SPECIAL
HAPPY NEW YEAR!! 2017年が終わり、2018年が幕を開けました。みなさんにとって2017年はどんな年でしたか? そして、どんな音楽と出会いましたか? Skream!では編集部&ライターによる毎年恒例のベスト・ディスクTOP10と総括に加え、今回は9名がそれぞれ"これぞ2017年のトップだ!"と思うライヴ、アートワーク、ニューカマー、ミュージック・ビデオも選出。みなさんが様々な観点から2017年を振り返るきっかけになれば幸いです。2018年も素晴らしい音楽と出会えることを願い、良い1年を過ごしましょう!
石角 友香
BEST CHART 2017
-
-
今年も気になる海外アーティストがヒップホップなど単曲に集中していたので、国内アーティストでまとめました。2年連続でSuchmosを1位にしたのは、単純に高次元且つ横断的に、ロック、ファンク、ソウル、ヒップホップ、レゲエを結合するバンドの音楽的体力ゆえ。もはや知る人ぞ知るどころではなくなったテン年代後半のスタンダードだ。また"CHAI以前、CHAI以降"という認識が生まれるほど、あっけらかんとセンスとスキルを発揮した"新時代のオンナバンド"CHAIは、シーンを根こそぎ覆した感も。そして、寡作ではあるものの、それまでの自身の音楽構造を再構築する小山田圭吾の執念には、ライヴでも深い感銘を受けたし、堀込泰行の新世代とのコラボは世代を超えて共振する共演の可能性を見せた。1990年代生まれとその親世代が共通の音楽を楽しむ時代を実感することしきり。
チャートを見る >>
稲垣 遥
BEST CHART 2017
-
-
"洒落たものをアイコニック・ファッションに"という流行が音楽界にも。今年はそれをうまく取り入れたり、カウンター・パンチを食らわそうと反抗したりと、戦略的な動きが見られた気がします。そんななか、メジャー・デビューのタイミングで、これまで評価されてきた"ただの日常"を描く音楽と一線を画し、バンドが抱える不安や葛藤、そこに差し込む光のあるがままを作品にした――今を生きる彼らにしか作れないようなものを生み出したネバヤンに心底感銘を受けました。また同じくメジャー進出時、その事実自体をアルバム1枚通して笑いにした四星球。女性SSWの中でも女前さと芯の強さで突き抜けたカネコアヤノ。メロディ・メイカー&エンターテイナーとしての集大成を見せた清 竜人。そのほか、若手を食ってかかる勢いで賑やかした岡村靖幸にも笑顔と拍手。
チャートを見る >>
岡本 貴之
BEST CHART 2017
-
-
心情やメッセージをグループ一丸となって表現している音楽を中心に、インスト作品も併せて選びました。2017年に最も心を打たれたのがGLIM SPANKY『BIZARRE CARNIVAL』。時代と逆行した作品のようでいて、"どこにもない/縛られるものなどない/宗教や戦争も僕にはないのさ"(「吹き抜く風のように」)という一節にもあるように、いつ何が起こるかもしれぬ不安な現代を生きるために必要なアイデンティティを力強くサウンドと歌に込めた楽曲たち。それは決して無責任でわがままに生きることではなく、どんな時代や環境においても"個"であることこそが尊いことなんだと教えてくれるものでした。それこそが過去から現在に至るまでロックが歌ってきたことであり、そのアティテュードは今後も決して間違ってはいない。特に上位3枚はそんなメッセージに勇気づけられる素晴らしい作品でした。
チャートを見る >>
沖 さやこ
BEST CHART 2017
-
-
今年のベスト・ソングはGEZANの「Absolutely Imagination」。文化と時代は密接で、ロックの歴史の背景にはその時代と社会がある。けど音楽は文化である前に音楽で、社会や世の中に出る前に、いち個人の心の中から生まれるものなんじゃないかな~なんて思います。楽曲から制作者の心の中や人生を探ったうえで、その時代が顔を出すのが、自分にとっては一番理想的です。前述の楽曲はどこを切り取っても"GEZANが切り取る2017年"であると同時に、時代という概念をぶっ飛ばすパワーがある。名曲とはそういうものではないでしょうか。2017年の日本は、小さなライヴハウスを若者でぎゅうぎゅうにするバンドと、フェスでたくさんのお客さんを集めるバンドの方向性が異なるという印象。過渡期かもしれません。
チャートを見る >>
加藤 智裕
BEST CHART 2017
-
-
