
Japanese
シシド・カフカ

2013.09.06 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 沖 さやこ
9月4日に1stアルバム『カフカナイズ』をリリースしたシシド・カフカが、“黒(96)の日”である9月6日に東京初のワンマン・ライヴを渋谷CLUB QUATTROにて開催した。東京公演は東名阪ツアーの初日で、ファイナルは10月14日の名古屋アポロシアター。その間に黒木渚とさめざめとの3マン・ツアーなどのライヴを含んでいる。このレポートでは若干のネタバレを含むため、今後ワンマン・ツアーに参加予定のかたはご注意を。
場内が暗転すると“シシド・カフカの東京初ワンマン、IN 渋谷CLUB QUATTROにお越しいただき、誠にありがとうございます”とカフカ本人による艶かしい影アナが。すると“ここからは少しお時間を拝借して――”と、オールナイトニッポンのテーマ曲である「Bitter Sweet Samba」が流れ出し、彼女が担当している“オールナイトニッポン0(ZERO)”風にアレンジされたライヴにおいての注意事項がアナウンスされる。映画館で流れる“NO MORE 映画泥棒”をパロったり、“モテる男の3G”などを披露するなど内容もかなり遊び心に富んでおり、場内はあたたかい笑いに包まれる。その後バック・メンバーと共に白い衣装に身を包んだカフカが登場し、鋭い視線と笑みを浮かべ“ようこそいらっしゃいました、最高の夜にしよう”と1曲目は「キケンなふたり」。ヘッドセットのマイクをつけ、髪を振り乱し熱唱する。体当たりのドラムと歌はたちまちフロアを魅了。“声出てるねぇ、もっと声出してみようか!”とフロアを煽り“いいねぇ!”と威勢の良い声を上げる。しなやかでキレのあるスティック捌き、芯のあるドラムの音色、全身を使って歌うパワフルなヴォーカル。あの美しい長髪が舞う瞬間は、カフカという名の通りカラスが羽ばたく瞬間のような緊張感とシャープさがある。曲によってはドラムを叩かずにスティックを持ったまま歌うシーンもあるのだが、その姿もまた、叩きながら魅せる姿とは違った、女性的で凛とした空気を見せてくれる。
ワイヤレス・マイクを導入したカフカは、ステージ前方まで出てフロアをすみずみまでしっかり見渡す。8年前に友人の付き添いでオーディション行き“君も歌ってみない?”と言われ歌い合格したのがシシド・カフカとしての活動の始まりであることを語り“叩きながら歌うことになるなんて思ってもみなかったよ”と笑うカフカ。叩きながら歌うという行為は全力疾走で喚きながら歌うようなものだと続けた。今回はワンマンということもあり、彼女の体力はどこまで持つのか?とハラハラする部分もあった。だがそこをうまくエンタテインメント・ショウとして昇華するのがカフカ・チーム。ステージはアコースティック体制になり、カフカがアコースティック・ギターを構えニュー・アルバムから「群青」を披露した。演奏前に“歌詞は自分を掘り下げる作業”と語った彼女は“自分には何もないんだなと絶望的な気分になった時期があった”と続けた。自身を失い悪いサイクルにはまってしまっていた時期があったそうだが、歩き続けるということだけはやめなかったと言う。その頃に書いていたのがこの曲だったそうだ。優しく、すっぴんのようなギターが彼女のまた違う一面を見せてくれた。
カフカがバー・カウンターで語る映像を挟んだあとは、カラフルな衣装にチェンジしステージに再登場。「100年ビール」「ラヴコリーダ」などなどハッピー・チューンを畳み掛け、コール&レスポンスや掛け声などが起こり会場のムードもぐんぐん高まる。“まだ元気残ってんじゃないの!?”と本編ラストの「デイドリームライダー」まで全力で走りきった。アンコールでは“今日ここにいる皆さんを武道館に連れて行きたいと思います”と力強く宣言。名残惜しそうに何度も何度も“ありがとうございました”という彼女の真摯な姿が今でも脳裏に焼きついている。
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