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MCA(BEASTIE BOYS)、ファンに近況報告

2009.08.06 14:32

20090625213708.jpg先月、体に癌性腫瘍が見つかり、予定されていた公演の中止と、新作リリースの延期を発表したビースティ・ボーイズ(BEASTIE BOYS)のメンバー、アダム・"MCA"・ヤウクが、ファンにメールを通じて近況を報告した。

ニューヨーク時間の5日午前3時7分に送信されたメールの件名は「俺が夏休みにしたこと」。その中でMCAは、治療(時に「拷問」と書いている)について明かし、手術から回復する間にも応援してくれるファンに感謝している。腫瘍は喉にある耳下腺という唾液腺に見つかったが、医師は完治を見込んでいる。

「手術から1週間半が経ち、俺は急速に回復している。痛み止めの薬は一切使っていないんだ。そうすることにより、治癒過程が早くなる、つまり、痛み止めを使うと治るのが遅くなるということだ」と彼は公式サイトに登録したユーザーに送信したメールに綴った。

「手術の後、一晩は入院していた…病院はクレイジー過ぎて休息できなかったから、リラックスして、手料理を食べ、家族と過ごすべく、家に帰ったんだ」。

「あの長時間に渡って効くように注入された麻酔薬からは、かなり解毒された」と彼は続けた。「手術のせいでまだ首とあごはとても堅いが、毎日良くなっている。今週の月曜に抜糸したんだ…状況は前進しているよ」。

次のステップは、局部に放射線治療を受けることだという。

「だが、この最初の拷問からの回復が早くても、次の拷問が待ち構えている」と彼は綴った。「次の治療は放射線だ…毎日数分間、週に5回、約7週間に渡って、ある種のビームを吹き付けられるんだ。それが数週間後に始まる」。

MCA はまた、先週末に米ニュージャージー州で開催された「オール・ポインツ・ウェスト・フェスティヴァル」(APW)にて、自身へのトリビュートをしたアーティストたちにも感謝の意を述べた。ビースティ・ボーイズはMCAが手術を受けるために同フェスへの出演をキャンセルし、ラッパーのジェイ・Zが代打を務めていた。

「APWでジェイ・Zが披露した「No Sleep (Till Brooklyn)」のカバーと、コールドプレイの「Fight For Your Right (To Party)」のカバーをYouTubeで観た。最高だ」と彼は述べた。

「それに、カレン・O(ヤー・ヤー・ヤーズ)が"MCA元気になって"と書かれたアームバンドを着けていたことや、Q・ティップがシャウトアウトしたことも聞いた…とても優しいよな」。

MCAは最後に、初期の治療を乗り切る上で応援してくれたファンに感謝した。

「俺に前向きなメッセージを送ってくれたみんなに、ありがとうと言いたい」と彼は綴った。「すべての好意は、治療や回復が順調に進んでいる一因だと思っている…みんなに多大な愛をお返しするよ!」

※写真は発売が延期になったNEWアルバム「Hot Sauce Committee Part 1」

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