昨年に引き続き、個人的にグッときた若手を中心にピックアップ。1位に選んだindigo la Endは、趣旨とは少し違うかもしれませんが、アルバムはもちろんのこと、配信限定シングル『冬夜のマジック』含め抜群に素晴らしかったです。2017年はシーンと呼べるものは実感としてありませんでしたが、ircle、WOMCADOLE、SIX LOUNGE、climbgrowなど、ロックンロール・バンドの勢いを感じました。ニューカマーには、ライヴへ一番足を運んだであろうKAKASHIを選出。1月10日にリリースされる初の全国流通盤『ONE BY ONE』含めぜひ注目していただきたいです。ベストMVには、まさかのコラボに歓喜した冬の新たな名曲を。2018年もまだ見ぬ素晴らしいバンドに出会えることが楽しみです。
チャートを見る >>
秦 理絵
BEST CHART 2017
-
-
トップ10は"あいうえお順"。気がついたら、桑田さん以外は全部バンドでした。2017年は根本的に自分が何を好きで、何が嫌いかを精査する1年だったような気がします。キュウソの『にゅ~うぇいぶ』はインディーズ時代の彼らを彷彿とさせるやりたい放題ぶりが楽しくて、"やっぱり私こういう本気の遊びが好きだなぁ"と改めて思った1枚。音楽的な進化に貪欲でありながら肩の力が抜けたところもある、桑田さん、バニラズ、ペリカンのアルバムもそう。クリープハイプ「イト」の勝負曲に対するシュールなMV、ニューカマーのマカロニえんぴつ(『CHOSYOKU』もいい!)を含めて、実は重めのことをユーモラスに表現できる遊びの達人たちが大好きです。ベスト・ライヴは埼玉に伝説を残してくれたACIDMANの20周年を祝して。
チャートを見る >>
蜂須賀 ちなみ
BEST CHART 2017
-
-
①2016年における星野 源「恋」やRADWIMPS「前前前世」のような、お茶の間にも響くヒット曲が登場することもなく、"シーンのど真ん中"が見えづらかったこと。②リード曲のみ解禁/アルバムまるごとフル解禁/一切聴けない仕様にするなど、サブスクに対するアーティスト側の対応の差異が見えやすくなってきたこと。ベスト・ディスク選盤の際に影響した2017年の主なトピックはこのふたつ。みんなが歌えるヒット曲のない時代だからこそそれを逆手に取り、何ものにもとらわれず自分の好きなことを振り切って表現している人は魅力的に映ったし、1曲単位で聴かれることが容易になりつつある時代だからこそ、1枚単位のこだわりが感じられるものに惹かれがちな1年でした。なお、上位5枚の温度感がなんだか似ているのは単純に私の趣味の問題です。
チャートを見る >>
山口 智男
BEST CHART 2017
-
-
ベスト・ディスクは五十音順。洋楽/邦楽からほぼ半々ずつ選んだ。ベスト・アートワークは、STRAY CATSがロックの原体験である筆者にとってリーゼントはマストってことで。2017年は少なくない数の日本のミュージシャンが異口同音に"もっと自由に音楽を作りたい。もっと自由にライヴをやりたい"と言い始めたような気がする。日本のポピュラー・ミュージックを聴いていると、型にハマりすぎているんじゃないかと感じることがしばしばあるが、彼らがあらゆるしがらみから解き放たれ、さらに自由になれたら、そんな状況も少しは変わるかも。そんなことに期待しながら、2018年はどんな音楽に出会えるか楽しみにしている。あ、ベストMVのTHE DEVILS「Red Grave」は罰当たりな内容なので、良い子は絶対観ちゃダメダメ。
チャートを見る >>
吉羽 さおり
BEST CHART 2017
-
-
順位はなく、あいうえお順。ほかにもBRAND NEW『Science Fiction』、'68『Two Parts Viper』や、CLOUD NOTHINGS『Life Without Sound』、MEW『Visuals』、そしてSAMPHA『Process』も素晴らしく、SAMPHAはフジロックで観て甘美な歌声に痺れた。国内でも、向井太一『BLUE』、FRONTIER BACKYARD『THE GARDEN』、SHADOWS『illuminate』、teto『dystopia』、ENTH『HENT』など、それぞれ自分たちの音楽に振り切っていて良かった。ライヴのスキルとして、どんな場も沸騰させる力は魅力だけれど、CHAIのような"私はこれが好き"と全力で叫んで周りを巻き込むエネルギーとか、"NEOかわいいバンドって?"の疑問符を音楽で感嘆符に変える瞬間は得難い体験だ。今回選んだ作品やバンドにしても、キャッチーさとほんの少しの発明との妙味があり、心躍った。
チャートを見る >>
LIVE INFO
- 2025.10.25
-
フラワーカンパニーズ
秋山黄色
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
コレサワ
超☆社会的サンダル
eastern youth
打首獄門同好会 / ガガガSP / 片平里菜 / AMEFURASSHI ほか
chilldspot
TOKYOてふてふ
brainchild's
フレデリック
LACCO TOWER
YOASOBI
森 翼
Appare!
