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DISC REVIEW

Overseas

2015年01月号掲載

Girls In Peacetime Want To Dance

BELLE AND SEBASTIAN

『Girls In Peacetime Want To Dance』

Release Date : 2015-01-14
Label : ホステス

2月に行われるHostess Club Weekender出演が決定したグラスゴーの至宝BELLE AND SEBASTIANのニュー・アルバムが日本先行でリリース。オリジナルのアルバムとしては『Write About Love』以来の作品となる。うっとりと酔いしれ、また力強いアンセムとして心に深く刺さって、揺さぶっていくメロディ、歌、歌の物語を豊かに押し広げていくサウンドで、どっぷりとその世界に浸らせてくれる。そして、自分が見えているようで見てはいなかったものや、漠とした思いといったものにストーリーをもたらす。示唆に富んだその内容に、郷愁感や心強さと同じくらい感情的な痛みがぶり返すことも多いけれど、改めて青くも深みあるベルセバならではの上質なポップ・ミュージックが詰まっていて、時を忘れてしまう。(吉羽 さおり)


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今作は、昨年リリースされた前作『A Bit Of Previous』制作時に同時にレコーディングされていたということで、2作品は対をなすような位置づけになっているとのこと。2枚組ではなく、あえて時間を空けてリリースしたのにはいろいろ事情があるのかもしれないが、ファンにとっては嬉しいサプライズ・プレゼントとなった。地元グラスゴーでのレコーディングということで、全体的にリラックスしたトーンで描かれ、バンドが本当にやりたい音楽を詰め込んだというようなワクワク感もある。多彩な楽器の音色とお洒落なレトロ感、国際的で雑多な不思議かわいい雑貨屋さんを覗いたようなハッピーな気持ち。人生の悲哀を歌いながらもそんな人生を否定しない、聴く者の心に寄り添う姿勢が独特のポップネスとなっている。(山本 真由)


Girls In Peacetime Want To Dance

2月に行われるHostess Club Weekender出演が決定したグラスゴーの至宝BELLE AND SEBASTIANのニュー・アルバムが日本先行でリリース。オリジナルのアルバムとしては『Write About Love』以来の作品となる。うっとりと酔いしれ、また力強いアンセムとして心に深く刺さって、揺さぶっていくメロディ、歌、歌の物語を豊かに押し広げていくサウンドで、どっぷりとその世界に浸らせてくれる。そして、自分が見えているようで見てはいなかったものや、漠とした思いといったものにストーリーをもたらす。示唆に富んだその内容に、郷愁感や心強さと同じくらい感情的な痛みがぶり返すことも多いけれど、改めて青くも深みあるベルセバならではの上質なポップ・ミュージックが詰まっていて、時を忘れてしまう。(吉羽 さおり)