Overseas
JULIAN CASABLANCAS + THE VOIDZ(公演中止)
2015.01.17 @ 恵比寿ザ・ガーデンホール
【JULIAN CASABLANCAS + THE VOIDZ 来日公演中止のお知らせ】
unfortunately, due to unforeseen logistical circumstances, we must cancel our planned trip to Australia and Asia. the band is hoping to announce new dates sometime in the new year and are disappointed that it can't be right now and are very sorry for all and any inconvenience.
残念ながら、予期しない事情で私たちはオーストラリアとアジアツアーをキャンセルしなければならなくなりました。バンドは来年に再度来日を検討したいですが、残念ながら現時点ではその発表は難しい状況です。ファンのみんなには本当に申し訳ありません。
▼チケット払い戻し詳細
https://www.creativeman.co.jp/artist/2015/01julian/cautions.html
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THE STROKESのメンバーそれぞれが本隊とは別に素晴らしい作品を発表する中、沈黙を守ってきたフロントマン、Julian Casablancasが遂にソロ・アルバムを発表した。ソング・ライティングはTHE STROKESのそれなのだが、ドラム・マシーンやキーボードを多用した洗練されたトラックに乗ると、楽曲がまた違った輝きを放つ。Julianの声も穏やかでありながら色気があり、気張っている様子など微塵もない。フォーキーな楽曲もメロウな曲も挟みながら、憎らしいほどに洗練されたロックンロールを鳴らす。Julian Casablancasの才能に改めて感服させられる、極上のポップ・ミュージック。こんな作品を聴かされると、THE STROKESの新作が待ち遠しくなる。(佐々木 健治)
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2000年を境に明らかに"THE STROKES以前・以降"のシーンを形成した当の本人たちは、この5作目でもすこぶるクール。象徴的なのがリヴァーブ感のない音像や、それがもたらす低体温感。1stや2nd時から続くシンプルかつ緻密に組み上げられたリフをさらに客観視し、まるで自分たちの特徴をエディットするような洗練を随所に感じる。そこに乗る、鬼の高低差を誇るJulianのヴォーカルの艶たるや......。「Slow Animals」でのウィスパーと地声のダブルなんてもう、声そのものがアートである。アルバム・タイトルの世界観に近いと思しき「80's Comedown Machine」も80's的なプラスティックなサイケデリアを表現。具体的な熱量ではなく、ロックンロールに潜むフェティシズムでエモーションを喚起する見事な手さばき。 (石角 友香)
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まさに"多アングル"な作品である。それは1曲ごとの個性の強さのことでもあるし、アルバム全体の与える印象からも言える。最初と最後とでまるで違った手応えとでもいおうか、まるで万華鏡のように、華やかに次々と表情を変えていく。1曲目「Machu Picchu」のレゲエ調の始まりには思わず"TOM TOM CLUB!?"と叫びそうになった。そして驚きのイントロに乗って聴こえてくるJulianのハイトーン・ヴォイスがクソかっこいい。全アングルにおいて、成長と音楽的意欲と挑戦に満ちた本作は、本人たちも言っているとおりTHE STROKESの新章を告げるものであり、それだけのパワーが漲っている。そもそも5年振りの本格始動ともなれば、あれやこれやと前置きをしたかったのだが、全部吹っ飛んでしまった。そんなん言う前に、有無を言わさず最高を見せ付けられた気分なのだ。"まぁかっけーから聴けよ"ってさ。(島根 希実)
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