Rei
Age Factory
DeNeel
osage
優里
Lucky Kilimanjaro
KANA-BOON
ASH DA HERO
the paddles
シド
cinema staff
SUPER BEAVER
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
bokula.
橋本 薫(Helsinki Lambda Club)
toe
ザ・ダービーズ
山内総一郎
INORAN
藤巻亮太
Omoinotake
OASIS
- 2025.10.26
-
フラワーカンパニーズ
DOES
センチミリメンタル
THE BACK HORN
Lucky Kilimanjaro
東京スカパラダイスオーケストラ
崎山蒼志
PIGGS
KANA-BOON
eastern youth
渡會将士
森 翼
超能力戦士ドリアン
優里
bokula.
モーモールルギャバン×ザ・シスターズハイ
オレンジスパイニクラブ
Appare!
ポルカドットスティングレイ
Age Factory
古墳シスターズ
Cody・Lee(李)
DeNeel
Mrs. GREEN APPLE
osage
阿部真央
moon drop
jizue
DYGL
INORAN
OASIS
ACIDMAN
9mm Parabellum Bullet
I Don't Like Mondays.
- 2025.10.27
-
YOASOBI
錯乱前戦
Damiano David(MÅNESKIN)
- 2025.10.28
-
終活クラブ
SIX LOUNGE
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
吉澤嘉代子
藤巻亮太
超能力戦士ドリアン
サニーデイ・サービス × NOT WONK
リュックと添い寝ごはん
- 2025.10.29
-
吉澤嘉代子
Damiano David(MÅNESKIN)
amazarashi
キュウソネコカミ
moon drop
怒髪天
- 2025.10.30
-
超☆社会的サンダル
LONGMAN
YOASOBI
凛として時雨
夜の本気ダンス
キュウソネコカミ
SIX LOUNGE
打首獄門同好会
Nikoん × Apes
挫・人間
- 2025.10.31
-
すなお
ExWHYZ
吉澤嘉代子
東京スカパラダイスオーケストラ
LONGMAN
YOASOBI
ガガガSP
フリージアン
FINLANDS
Newspeak
夜の本気ダンス
go!go!vanillas
超能力戦士ドリアン
インナージャーニー
岸田教団&THE明星ロケッツ
ポップしなないで
RAY
アイナ・ジ・エンド
- 2025.11.01
-
東京スカパラダイスオーケストラ
怒髪天
PIGGS
超☆社会的サンダル
ポルカドットスティングレイ
MONOEYES
シド
LACCO TOWER
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
LiSA
Omoinotake
"ボロフェスタ2025"
ドミコ
TOKYOてふてふ
Dannie May
SIX LOUNGE
hockrockb
go!go!vanillas
osage
RADWIMPS
The Biscats
brainchild's
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
chilldspot
moon drop
インナージャーニー
KANA-BOON
AFTER SQUALL
松永天馬(アーバンギャルド)
NANIMONO
愛美
CYNHN
DeNeel
kobore
the cabs
離婚伝説
[Alexandros] / WANIMA / UNISON SQUARE GARDEN / くるり ほか
- 2025.11.02
-
osage
OKAMOTO'S
PIGGS
HEP BURN
秋山黄色
吉澤嘉代子
MONOEYES
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
離婚伝説
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
"ボロフェスタ2025"
KING BROTHERS
wacci
Laura day romance
PIXIES
Devil ANTHEM.
