
Overseas
DEATH FROM ABOVE 1979|SUMMER SONIC 2011

2011.08.13 @QVCマリンフィールド&幕張メッセ
Writer 石井 理紗子
リズム隊のみの2人組という編成、“リビングにいる象みたいな存在、俺達はそうありたい”という発言、象の鼻をあしらった自画像。DFA1979を説明する時、そこにはいつも“異色”という言葉が付きまとう。それだけの衝撃を世界に与えながらもフル・アルバムは04年にリリースした『You're A Woman I'm A Machine』の1枚のみで06年にあっさり解散してしまった彼らが、突如として復活し、来日したのである。観逃すわけにはいかないとSONIC STAGEは一筋縄ではいかなそうなロック・ファンが詰めかけた。
ほぼオン・タイムでSONIC STAGEを爆音が包んだ。ドラムとベースだけとは思えないほどの爆音で、空気がびりびり振動しているのがわかる。だが、驚くべきはSebastienのヴォーカルが、ドラムを叩きながらにもかかわらず、爆音に全く負けていなかったことだろう。背後には“リビングの象”のタペストリーが掲げられ、Jesseのベースが唸りを上げて這いずりまわり、Sebastienが地響きのようなドラムを叩きながら叫びまくる。まるで雷のようなパフォーマンスにただただ圧倒され、アルバムのタイトル曲「You’re A Woman, I’m A Machine」、名曲と名高い「Romantic Rights」を含め全15曲も演奏されたのだが、あっという間の40分だった。ギターレス・デュオと呼ばれることもある彼らだが、ギターが無いというよりはベースとドラムで完成されていると言うべきだろう。
常識を超えた彼らのパフォーマンスはMCも同様だった。Sebastianの最初の言葉は“ヤヴァーイ!”という日本語だった。普通はイェーイ!とかトーキョー!とかサイコー!とかじゃないのかと突っ込む間もなく、今度は“テンカラキタシ!テンカラキタシ!”と叫ぶ。何のことやらさっぱりわからず頭の中をクエスチョン・マークが埋め尽くす。思わずぽかんとするファンにバスドラをどかどか叩いて煽るSebastien。ドラムの音に煽られるままに拳をあげ、結局わけがわからないまま音の嵐に呑み込まれていく。40分その繰り返しだった。
勘の良い方にはおわかりいただけただろうか?バンド名を和訳していたのである。きっとライヴが終わってもわからなかったファンもいたに違いない。天才の行動を常人が理解するのはいつもワン・テンポ遅れてからだ。Sebastianは“日本人は静かすぎる!”と困惑気味だったが、懲りずにまた来日して欲しい。次回はきっと一緒に“テンカラキタシ!”と叫んで盛り上がれるに違いない。
- 1
LIVE INFO
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
SPRISE
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
- 2025.12.29
-
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KiSS KiSS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
"fractrec presents『OBSCURE TOWER 2025』"
Devil ANTHEM.
The Biscats
TOKYOてふてふ
RELEASE INFO
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.27
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.12
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号





