「お前が抱いてくれって、言うたんやろが！！！｣　

…あ、すいません。妄想遊びの途中でした。
今回、私どもの最高傑作である、セカンドアルバム「1暴2暴3暴4暴5暴6暴、東洋のテクノ。」が、無事に慰安カーティスの命日である、5月18日に発売されましたーーーぁぁぁあああ！！！　いやぁ、色んな方からお褒めの言葉をいただだききき、本当に感謝しておりまする。このアルバムを持って、各地を巡り巡って、LIVEバンドとしても2011年の下半期、大暴れしてやろうと思ってるねん。うくく。カレギュウ食べたい。

時は金なりと申しますが、人間誰にだって訪れるのが「老い」でございます。あなたや、身の周りの人でもあるでしょう、老けたな～とか、昔はもっと～とか。まぁ、僕から言わせれば、ふともも・おっぱい・オ○コやなぁと。(関西の言い方ネ♪)　ひとそれぞれ、好きなモンや考え方は違って当然。みんながみんな、大金持ちの芸人とかに育てられたワケやないしね。それなりに、苦労もしとる。そんな中で何をして生きていくか ???　これはそれぞれに与えられた人生の自由課題、夏休みの自由研究ってトコですな～。やるも自由、やらざるも自由。

「人間の一生なんて、どちらも正解であり、不正解である。」(ドイツの哲学者、キラークンニバルト)

これはココだけの話ですが、こないだ恐い夢をみましてね。真っ暗な闇の中にぽつんと１つだけ古い洋館のモノと思わしきDoorがある。「うわ～、気持ち悪いなぁ…」なんてビビッていると、中からドアノブを回す者があり、どうやら僕のほうから鍵がかかっているらしく、ガチャガチャ激しく、「アケロ、アケロ！」的な行動をとってくるのです。
僕は“これは、夢だ。”と、寝ながらでも理解できるタイプの人間なので、「しゃあない、恐すぎるけど、どうせドアが開いて俺が襲われてワァー！って感じで目が覚めて終わりやろ。」というあきらめに似た思いから、おもいきってDoorを開けてみました。

……。……。……。

中からは時折、風が吹くぐらいで、やはり真っ暗な向こうの世界からは、ナンラ反応が無く、「うわ～、逆にコワイわぁ」なんて思ったその時 !!!　一本の腕がニュウーっと !!!　飛び出してきました。僕は腰を抜かしそうになりましたが、若い男の子のモノと思わしきその腕には、なぜか恐怖よりも懐かしさをおぼえ、体が自然とその手に自分の手を差し出し、気がつけば、二人で握手していました。僕が手を握ると、その手はギュッと、にぎり返してきて、上下に何度も揺らし、まるで僕に、「ありがとう。」を言ってるかのようでした。
僕はなんだか安心しきってしまい、その彼との儚(はかな)く、短い、握手の時間を楽しみました。握手が終わると満足したようにその手はまた暗闇の中へ消え去り、Doorもふたたび閉じてゆきました。僕はもとあったように鍵をかけると、自然に優しく目が覚めました。

後日、J.M.にその不思議な夢の話をしたトコロ、「それ、塔山くんじゃない ?!! 」と言われ、ふと、すべて理解できました。そういえば、あの生気に満ち溢れた若い手は、16才で交通事故で逝ってしまった幼馴染みのアイツの手だったんじゃないか。
新しいアルバムや、今、試行錯誤しながらやってるLIVE活動に、アイツが、「大丈夫！ ありがとうな。 塔山忠臣よ、もっと。もっと行け。」って、天国からエールを送ってくれたみたい。俺は、今回のアルバムの評価で一番、うれしかった。

なので、まだこのアルバムを聴いてないヒトは、ガッツリ、爆音を浴びてみたほうがイイよ。だって、あの世が認めたアルバムやで。晴れて許可も下りたので、このオレ、“地獄から蘇った。”ほうの、塔山忠臣は、これからもっともっと、大暴れするので、ヨロシク★　おっぱ～い。

• 【第14回】2012年12月号掲載
• 【第13回】2012年10月号掲載
• 【第11回】2012年06月号掲載
• 【第10回】2012年04月号掲載
• 【第9回】2012年02月号掲載
• 【第8回】2011年12月号掲載
• 【第7回】2011年08月号掲載
• 【第6回】2011年06月号掲載
• 【第5回】2011年04月号掲載
• 【第4回】2011年02月号掲載
• 【第3回】2010年12月号掲載
• 【第2回】2010年10月号掲載
• 【第1回】2010年08月号掲載

0.8秒と衝撃。

［塔山忠臣（唄とソングライター）　J.M.(唄とモデル)］
ソングライティングを手がける塔山忠臣と、昼間はモデルという別の顔でも活躍するJ.M.によるユニット。“21 世紀のMorrissey＆Marr”を自称し、全てのトラック・メイキング、アレンジまでを2人でこなす。09年10月に、デビュー・アルバム『Zoo&LENNON』で注目を浴び、スペシャ列伝やSAKAE SP-RINGなど多数のイヴェントに参加。ますます加速していく音像と、独創的な世界観は今の音楽シーンにおいてどのアーティストとも比較できない存在感を放つ。

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