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LIVE REPORT

Overseas

FRIENDLY FIRES

Skream! マガジン 2012年01月号掲載

2011.12.02 @新木場STUDIO COAST

Writer Akemi Mori

今年3度目の来日となる FRIENDLY FIRES。イギリスは St.Albans 出身 Ed Macfarlane(Vo), Jack Savidge(Dr), Edd Gibson(G) の3人組。デビュー3年目にしてすでに本国ロンドンでも先週 O2 Academy Brixton 3日間をソールド・アウトにし大きな成功を収めている。そんな彼等が今年5月にセカンド・アルバム『Pala』をリリースし新木場 STUDIO COST に帰ってきた。 フロアは埋め尽くされ男女の比率も半々くらい。開演前から熱気にあふれていた。 このツアーからホーン奏者を加えており、これが重要なカギを握っている。
いきなり「Lovesick」「Jump In Pool」とこれぞ FRIENDLY FIRES と言うべきキラー・チューンからのスタートで会場は一気にヒート・アップ。続く「Running Away」「Blue Cassette」ではまるで80年代のダンス・フロアにトリップしたかの様な気持ちの良い空間を作り出し「True Love」ではポップでキラキラした壮大な空間へと連れ去る。 「On Board」ではJack が前に出てカウベルを叩き、「Chimes」ではEd のファルセットがかなり印象に残った。「Skeleton Boy」やはりこの曲は何度聞いてもサビからホワイト・ノイズまじりのエレクトロに変わる瞬間が踊り出したくなるほど気持ちよい。会場との一体感も最高潮だった。とにかく今回オーディエンスが最初から最後まで踊りまくり自由に彼等の音楽を楽しんでいるのが凄く伝わってきた。
オレンジの照明がとても美しい「Show Me Lights」ではサポート・ベースの Jack がパーカッションを叩き 、「In the Hospital」「Pala」とスローな曲を披露。「Live Those Days Tonight」「Hurting」Ed のシャツが汗でびっしょり。ところどころで挟まれる彼 の"アリカトウ"もとてもキュートだ。「Pull Me Back To Earth」に続いては、本編ラストの「Paris」。彼等をよく知らない人でもこの曲は聞いたことがあるであろう代表曲。大きなミラー・ボールが回るダンス・フロア状態で本編の幕は閉じた。 アンコール1曲目は「Hawaiian Air」。彼等の音の作り方には毎度関心させられるが、この曲は本当に複雑で面白い。何回ライヴを見て聴いても音の作りを探ってしまい、良い意味で楽しめない曲である。そしてラスト「Kiss Of Life」ではEdd が激しくプレイすればするほどオーディエンスのヴォルテージが上がりモッシュが起こるほど。 終止Edはクネクネ・ダンス。オーディエンスも踊りまくりのハッピーな1時間30分だった。

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