
Overseas
BAND OF HORSES

2010.08.08 @千葉マリンスタジアム&幕張メッセ
Writer 島根 希実
幕張メッセの中というのは屋内故に、時間の経過や外の温度というのを忘れてしまいそうになる。まだまだ日差しもきつい時間でありながら、都会の喧騒どころかフェスの人ごみ、人の気配すら忘れさせてくれたのはBAND OF HORSES。

ステージ上の壁一面を巨大スクリーンにして、様々な映像を映し出し、それが音楽とリンクしていくというスタイルのライヴ。しかし、リンクというほど近代的な空気の似合うステージではなく、それはさながら仲間とアルバムをみながら思い出話をしているよう。懐かしい臭いのする、癒しのライヴ空間だった。
かなりシンプルなバンド紹介を済ませると、早くも此処はもう、千葉ではない。スクリーンバックに映される夕暮れ時の画。オレンジ色に染まる湖を背景に背負って、バンドのシルエットだけがみえる。
次の曲で、映像は各地のフェスやライヴの思い出写真のようなものへと変わり、センチメタルな空気から、切なくも楽しい空気へ変わったかと思えば、さらにライヴが進むにつれ、次第にたくましさも帯びていった。SONIC STAGEを余すことなく使いきるでかいスケールのステージが待っていたのだ。
「Is There A Ghost」は激しい夜だった。三日月の映像から始まり、そのスケールはどんどん大きくなっていき、無限の夜が会場を飲み込んでいく。しかし途中で夜は弾ける。エネルギッシュな曲展開とストロボのような眩しい照明が一瞬にして夜を昇華してしまったのだ。

夜明けに鳴らされたのは開放感満点の「Laredo」。映像も自然や動物を映したものへと変わり、一気に視野が開けて、目の前に草原が広がるような清々しさに包まれた。続く「Blue Beard」はまさにアルバム『Infinite Arms』のジャケットをそのまま具現化したような心地良い静かな夜だ。空が流れる映像を見て、思わずメッセの天井を見上げてしまった。ひょっとして星空が広がっているのではと思ってしまったのだ。本当に夜道を散歩しているようだった。
その後も、荒々しい海と空と大地の映像へと移り変われば、同様にステージも荒れ狂う。そんな風に、時には、アルバムをめくるように、時には四季がめぐるように、そのスケールと表情が豊かに変化していった。まるでアリスのように、その空間へ放り込まれ、冒険してきたような気分にさせてくれた。
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