Overseas
COLDPLAY
Skream! マガジン 2014年07月号掲載
2014.06.12 @TOKYO DOME CITY HALL
Writer 山口 智男
世界各地のアリーナ、いや、スタジアムを熱狂させてきたイギリスの4人組、COLDPLAYが3000人規模のホールでライヴを、それもたった一晩だけ行うなんてあり得ないことが現実になってしまった。
前作から3年ぶりとなる6作目のアルバム『Ghost Stories』のリリースを記念するスペシャル・クラブ・ショウ。当然、チケットはあっという間にソールド・アウト。ライヴ当日、会場の外で"チケットを譲ってください"と書いた紙を掲げた大勢のファンの姿は、いかに多くの人たちが5年ぶりとなる今回のライヴを見ることを切望していたかということと『Viva la Vida(美しき生命)』の大ヒットから6年経った現在も変わらないCOLDPLAYの人気を改めて印象づけた。
開演時間を10分ほど過ぎた頃、『Ghost Stories』の収録曲「A Sky Full Of Stars」に因んで、無数の星が吊り下げられたステージにChris Martin(Vo/Gt/Pf)らメンバーが現れ、漂うように聴こえてきたアンビエントなシンセ・サウンドとともに演奏は『Ghost Stories』のオープニングを飾る「Always In My Head」で始まった。
"コンバンハ!"
Chrisによる日本語の挨拶に続いて、バンドが演奏したのは「Charlie Brown」だ。レーザー光線が飛び交う中、力強い4つ打ちのビートが3階建てのバルコニー席に囲まれたホールに響き渡り、Chrisがアコースティック・ギターをかき鳴らす。静寂を奏でているような「Always In My Head」を、固唾を呑んで見守っていた観客もこの「Charlie Brown」とバンドが歓喜のコーラスを歌う「Paradise」の連打には大喜び。その興奮は一気にマックスに達してしまった。
そして、演奏した『Ghost Stories』からの「Magic」。一転して、その抑えた曲調が、ピアノを弾きながら感情をたっぷりと込め歌い上げるChrisの歌声を際立たせる。その「Magic」をはじめ、この日、バンドが『Ghost Stories』から演奏したのは全15曲中7曲。正直、あまりにもメランコリックな『Ghost Stories』の曲を過去のレパートリーと、どう混ぜるんだろうと興味半分、心配半分で、このライヴを迎えたのだが、蓋を開けてみれば、これっぽっちも違和感なくセットリストに馴染んでいたのがかえっておもしろかった。『Ghost Stories』から演奏した7曲がアルバムの曲順通りだったことを踏まえれば、その7曲を軸にセットリストを組んだとも考えられる。
思えば、この日は新作のリリース記念ライヴだ。久しぶりの日本ということで、Chrisが"Frieds!"と呼びかけた日本のファンのために新旧の人気曲を織り交ぜたセットリストを用意したとも考えられるが、ひょっとしたら、彼らは『Ghost Stories』の世界観をさらにダイナミックな形で再現するライヴをすでに計画しているのかもしれない......なんてことを想像しながら、「True Love」を聴いていたら、曲が終わらないうちにティンパニやベルがステージに運ばれてきた。「Viva la Vida」だ!
待ってました!!とばかりに客席から大合唱が沸き起こり、その盛り上がりはChrisが客席から受け取った日の丸の旗を身にまとい、ステージを駆け回った熱演によってさらに大きなものとなった。そして、ChrisとGuy Berryman(Ba)がレーザー・ハープを奏でたアンビエント・テクノ調の「Midnight」で本編を締めくくったバンドはもちろんアンコールに応え、パルス音が鳴る中、トラッド・フォーク調のメランコリーが印象的だった「Oceans」とCOLDPLAYがEDMに挑んだ「A Sky Full Of Stars」、そして「Fix You」3曲を披露。星型の紙吹雪が会場中に舞った「A Sky Full Of Stars」の光景はまさに壮観の一言。スペクタクルという言葉がふさわしい光景とともにこの夜の幸福感を観客の記憶に焼きつけたのだった。
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