
Overseas
THE XCERTS

2009.03.14 @新木場STUDIO COAST
Writer 榎山 朝彦
「BRITISH MUSIC」という、駐日英国大使館がマイスペース上に開設したページから選ばれた5組のUK新人バンドの中から見事選出され、BRITISH ANTHEMSのオープニング・アクトと相成った、話題性バリバリの新人アーティスト、THE XCERTS。いわゆるインディ・ロックのアーティストがステージを飾る中、エモのサウンドを下敷きにしたXCERTSは確かに異色だったが、しっかりと存在感を放っていった。
おそらく、リリースを控えたデビュー・アルバムに収録されるであろう曲を中心に組み立てられたセットリストは、多少聴いたことのある人たちにとって親切とは言い難いものだった。しかし、一曲一曲で盛り上げるというよりも、XCERTSの世界観で場内を包みこんでいくような構成は、少しずつ、早くから訪れた観客を巻き込み、浸食していった。

まるでASHのような瑞々しさをもったギター・サウンドが、エモなどのラウド・ロックが持つ重層感と組み合わさったそのサウンドは、どこか凛とした世界を描いている。例えエモに対して門外漢でも、すっと入っていけるような、間口の広い世界。さらに、ブレのない確かな演奏力が、その世界観にくっきりとした輪郭を持たせているのである。
出演時間はわずか25分。XCERTSはその世界に観客を包み込んだ後、3月初頭にUKで発売されたばかりのニュー・シングル「Crisis in the Slow Lane」で、さらなる接近を図る。惜しむらくは、やはりオープニング・アクトということで、この曲あたりで会場に入ってくる観客が多く、見せ場になり辛かったことだ。もし、この曲以前から観ていれば、ここでググっと引き寄せられたのではないかと思う。
最後となる6曲目は、「Do You Feel Safe」。シングルにもなった名曲である。緩急をつけた曲調が、メロディの持つ切ない感情を、メーターが振り切れるほどに引き立たせる。ヴォーカルのMurrayは髪を振り乱しながら、これまでにないほどのテンションで歌い上げる。これには来場したばかりの観客も、足を止めずにはいられなかったのではないだろうか。曲が終わり、高く放り投げられたドラム・スティックは、熱を帯びはじめたフロアの人波から伸びた手が、確かにキャッチした。
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