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
Dannie May
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
キタニタツヤ
moon drop
KANA-BOON
AIRFLIP
ハンブレッダーズ×秀吉×囲碁将棋
羊文学 / sumika / クリープハイプ / マルシィ ほか
私立恵比寿中学
The Biscats
WtB
:[Alexandros] / 10-FEET / go!go!vanillas / マカロニえんぴつ ほか
bokula.
- 2025.11.03
-
irienchy × no more
NANIMONO
秋山黄色
フレデリック
怒髪天
OKAMOTO'S
東京スカパラダイスオーケストラ
Devil ANTHEM.
ポルカドットスティングレイ
セックスマシーン!!
キタニタツヤ
シド
LiSA
"ボロフェスタ2025"
yama
キュウソネコカミ
愛美
brainchild's
藤巻亮太
AIRFLIP
私立恵比寿中学
Bye-Bye-Handの方程式
moon drop
SCOOBIE DO
the telephones
フラワーカンパニーズ
清 竜人25
THE BACK HORN
凛として時雨
Age Factory
hockrockb
LACCO TOWER
阿部真央
- 2025.11.06
-
RADWIMPS
古墳シスターズ
ねぐせ。
超能力戦士ドリアン
吉澤嘉代子
TENDOUJI
東京スカパラダイスオーケストラ
THE SPELLBOUND
LEGO BIG MORL
LONGMAN
キュウソネコカミ
フィロソフィーのダンス
夜の本気ダンス
GLIM SPANKY / 神はサイコロを振らない / レトロリロン
礼賛
ブランデー戦記
- 2025.11.07
-
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
Rei
SIX LOUNGE
古墳シスターズ
あたらよ
Chimothy→
NANIMONO
超能力戦士ドリアン
崎山蒼志
ザ・シスターズハイ
MONOEYES
インナージャーニー
PompadollS
LEGO BIG MORL
androp
reGretGirl
終活クラブ
フレデリック
DOES
brainchild's
LUCKY TAPES
大橋ちっぽけ
BLUE ENCOUNT
- 2025.11.08
-
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
ねぐせ。
FINLANDS
フラワーカンパニーズ
NANIMONO
Rei
SCOOBIE DO
打首獄門同好会
離婚伝説
PIGGS
終活クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
moon drop
キュウソネコカミ
eastern youth
wacci
Cody・Lee(李)
フレデリック
osage
怒髪天
優里
ASH DA HERO
irienchy × no more
パスピエ
MONO NO AWARE / ウルフルズ / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほか
向井秀徳 / the band apart / ラブリーサマーちゃん / サニーデイ・サービス / 石野卓球 ほか
ザ・シスターズハイ
藤巻亮太 / SHE'S / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 寺中友将(KEYTALK) / CENT ほか
ビレッジマンズストア
- 2025.11.09
-
コレサワ
Mrs. GREEN APPLE
Laura day romance
ねぐせ。
NANIMONO
SUPER BEAVER
フラワーカンパニーズ
あたらよ
ズーカラデル
osage
FINLANDS
SCOOBIE DO
MONOEYES
Devil ANTHEM.
崎山蒼志
打首獄門同好会
キタニタツヤ
リュックと添い寝ごはん
LUCY
水平線
KANA-BOON
ラックライフ
暴動クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
chilldspot
インナージャーニー
ドミコ
森 翼
PompadollS
Appare!
キュウソネコカミ
eastern youth
Cody・Lee(李)
BLUE ENCOUNT
優里
岸田教団&THE明星ロケッツ
Rhythmic Toy World / BIGMAMA / LACCO TOWER / kobore ほか
ASIAN KUNG-FU GENERATION / SHISHAMO / 水曜日のカンパネラ / TENDRE ほか
シド
"四星球放送局FESTIVAL"
Dannie May
a flood of circle
センチミリメンタル
怒髪天
RELEASE INFO
- 2025.10.25
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
- 2025.11.07
- 2025.11.09
- 2025.11.10
- 2025.11.11
- 2025.11.12
- 2025.11.14
- 2025.11.17
- 2025.11.18
- 2025.11.19
- 2025.11.21







