SPECIAL

天野 史彬
BEST ALBUM
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No.1
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“本質”という言葉について考えていたら、大森靖子がインタビューでまさに“本質”って言っていて驚いた。なので、今年のテーマは“本質”。普遍的なもの。1位に関しては、思い入れが強すぎてあえて外そうとも考えたのですが、結局、これ以外に1位がしっくり来るものはなかったです。2位は、ライヴや活動全般含めての評価。3位、とても大切なバンドと出会いました。クリエイターのエリザベス宮地さんは、今年が特にすごかったわけじゃなく、いつもすごいんだけど、とにかく1度"彼はすごい!って言いたかったので。いやー、しかし、いい加減、こういう個人の年間チャートとかを見るのも飽きてきました。もっと大きなうねりが見たい。別に夢物語を期待してるわけじゃないけど、でも、大切なものってあるでしょって話。僕とあなたにとっていい1年になりますように。
BEST ART WORK
BEST LIVE
土井玄臣/yukaD (2014.6.14 @公園通り クラシックス)
BEST NEWCOMER
恋する円盤
BEST CREATER
エリザベス宮地
映像作家。SEBASTIAN X「スーダラ節」、シャムキャッツ「AFTER HOURS」のMVなど。
石角 友香
BEST CHART 2014
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着実に作品を重ねてきたバンド/アーティストが、さらに一皮むけた新譜をリリースしてくれた印象が強かった2014年。もはや通称“変な曲”が褒め言葉になった「Liberty&Gravity」を含む、くるりが『THE PIER』で、日本人にしか描き得ない旅情や新たなシンフォニックな表現を行い、ゲスの極み乙女。が、より楽曲の強度で勝負するバンドにシフトしたりと、地上波の番組に登場するようなバンドが今の時代のポピュラリティを築いたのが素直に嬉しい。そして頻繁に聴かないものの常に心の奥にあるような作品で復活を遂げてくれたsyrup16gの『Hurt』があらかじめ持っていた普遍性に驚いたし、坂本慎太郎とOGRE YOU ASSHOLEの両作に怒りを動機にした楽曲が多いことも納得。ライヴが素晴らしかったROTH BART BARONも精神的には同様の系譜だろう。変化への胎動がそこここで感じられた1年。
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岡本 貴之
BEST CHART 2014
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アルバム・タイトル、CD帯の“生きてるからさ、恥ずかしいこと ばっかだよ”というキャッチといい、聴く前から心を掴まれたハンバート ハンバート『むかしぼくはみじめだった』は心の奥底までゆっくり柔らかく沁み込む感動作だった。“みんなに”じゃなくて“自分だけに”歌ってくれていると思える歌はそうそうない。まさにソウル・ミュージック。下半期にロック・ミュージシャンの訃報が相次いだこともありPINK FLOYDのラスト・アルバムとして発表された『The Endless River』(邦題:永遠[TOWA])はより深い味わいを感じる作品だった。この数年アイドルやアニソン、女性アーティストの時代が続いているが、2015年はギラギラした本物の音楽バカに活躍してほしい!頑張れ、男のロック・バンド!!
