Japanese
新世代4ピース クウチュウ戦、2ndミニ・アルバム『Sukoshi Fushigi』より全編"手作り"8mmフィルムで制作された「雨模様です」のMV公開
2016.02.05 22:00
絶妙な歌心と驚異のアンサンブルを兼ね備えた新世代ロック・バンド、クウチュウ戦。彼らが、1月20日（水）にリリースした2ndミニ・アルバム『Sukoshi Fushigi』より「雨模様です」のミュージック・ビデオを公開した。
1stミニ・アルバム『コンパクト』収録の「追跡されてる」のMVも手掛けた山辺真美を監督に迎え、全編"手作り"8mmフィルムで撮影された同ビデオ。メロウな楽曲とレトロな映像がマッチした、ノスタルジックな雰囲気の作品となっているので、早速ご覧いただきたい。
クウチュウ戦 - 雨模様です(Official Music Video)
さらに、同ミニ・アルバムのリリースを記念したワンマン・ライヴ "Sukoshi Fushigi Tokyo & Osaka"のチケット2次先行抽選受付が2月12日（金）正午よりスタートするので、こちらも併せてチェックしてほしい。
また、Skream!では2ndミニ・アルバム『Sukoshi Fushigi』についてリヨ（Vo/Gt）に訊いた、クウチュウ戦の最新インタビューを公開中。
▼リリース情報
クウチュウ戦
2ndミニ・アルバム
『Sukoshi Fushigi』
NOW ON SALE
￥1,000（税込）
[ramble]
1. 光線
2. 青い星
3. 雨模様です
4. 台風
5. にゅうどうぐも
6. エンドレスサマー
クウチュウ戦 - 光線 (Official Music Video)
▼ワンマン・ライヴ情報
"Sukoshi Fushigi Tokyo & Osaka"
4月16日（土）大阪 心斎橋CONPASS
開場 17:30 / 開演 18:00
4月23日（土）東京 渋谷Star lounge
開場 17:30 / 開演 18:00
■オフィシャル・サイト2次先行：2月12日（金）～
https://koochewsen.com/
▼インストア・イベント情報
2月14日（日）TOWER RECORDS難波店
14:00スタート
2月21日（日）TOWER RECORDS新宿店
21:00スタート
※詳細はオフィシャル・サイトにて
▼ライヴ情報
"爆ひな'16 powered by FM OSAKA"
3月3日（木）心斎橋JANUS
w/ 岡崎体育 / セックスマシーン / ヤバイTシャツ屋さん
3月4日（金）京都 磔磔
w/ 井乃頭蓄音団
"TENJIN ONTAQ 2016"
3月12日（土）福岡市 天神地区ライヴハウス 全8会場
http://ontaq.jp/
"Beat Happening! 下北沢CIRCUIT PANIC!"
3月13日（日）下北沢6会場同時開催
http://bh-max.com/
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前作から約7ヶ月ぶりとなる3枚目のミニ・アルバムが到着。2015年5月に1stミニ・アルバムを発表したクウチュウ戦が、この短いスパンに3枚もの作品を発表。楽曲を生み出すバイタリティはどこから湧き出るのかとその貪欲さに感心するばかり。そんな彼らが放つ今作は、ポップ・ミュージックへの愛が止まらない1枚となっている。プレイ・ボタンを押した瞬間、足をすくわれ音に呑み込まれるかのような「ぼくのことすき」から始まり、ジェットコースターのような展開の後、煌びやかなピアノの音色がまるで魔法を解く呪文を唱えてくれるような「魔法が解ける」で現実世界に舞い戻る。音だけを見つめさせられる引力がものすごく、時間が経つのが本当にあっという間だった。彼らが生み出すメロディの魔法にかかるとマジでヤバイ。（白崎 未穂）
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あらゆる物事が理性の支配下に置かれ、画一化／効率化されているスクエアな世の中にクウチュウ戦はクエスチョンを投げかける。初の全国流通作となった前作『コンパクト』から約8ヶ月で届けられた『Sukoshi Fushigi』は、こういった大きなテーマを孕んでいる。とはいえ、収録される6つの楽曲が前作以上に洗練されたポップネスを打ち立てているという点から見るなら、今作を上質なポップ・ソング集と言ってしまうこともできる。はっぴいえんど的ソングライティングと井上陽水の歌心の邂逅とでも言うべき「雨模様です」や、リヨのキュート且つ狂気的なポップ・センスが爆発した「台風」、そしてゆらゆら帝国と同じ純度で"美しさ"を描き出す稀代の名曲「エンドレスサマー」などが収録された今作は、必ずやシーンを揺るがすはず。クウチュウ戦の真の快進撃はここから始まる。（山元 翔一）
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"バーニングSFプログレッシブバーチャルリアリティ神秘ロック"という長い肩書きや多展開の曲調、メンバーのヴィジュアルやライヴでの振る舞いなど、奇抜な要素が人目を引きやすいのはわかる。しかしこのバンドの本質は、歌謡曲から正統に引き継いだ哀しみの感情ではなかろうか。ねっとりとした唄い方のハスキー・ヴォイス、グラスの中の氷のようにきらめくキーボード、泣きのギター＆ベース。それらの目線は常に過去、喪失、孤独へと向けられる。音楽ですくい上げた感情は誰かの心を震わせることができるのだと、そんな音楽の魔法があるのだと信じているからこその表現の形だということがよく伝わってくる。不特定多数の"君"へ均質的なメッセージをあてがうアンドロイド・ミュージックへの、麗しき反抗声明。（蜂須賀 ちなみ）
