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INTERVIEW

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LITTLE JOY

LITTLE JOY

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メンバー:Rodrigo Amarante(Vo/G/B/Per…etc)

インタビュアー:佐々木健治


-プロデューサーであるNoah Georgesonとは、どういった経緯で、今回の作品を一緒に創る事になったのでしょうか?

R:Devendra Banhartの『Smokey Rolls Down Thunder Canyon』のプロデュースを彼がやっていたので、そのレコーディング時に彼と知り合ったんだ。凄くいい友達になったし、一緒に素晴らしい仕事が出きた。途中から彼と同様、僕もDevendraのギタリストになったから、かなり一緒に楽しんだよ。自分たちのアルバムのために他のプロデューサーは想像できなかったね。

-スモーキーなフォーク・サウンドが基調となっていて、Noah Georgesonはまさに、ピッタリの人選だと思いました。彼との仕事はいかがでしたか?

R:素晴らしいアレンジャー、プロデューサー、ギター、ベース奏者だし、最高の友達だよ。まるでバンドの一員のように、バンドの考えを読めるかのように自分たちのコンセプトを良く把握してくれている。彼は、まさしく、LITTLE JOYの第四のメンバーになっていたし、皆、彼が大好きだから、いつも一緒にいてほしいよ!

-音は、シンプルですが、トロピカリア(1960年代にブラジルで起きたムーブメント。音楽を中心に、様々なジャンルの芸術運動が起こった。)のテイストを取り入れつつ、今作にも参加しているDevendra Banhartに代表される現代のフォークのような感じがあります。以前から、こういう音楽に挑戦してみたかったのですか?

R:トロピカリアの音は大好きだけど、既にある音楽だから、ただの模倣みたいなことはしたくないよ。その上で、全く別個の何かを新たに作り出すのは、トロピカリストのアプローチじゃないんだよね。僕達がやったことは、トロピカリアっていう料理を、他のたくさんの料理と一緒に、お皿に盛ることだったんだ。そして、僕達は、その盛られた料理を、量だとか、重要さだとか、適切かどうかとか、そういう選別抜きに、食べてみたってわけさ。
つまり、トロピカリストであることは、何かを愛するということが、愛情を持って、その料理を「食べる」ことだと知ることなんだ。それは、絶対に、避けられないことなんだとね。創作は、自分が愛しているものをよく咀嚼して、自分の内臓でどう混ぜ合わせるかだし、計画というよりは、自分が何が好きなのかっていうアティチュードなんだよ。自分の内臓を信じるのさ。内臓っていうのは、愛着というか、普段は、ハートって呼んでいることだけどね。
LITTLE JOYの音楽は、僕達が大好きな全ての音楽に対する、トロピカリストとしてのアプローチなんだ。トロピカリアの音楽ってこうやればいいんでしょっていうギミックでは決してないんだ。トロピカリアみたいな音楽っていうよりは、むしろ、僕達が何者なのか、ということなんだよ。内臓をコントロールしながら、創造力という消化器官の、もう一つの終着点で僕達の音楽と向き合うというか。

-アルバムの基本コンセプトがありましたら教えてください。

R:それは全曲がたどるメインテーマということかな?だったら、テーマは3人、男性2人と女性、外国人1人、ハーフ1人、そしてローカル1人、2人は経験豊か、1人は新人、3人の他人が、音楽を通じてお互いを知り合うってことだね。

-アルバムを創る上で、インスピレーションを受けたアーティストはいますか?

R:たくさんあるよ。 WAILERS、 Caetano Veloso、Sam Cook、BEACH BOYS、THE ZOMBIES、MUTANTES、Devendra Banhart、Etta James、RADIOHEAD、それに、70年代のアフリカンファンクとかだね。

-このプロジェクトは、一度きりのものでしょうか、それとも、今後も継続してやっていくのでしょうか?

R:何かあるといいな。新曲をすでに作り始めたし新しいアルバムも作りたい。個人的には生涯でベストのパートナー達に会ったと思うから、彼らとまた曲を書く機会が待ちきれない。

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