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沖 さやこ
BEST CHART 2014
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今年はフル・アルバムから選出。ICEAGE最高でした。ポスト・パンクの中でも不気味さが際立つ、このスリリングさときたら! 最初は取っ付きにくいかもしれないですが、じわじわ浸食される感覚が心地よい。きっとこれは麻薬みたいなものです。THE KOOKSは捨て曲なし。もっとオーバーグラウンドでいいバンドだと思います。今年はcinema staffにたくさんの感動と笑顔をもらいました。個人的には2014年のベスト・アーティスト。そしてそれ以外の日本勢は敢えてメジャー・デビュー勢or若手の作品を多めに選びました。彼らに共通しているのは、自分たちでしかできない音楽でもって、多くの人々を巻き込むために戦っていることです。それゆえに悩むこと、壁にぶつかることもあると思います。でもだからこそパワーをつけて、もっともっと大きいところに行けるはず。私は彼らの心意気を支持します。
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奥村 小雪
BEST CHART 2014
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“良いもの10作品”じゃとても選びきれないので、個性を感じたものをピックアップさせていただいた。KASABIANもランキングに入れたかったのだが、それ以上にジャケットが目を引くのでベスト・アートワークに選出することに。ライヴはダントツでアルカラのZepp Tokyoワンマンが素晴らしかった。(本号で)ライターの天野さんが素敵なレポを書いてらっしゃるので詳細は割愛するが、格好良すぎて涙が出たのは久しぶりだった。ニューカマーにはTHE DRUMSの来日公演でOAを務めたYkiki beatを選出。最近、HAPPYやThe fin.、mol-74、Earls Court、taffyなど、洋楽からの影響を強く感じるバンドが勢いを増しているように思う。洋楽と邦楽の間にある“壁”をなくしてくれるのは、彼らかもしれない。
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齋藤 日穂
BEST CHART 2014
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2014年1月、銀杏BOYZの9年ぶりのニュー・アルバム『光のなかに立っていてね』が出たとき私は北関東の傾きかけたレコード・ショップで働いていた。遠い昔のようなのに、まだ全部今年の話だなんて。天才バンドとしての「君が誰かの彼女になりくさっても」に泣かされ、ドレスコーズの日比谷で行われた夏の祭典に打ち抜かれ、9月にリリースされたきのこ帝国の「東京」が人一倍身に染みてしまった1年だったなあ。初めてのひとり暮らしを体験してみて気づいたのは人との繋がりの大切さ。少しずつ大切な人に出会って、ここにいる意味や理由をそこに見出してきたような気がする。音楽を作るのも、音楽を聴くのも、結局は人。見えない電波や、無機質な紙の上に書かれた文字の向こうに人の体温があることを信じて、また1年過ごしていきます。
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山口 智男
BEST CHART 2014
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ロックンロール/ガレージ・ロックを今の時代にふさわしいやりかたで奏でているというテーマで選んだ10枚(リリース順)。この中に全米1位が2枚、全英1位が1枚あることや日本の若いバンドがこれだけ注目に値するアルバムをリリースしたことを思えば、確かに14年はロックンロール/ガレージ・ロックがきていたと言えるのでは。15年はこの中からROYAL BLOOD、Benjamin Booker、THE BLACK KEYSが来日。それをきっかけに日本におけるロックンロール/ガレージ・ロック熱がさらに盛り上がることに期待している。他にもBLACK LIPS、REIGNING SOUND、LEE BAINS III & THE GLORY FIRES、Olivia Jean、アップル斎藤と愉快なヘラクレスたちなど、たくさんのロックンロール/ガレージ作品があったことを最後につけ加えておきたい。
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山元 翔一
BEST CHART 2014
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今年は大好きなアーティストが活動を再開したり、久しぶりに作品をリリースしたりと素晴らしい1年でした。中でもsyrup16gの再結成や小沢健二の“笑っていいとも!”出演などには心を踊らされました。今回の年間チャートで1位に選んだ、LOSTAGEの『Guitar』収録の「Flowers / 路傍の花」には“覚えてる 覚えてるよ 闘うヤツの口癖を”という歌詞があるのですが、この歌詞には胸の真ん中を撃ち抜かれました。それ以外の作品も、そういった僕の偏った愛情と思い入れがあるものばかりです。全体として一定の共通項があるとすれば、“人間味”でしょうか、僕は人間臭い作品がどうしても好きなようです。どれもこの記事を見てくださったかたが聴いてくれたらなという気持ちで選んでいますので、気になった作品をチェックしてもらえると本望です。
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吉羽 さおり
BEST CHART 2014
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10thアルバム『有と無』で、一貫して描いてきた壮大な生命や自然の摂理をダイナミックに、そして叙情的なサウンド・スケープで表現したACIDMAN。彼らを筆頭にして、己の形を模索、探索しながら突き進んでいる作品を選んだけれども、他にもストレイテナーやTHE BACK HORN、そして藍坊主、ベスト・ライヴで挙げたandropも彼らでしか鳴らせない、良質なアルバムを作り上げていた。Steve Albini率いるSHELLACは前作から7年ぶり。3ピースでここまで面白いサウンドができるんだという形を見せてくれた。そして今回はAlbiniプロデュース作ではなかったけれど、その遺伝子を感じるCLOUD NOTHINGSもいい。アートワークは、とてつもなくキャッチーなのになぜだか見てるこっちを不安にさせるFKA TWIGS!音も然りでインパクト抜群だった。
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