6th Anniversary series"には籠目維新、KYOKO TOKYO、加藤伎乃という独創的な世界観を持つ3組が登場。ぶどう色のワンピースに着物を羽織り、黒のロングヘアを下ろしたスタイルで、ギターを持って舞台にまず現れたのはシンガー・ソングライター、加藤伎乃だ。オープニング「砂漠」からハスキーさと艶を兼ね備えた歌声を聴かせつつ、まろやかな指引きと硬質なピック弾きを曲の中で使い分ける、ギターのプレイにも惹きつけられた。続く「YAVAY」はリラックスした横ノリのサウンドにペシミズム的な、センセーショナルな言葉が乗るアンバランスさが、やや恐ろしく、今っぽい。また"ありがとう、加藤伎乃と申します。よろしくお願いします。拍手~"という落ち着いたトーンの飄々とした挨拶には、堂々としていながら、一筋縄ではいかないキャラクターも表れていて良かった。電車が事故を起こし、すぐにTwitterで文句を言う場面など悲しき日常を冷静に歌う「東京スーサイドシティ」、3拍子のクラシカルなテンポで"誰か私の春を買ってよ"と悲痛に歌う「花売りの少女」ほか、全8曲を披露したが、時折ボサノヴァを挟んだりドスを利かせて歌い上げたり、エッジの効いた表現でインパクトを残していった。
続いてステージには2ピース・バンド、KYOKO TOKYOがセット。ステージ左右にふたりが並び、つちだKOHH-CHANGのドラムが、向かって左側の稲妻アキ(Gt/Vo)のほうを向く形でスタートした。つちだがパッドでリズムを叩き、打ち込みの重低音と脱力感のある稲妻のヴォーカル、シンセの効いた浮遊感のある音像が同名のあの曲も彷彿させる「ナイトクルージング」から口火を切る。が、後半は一転、エレキ・ギターと生ドラムで駆け抜ける展開で、聴き手の予想を裏切り、しょっぱなからインパクトを残した。続けて「罪と春」、歌謡曲感満載の「昭和の女」を演奏。大仰な管楽器が入るか、もしくはアコギでフォーキーに歌うのも似合いそうなこの曲を、あえてしゃがれ声でエレキ・ギターに乗せることで、新鮮に響かせていく。どこまで計算なのかわからないが、とにかくはちゃめちゃな、定石にとらわれない楽曲が多いなかで、とびっきりロマンチックな「綺麗なユーエフオー」や、サビのキャッチーさが光る「赤夜行」のようなナンバーも随所に挟み、40分の中で振れ幅を見せたライヴだった。
個性的な2組に続きトリを飾るのは、まもなく活動5年を迎える愛知のロック・バンド 籠目維新だ。サポート・メンバーを迎えこの日唯一のギター、ベース、ドラムの生バンド・サウンドを存分に聴かせる。1曲目「嫌」で6分を性急に駆け抜けると、"名古屋市より参りました籠目維新です。今宵もどうぞよろしく"と鈴村将司(Gt/Vo)がひと言。鋭利でスピード感のあるギター・ロックではあるが、メロディに絡みつくブレス多めでコクのある鈴村の歌声と、少し古めかしい言い回しも交えた和のエッセンスの強い歌詞で、コンセプチュアルなものを感じさせる。終盤に披露した哀愁漂うミドル・バラード「糸」では、気怠い低音のメロと1音目から高音が突き抜けるサビのメリハリがドラマチックにこの夜を彩り、そこから"どうしようもない毎日の戦い方を教えているバンド、籠目維新の「如何し様」という曲です"とこの日一番の高速チューンをかき鳴らす。曲後半は叫ぶように言葉を届けてオーディエンスを一気に煽情し、ラストは「加速装置」を投下。タイトル通りもう1段階ギアを上げてフロアを躍らせ、"また必ず会おう!"(鈴村)と心地いい耳鳴りを置き土産に去っていった。
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